7月3日 営業担当者のブログ

今日の日経文化欄に「長崎料理国際色が隠し味」とのリードで卓袱料理などが紹介されていましたがその中に「ちゃんぽん」のことが少し出ていました。明治期に長崎に来た中国料理人が考案されたと伝えられている由。私にとっては白濁の豚骨スープに少し黄色がかった固めの麺と蒲鉾ともやしキャベツなどの野菜が入った極普通の食べ物で全国共通のものだと思っていました。ところが千葉に引っ越してきて近所の中華屋さんで「ちゃんぽん」を頼んで出てきたのは何と醤油ベースのスープに柔らかい麺、野菜は入っているがその上に餡が掛かっていると言う何とも信じられない一品でした。女房と「???」口あんぐり。驚きました。それから数十年長崎発の「ちゃんぽん」専門店が出てきたりして普及してきましたが時々麺が硬いとクレームを付けている人を見るとこれが本当の味なのに思ったりします。

7月2日 営業担当者の雑記

梅雨最中とでもいうのでしょうか、このところ毎日雨続きで気温もあまり上がりません。「だんだんにけぶりて梅雨のきとなれり:石田勝彦」会社の近所には広い屋敷森がある家が数軒あり空き地もそこここに見えます。ついこの間まで道路に覆いかぶさるように生い茂っていた木をすっかり切ったお屋敷の森はいつのまにかずっとこの状態だったかのようです。空き地に生え放題に伸びている雑草もある程度までになるとすっかり周りの景色に溶け込んでいます。丁度雨上がりの今日昼下がり、森も空き地もしっとりと濡れ遠くは少し煙っているように見えます。いつのまにかみんなあるべきところに収まっているような何の変化もない景色。これまで日毎に伸びていた草々、たっぷりと水を吸った植物たちは今夏の暑さに耐えるべく小休憩なのでしょうか妙に静かです。心が落ち着く一瞬、こんな梅雨も悪くはありません。

7月1日 営業担当者の雑記

昨日東海道新幹線の中で焼身自殺をしたとんでもない男がいましたが、何をトチ狂ったのか巻き添えにあった人、JR東海はえらい迷惑ですね。さて早いもので今日は7月1日。いよいよ全国各地で夏祭りが始まります。博多祇園山笠は今日市内14か所で飾り山笠が公開され15日早朝の追い山のフィナーレまで博多っこは「のぼせあがる」のでしょう。また小倉の祇園太鼓も始まりました。二人の打ち手が踊りながら太鼓の両面を叩き威勢のいい鉦で拍子を取りながら「やっさやれやれ」という掛け声を聞くともうたまらない子供時代でした。「祇園風に吹かれると夏患いせぬ」といいます。映画「無法松の一生」で有名になりましたが太鼓の打ち方はまるで違います。さらにさらに京都祇園祭、仙台七夕から始まる東北各地のお祭り。まだまだ見たことのないお祭りが一杯あります。災厄除去の祈りが成就しますように。

6月30日 営業担当者の雑記

ギリシャの首相が30日に支払い期限を迎える国際通貨基金(IMF)からの借金約2000億円について期限までに返済できないとの認識を示したと報じられテレビでも大騒動しています。その所為で絶好調だった日本の株式市場も全面安になり尚先行き不透明だとのことです。7月5日に債権団側からの金融支援の条件として求められている財政再建策についての国民投票の結果次第ではIMFが債務不履行(デフォルト)を宣言する可能性もあるとのこと。日本でも地方自治体が破産した例がありそこの住民サービスが著しく低下したことがありましたが国の場合はどうなるのでしょうか。銀行からの引き出しも制限されたようですし国民の暮らしがどうなっていくのか。あの「ギリシャ」のイメージはすっかり落ちてしまいました。2000億円が新国立競技場の建設費用に近いというのは皮肉過ぎか!

6月29日 営業担当者の雑記

サッカー女子W杯準々決勝で「なでしこジャパン」はオーストラリアを1対0で下し2大会連続の準決勝進出決定。今大会は1点差の試合ばかりで得点者も日替わりと見ている方はハラハラどきどきですが、選手たちは「酷暑のなか粘り、体力勝負になれば日本が強いと思っていた」と確信していたとのこと。この調子で最後まで行ってしまうのかなと思わせる地味で泥臭い強さを感じます。ところでこの名前「なでしこ」の花は日本自生のものもありとても強く育てるのにそんなに手間暇かけないでいいようです。やや乾燥を好むので水やりをし過ぎないように気をつければ、直径7,8cm位でしょうか5弁の花びらの縁がギザギザになったちょっと見カーネーションのような可愛らしい花(我が家のはピンク)を毎年咲かせてくれます。何かいかにもいまのサッカーチームにぴったりの名前ですね。

6月26日 営業担当者の雑記

私は毎日車に乗って営業にいきます。数日前左右のサイドミラーに蜘蛛の巣が張っているのを見つけました。車に乗り込む時に何となく糸っぽいものが顔に触るのは感じていたのですがまさか蜘蛛の巣とは。蜘蛛の巣は普段あまり使ってないものとか手入れの悪い場所に張るようなイメージがあり「蜘蛛の巣が張ったような、、、」などとあまりいい比喩には使われませんが、私の場合いくらよれよれとはいえいつも使っている車です。サイドミラーから外天井、窓ガラスにかけてそれは見事な造形です。運転するのに大きな差しさわりがあるわけではないのですが気が付くたびにその巣を取り払っています。しかし敵もさる者翌日になったらまたしっかり張りついています。蜘蛛君そのものは見えませんが彼(彼女)の折角の労作を大人げなく意地になって壊しています。

6月25日 営業担当者の雑記

会社のすぐそばに国分川という小さな川があります。いつもはほとんど水が流れていない川ですが岸をコンクリートで固めていず水草が生え放題で野鳥の格好の巣になっています。丁度一年前のこの時期雨が降る中小学一年の男の子が春木川にかかる橋の欄干から雨で増水した川に転落し3日後下流の国分川高杯橋の下で発見されました。今日この橋を車で通ったのですが発見現場には水と花が供えられていました。橋の入口には薄いピンクのタチアオイが7,8本咲いています。梅雨入りの頃に咲き始め梅雨明けと共に花期が終わることから「ツユアオイ」の別名があるそうですが、この花が咲くころになると亡くなった子供の事が思い出されるのでしょう。忘れようとしてもそうできない親ごころが身にしみます。人の子ながらせめて花の時期だけでも供養してさし上げようと手を合わせて通り過ぎました。

6月24日 営業担当者の雑記

22日米ハリウッドの商工会議所が2016年にハリウッドの殿堂入りをする人物に三船敏郎さんらが選ばれたと発表した。殿堂入りするとハリウッドの目抜き通りに名前入りの星型プレートを埋め込むことが出来るとのことです。このプレートが埋められた歩道「ウォーク・オブ・フェイム」は手形で有名なチャイニーズシアターとともにハリウッド観光には欠かせない場所ですね。それにしても三船敏郎は格好よかったな。ニューフェイスに応募した時「性格に穏健さを欠く」との理由で不合格になったというエピソード。ギラギラした目は決して折れないふてぶてしさ反骨心が滲み出ており強烈な個性を持った俳優として大好きでした。数多い作品の中でも最初の頃の「野良犬」「羅生門」「七人の侍」などは何回も見たし特に「椿三十郎」の最後の決闘シーンで血が噴き出す場面は衝撃的でした。

6月23日 営業担当者の雑記

昨日は夏至でしたが冬至にかぼちゃを食べたりゆず湯を使ったりというような行事はないように思います。ところで近所のお友達(勝手にそう呼んでいますが彼は私の事を多分変なおじさんだと思っている筈)トモキ君の門限は夕方5時です。今までは5時までに家に帰らないといけなかったのがこれからは帰る準備をする時間と少しだけ遊べる時間が増えるのです。それにしても厳しいな。まだ外は明るく最近では7時くらいまで遊べそうなのですが。彼は私が車で通りかかると大仰に避けます。手を振ると恥ずかしそうに小さく応えます。今年小学1年生になった彼の行動半径は随分広がったので中々5時帰宅の約束は守れません。「だって音が聞こえなかったんだもん」とお母さん(実はバアチャン)にいい訳をしている声が聞こえます。少し太り気味のトモキ君ですが大きくなるにつれあいさつも遠のくのかな。

6月22日 営業担当者の雑記

先日千葉公園に「大賀ハス」を見に行きました。朝早くに開花し9時くらいには花を閉じるとのことなので5時半起きで行ってきました。今年は開いている花の数がいつもより少なめでした。花の寿命は4日間ですが全開していましたので2日目辺りかもしれません。一枚の花弁が大きくとても薄いのでピンクの花びら越しに隣りの花の影が映っています。花の色は派手なのに何とも言えず上品でめしべの黄色との対比が際立っており、極わずかなその香りは甘く、大きな葉の間からすくっと伸びた茎に鎮座しているその姿は高貴な感すらします。御存じ千葉市検見川で発見された2000年前の種を大賀博士が開花させたものでその子孫は全世界に広がっているとの事です。ハスというと何となく仏教絡みのイメージですが仏教伝来以前から自生していたものなのですね。弥生の人たちもこの花を愛でていたのでしょうか。