12月11日 営業担当者の雑記

先日来年中に世界のブラウン管テレビの製造が中止されると報じられていました。現在日本のシャープがフィリピンで、他インドの地場会社2社が生産しているだけで、これらが来年には終わってしまうと言う事のようです。今は薄い液晶テレビでこれが当たり前のようになっていますが一昔前はブラウン管全盛の時代でした。1940年代後半からアメリカで作られ始めたとの事ですが、私の記憶ではそれから10年後くらいに一部のお金持ちの家にテレビが据え付けられ子供たちは塀によじ登り一列に並んで開け放された窓から見ていました。そのうち電気機器に詳しい近所のおじさんがテレビを組み立てましたので毎週金曜日8時になるとおやじとプロレスを見に行っていました。流血をみておばあさんが亡くなったといった事件もありました。思えば私は物心ついたころからブラウン管テレビのお世話になっていました。その生産中止にあたりここに謹んでお悔やみ申し上げます。

12月10日 営業担当者の雑記

昨日今年のノーベル平和賞を受賞するパキスタンのマララ・ユスフザイさんとインドの人権活動家カイラシュ・サトヤルティの記者会見があった。カララさんは「私達が求めているのは特別なものではない。本とペンだけだ」とし世界のすべての子供が教育を受けられるよう改めて訴えた。彼女の人となりはよく知られているのだが未だ17歳ということに驚く。11歳のころから「パキスタンのタリバン運動」が支配する学校の惨状を伝えてきておりその信念の強さ、前向きな姿勢、行動力に今さらながら驚嘆します。「教育の権利のために世界の子供たちに自ら立ち上がるように伝えにきた。立ち上がれば変化は起こせる」と結んだ。彼女の前途にはこれからも様々な困難が待ち受けているのだろうが、世界中の劣悪な環境下にいる子供達が少しでも人間的な生活が出来るようにメッセージを伝え続ける彼女にエールを送りまた自分に出来ることが何なのか考えたいと思います。

12月9日 営業担当者の雑記

昨日の帰りがけお月さんがとても大きくはっきりしてきれいだなと思っていたのですが、今朝出勤途中そのお月さんが西の空まだかなり高い位置に、東の空には真っ赤なお陽さまが屋根越しに見えました。お月さんは満月から三日目で少し右端がうっすらとしているかなというくらいの丸さでくっきりと青空の中に浮かび、太陽は上半分しか見えないがとても大きく辺りをオレンジ色に染めていました。冴えわたった空気のせいでしょうか二つともとても輪郭がはっきりとしていました。日の出はお正月には張り切って見に行きますが普段はまず気が付きませんし、有明の月というと何となく情けない感じがありますが今朝のそれはなんだかありがたく、お陽様がお月さんを見送っているようでご両人の対面は心がほのぼのとしてきました。今まで気が付かなかっただけなのでしょうが今朝はいいものを見ました。

12月8日 営業担当者の雑記

去る11月18日アメリカ全土の約半分の地域で最低気温がマイナスになったというニュースの中で、あの常夏のハワイでもマイナス0.6度を記録したと報じられとても信じられなかったので調べてみるとハワイ島の最高峰マウナケア4,205mなので少し納得しました。ところが7日の日曜日日本列島は強い冬型の季節配置で低温、積雪の被害続出。北海道宗谷の歌登でマイナス22.7度ですって。ほとんど冷凍庫の中ですね。また青森県の酸ケ湯温泉では114cmの積雪。この時期こんなのあり!?という感じです。さらに四国徳島県でも吉野川市の山地で雪の為二人がなくなったり大雪の為倒木や落石で道路が寸断され180世帯が孤立状態になったとのこと。いくら山とはいえ瀬戸内海地方は温暖な気候と思っていましたが驚きです。あれもこれも地球温暖化現象のせいなのでしょうか。天気予報士さんはそれなりの説明をしてくださるのですがどうも納得できません。

12月5日 営業担当者の雑記

ぼちぼち年賀状の準備を始める頃になりました。私は毎年干支に因んだ図柄が載っている小冊子を買いそれを版画にしていますが、この類の冊子が本屋さんになくなってしまいました。先日千葉そごう内にある三省堂で探したのですがありませんでした。結局近所の本屋さんに去年の分を持ち込み、更新版があれば取り寄せてくれという事で手にいれる事ができました。そういえば最近はコンビニでも本の取り寄せが出来るのですね。近所の本屋さんはやはりマスコミでの露出が多いもの、話題性のあるものなどを中心に品揃えしており私の欲しいものが中々ありません。また本屋さんは限られた場所にしかありませんがコンビニに行けば販売元に在庫の有無、何日頃入荷するかが聞け店に入ったら携帯に連絡して貰え帰宅途中に寄れば手に入りますのでとても便利です。勿論本代以外の料金も不要です。多分私が知らなかっただけなのでしょうが大いに活用しようと思っています。

12月4日 営業担当者の雑記

二度の延期の後、3日の昼過ぎに小惑星探査機「はやぶさ2」などを搭載した国産主力ロケット「H2A」が種子島宇宙センターから打ち上げられ約1時間47分後、はやぶさ2を予定の軌道に乗せることに成功した。「はやぶさ2」は6年かけて小惑星と地球を往復する52億キロの旅に出た。小惑星で岩石や砂などを採取し地球に持ち帰る予定。岩石などには有機物や水が含まれているかもしれず生命起源の解明につながると期待されている。素人の私にはその科学技術に「信じられない」と思うばかりですが、JAXAの国中プロジェクトマネージャーも小舟で宇宙の大海原にでるようなものとおっしゃる。前回の「はやぶさ」がそれこそ命からがら地球に生還したがその時の経験から数多くの改良、新たな装置の開発など「JAXA」の総力を挙げたこの事業、予定通り2018年には目的地に到着し2020年の末に帰還出来るようにお祈りします。

12月3日 営業担当者の雑記

焚くほどは風がもて来る落葉かな(良寛)
昨日はほとんど一日中松戸市内を車で駆け回っていましたが、この時期広葉樹の並木道はものすごい落葉です。昨日は天気が良く時々風が強かったので落ちた色とりどりの葉が舞い見る分には「葉が踊っている」などと呑気なことを言っていますが道の脇にお住まいの方は掃除が大変です。箒ではおっつかないので塵取りやショベルで集めて積み上げています。その塊が道の端にボコボコと続き収集車の回収を待っているのがとてもかわいい感じです。木々はもう相当葉を落としておりお正月を迎えるのに髪を刈り込んでいるように見えます。寒さに向かい広葉樹は葉を落とし光合成をせず出来るだけエネルギーを使わないようにして冬を乗り切ろうとする知恵のようですが空気と土の養分を取り入れるだけで自給自足している彼らはとんでもないシステムを体内に持っているのですね。

12月2日 営業担当者の雑記

「健さん」に続いて菅原文太さんが亡くなった。81歳、今の平均年齢からするとそんなにお年ではないのに。私は正直ヤクザ映画はあまり好きではありませんので彼の若い時の映画は見ていません。後年の「農業の基本は土を愛し、土と格闘すること」という信念から自然農法を志向し山梨県で農業生産法人を立ち上げ活躍されていることに興味をもっていました。奥様のお話しがとても素敵です。文太さんは「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」の心境で過ごし小さな種をまいて去りました。無農薬有機農業を広めることと日本が再び戦争をしないと言う願いが立ち枯れ荒野に戻ってしまわないように声を上げ続けてきました。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあってこれらを願い続けているでしょう。恩義ある方々になんの別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにおわび申し上げます。という内容で文章も素晴らしいのですが文太さんのことが本当に大好きでよき理解者だったのだなとつくづく感じ入りました。

12月1日 営業担当者の雑記

いよいよ12月になりました。1年の経つのがとても速く感じるのは年のせいなのでしょうか。この時期は日頃から贔屓にしているケーキ屋さんに「シュトーレン」を頼みクリスマスが来るまで少しずつ食べるのを毎年楽しみにしています。我が家はクリスチャンではありませんのでイブにクリーム一杯のケーキを食べるごくごく普通のクリスマスです。子供が小さい時はフィンランドにいるサンタさんに頼み子供あてのクリスマスカードを送ってもらいましたが流石に今はちょっと無理があります。数年前何気なく店頭にあった「シュトーレン」を買ってみましたらこれが実にうまいのです。いかにも重いずっしりと中の詰まった半円柱のパンの中にドライフルーツやナッツが沢山入り表面に砂糖が一杯まぶしているどちらかというと地味なものです。日が経つと味が深くなりこれをコーヒーと一緒にチビチビ食べるのがたまりません。多分クリスマスまで待てずになくなるのだろうと思います。