11月6日 営業担当者の雑記

机の前に掛けているカレンダー。これはある食品メーカーがその美術館に所蔵している作品の中から今年は「自然との共生」をテーマにして日本美術の粋を12ヶ月にしたものです。今月は鍋島藩窯の「色絵龍田川文皿」になっています。鮮やかな紅葉とまだ色が付いていない葉が急流に浮き沈みしている。波は染付で太く大胆な文様。緑、赤、黄の紅葉が渦巻く流れに翻弄されている様は何とも素晴らしいものです。秋の気配が忍び寄る静かさと激流の対比は華やかではあるが業平の詠う「からくれない」より、決して媚びない凛とした景色となっており焼き物などの骨董価値にはとんと門外漢な私にもその迫力は伝わってきます。嘗て鍋島藩が伊万里の一角大川内山に直営の窯を持ちその技術を究極にまで高め贅を尽くした焼き物が、廃藩置県で途絶えてしまったのだが伊万里焼今泉今衛門家の努力で当時門外不出だった技術が復興、継承され現在に伝わっているだとか。一度途絶えるとその技術の復活は非常に難しいと聞くがよくぞの仕事と先人の偉大さに感謝です。

11月5日 営業担当者の雑記

私達の会社は武蔵野線(北総鉄道)東松戸駅から歩いて25分くらい新京成みのり台から22,3分の所にあります。東松戸駅は最近宅地開発が進んできていますがそれでもまだまだ畑が結構あります。今日このあたりを車で通ったのですが小松菜、ネギ、大根などこれからが美味しくなる野菜が沢山植わっていました。最近は畑をあまり見なくなったので当初は少し驚きましたが何となく懐かしい感じがします。ねぎと言えば矢切が有名ですが私は最初にこの話を聞いた時びっくりしました。何しろ歌で全国区になったこの矢切は江戸川をはさんんで柴又のお隣。東京から1KMも離れていない所が農産物で名が通っているのですから。立地としては確かに江戸の台所として大いに貢献したのでしょうがあまり大都会に近いと意外に開発されないのでしょうか?。今夜はネギの入った鍋なんかいいな。

11月4日 営業担当者の雑記

昨日3日は松戸市で開催された第16回江戸川カッパ市にお手伝いに行きました。前日の寒いほどの雨模様の天気がウソみたいに晴れ上がり絶好のイベント日和になりました。各地のB級グルメ、松戸特産農産物の即売、メインステージでは朝から盛りだくさんのメニューで見物客も途切れなく一杯でした。路上ライブで腕を磨いているのを見つけてきた三線演奏、平均年齢50歳過ぎという柏ダンサーズがとても素人受けをするダンスを披露すると次はフラダンス。これはよくあるシニアの趣味の会とは違い本格的に練習している子供、お嬢さん方で見せ場たっぷり。その後は本格的に練習している子供たちのヒップホップ。リズム感がどうにもついていけないほど素晴らしい。閉店間際には松戸が誇るサンバチームが例の派手な衣装で小刻みに足、尻を震わせ太鼓、笛に合わせ踊りまくる頃には最高潮になりました。ほとんどがボランティアで運営されており8000人位の人たちが集まったようで終日大にぎわいでした。

11月2日 営業担当者の雑記

ラグビーW杯イングランド大会はニュージーランドが34対17でオーストラリアを破り史上初の連覇で幕を閉じた。日本時間では1日の真夜中という事で録画しておき朝起きると同時に観ましたが素晴らしかった。ラグビーの醍醐味が一杯詰まった試合でスクラムでの駆け引き密集でのボールの奪い合い、自由自在なパス、華麗なバックスの走り、確実なキックなどなどで一瞬たりとも目が離せない息詰まるような展開でした。大男たちがまなじりを決して敵の突進を止めボールを奪い全員が一丸となってゴールに突進する。敵はそれを阻むべく闘志をむき出しにする。それでいて下劣な反則はせず審判のジャッジには冷静に従う。一回過失のような退場があったが潔く出て行った選手の姿はとても清々しかった。世界最高峰の試合を堪能しました。日本は今一歩のところで予選通過は出来ませんでしたが、彼らの健闘でラグビーが大いに盛り上がりました。更に目標を高く持って練習しその人気が今まで何回もあった一過性のものでなく継続的なものになればいいなと思います。

10月29日 営業担当者の雑記

今日耳鼻咽喉科に行ってきました。実は私この7,8年くらい前からどうも鼻のアレルギーにかかっており夏の間はいいのですが今頃から春過ぎまで鼻の中が固まり詰まってしまいます。花粉症なのですね。もうそんな時期になったのだなあと鼻の方が体より先に季節を教えてくれました。花粉症はある一定量の花粉が体に入ってくるとそれを押し出そうとして涙が出たり鼻が出たりあるいは詰まったりといろんな抵抗を試みるのが原因のようです。私は小さいころからハゼの木などにも被れないし各種アレルギーもないしと思っていたのですが、時々理由もなく大きなくしゃみをしていました。今から考えると多分これがアレルギー性鼻炎だったのですね。ということで医者にいつもの薬を大量に処方して貰いました。但しこれで鼻のムズムズが完全に収まるわけではないので半年間のお付き合いということになります。

10月29日 営業担当者の雑記

先日来話題になっている横浜市のマンションが傾いている問題が発覚した旭化成建材の対応がどうも腑に落ちません。問題が発覚した最初の頃から社長が「個人が故意でやったものだとか」「特定の担当者以外には問題はない」とかいっていることです。特定の担当者が関った物件だけを調べて関係先に連絡しているようですが何故その特定の担当者だけに限定するのでしょうか。もしかしたら他にもあるのではないかと考えるのが普通だと思うのですが。業界関係者によると納期に迫られてデータを改攅したり正規の方法をとらないまま作業を進めたりすることはあり得ることだともいわれています。「特定の担当者」とすると該当物件は少なくなるので会社にとっては都合がいいのでしょうが実はこれ以外にもありましたという方がよほど旭化成建材の信用をなくすでしょぅに。多分旭化成建材はもっと沢山の事実を把握しているのでしょうが。個人に責任をおっかぶせて逃げられるとでも思っているのでしょうかこの会社、社長さん。私にはこの会社の体質が根本的な問題ではないかと思えるのですが。

10月28日 営業担当者の雑記

今日は小春日和というには一ヶ月ほど早いようですが、このところ結構冷え込んでいたので昼間の暖かさに誘われ昼食はお弁当を買って八柱霊園で食べました。暖かい時期はシニア、子供連れなど結構昼時は賑わっているのですが今日は比較的同類は少ないようでした。広い公園内は所々に木陰がありその下に車を止め、ベンチでピクニック気分を楽しんだのですが、肌に心地いい風と暖かい陽の光に椅子にひっくり返って昼寝をしている人もいました。園内の広葉樹は大分紅葉しているのもあります。エゴノキ、カツラ辺りの木なのでしょうかどちらかというと黄色が勝っています。今月最終週の営業も終わり気分的にもほっとしている中食後のだるい気分のまましばらくぼーとしていました。ゆったりした時間が流れました。

10月27日 営業担当者の雑記

先日放火して自分の子供を焼死させた罪で無期懲役刑を科せられた方が再審開始等を認めた大阪高裁の決定を受けて20年ぶりに釈放されたというニュースがありました。これは自分の身になって考えるととんでもないことです。可愛いわが子を保険金目当てで殺したという汚名を着せられ家族がバラバラになり残された子供の人生を真っ暗にしてしまった。残された子供は両親が居なくなったうえに「人殺しの子供」といわれのない差別を受け続け人生の進路も制限されそれでも今29歳の長男は釈放された母親に「お帰り」と声をかけ抱き合い、母親も「良かった本当に良かった」と応じたと言う。更に母親は亡くなった女児を思い「青空のどこかからママよかったねって言っている声が聞こえる」と声を震わせたと。20年は長すぎる。今回の釈放に携わった弁護士たちの執念の立証が再審への道を開き釈放を実現したと報道されています。無実の人を精神的に追い詰めウソの自白をさせ罪をかぶせた警察、検察の責は重い。

10月26日 営業担当者の雑記

気象庁は24日土曜日の夜12時少し前に東京地方で木枯らし1号が吹いたと発表しました。当日は上野にコンサートを聞きに行っていましたが確かに帰る頃は結構冷え込んでいました。木枯らし一号とはこの時期に西高東低の冬型季節配置により初めて吹く強い北風のことで秒速8m以上と決まっているようです。漢字で書くと「凩」ということで木々の葉を吹き飛ばしてしまうほどの強い風とでもいうのでしょうか。昔からいろんな人が木枯らしを詠んだり吟じています。「海に出て木枯帰るところなし:山口誓子」はよく知られた句ですが私は「木がらしや目刺しに残る海の色:芥川龍之介」などは奇抜な発想でおもしろいと思います。木枯らしが吹き、天日に干されすっかり色が変わってしまった魚の僅かに残る海の色に冬到来を感じたのですね。やはり優れた作家は季節感覚が常人とは違うのだなと感心しました。

10月23日 営業担当者の雑記

会社の近所に国分川が流れています。小さな川ですが自然堤防がまだ残っていますのでいろんな野鳥がいることは時々書いていますが、この川岸には季節の花が植えられています。春はまばらですが桜も咲きます。この時期は葉が散りコスモスが咲き最近では珍しいセイタカアワダチソウとすすきが群生しています。川といっても葦なのでしょうか水面を覆い尽くしており僅かに流れが見える程度です。まわりには貸畑地でにわかお百姓さんが作業をしています。夕方このあたりを通るとムクドリなのでしょうか固まりなって一斉に輪を書きながら飛びまわっています。もう少し寒くなると西の方向に富士山が見え夕日と競演します。何となく好きな場所です。