2月24日 営業担当者の雑記

先日川崎で中学一年生の男の子が殺され裸で河原に放置されていたという事件がありました。我が家では校長先生の1月から全休しているといった発言や目に青あざを作って少し笑っているように見える写真等を見て親も学校も友達も助けるつもりがあるなら何とかなるでしょうにと家中で怒っていました。後日学校は担任が毎日母親と連絡を取ろうとしていたといった報道もあり学校に対しての怒りは少し薄れました。それにしてもまだほんの中学一年の子をどうも付き合いのあった高校生があやしいようだが寄ってたかってなぶり殺しにする、しかもこざかしく身元を隠すためか着ていた服を焼いたりというのを聞くととても人間の仕業とは思えない。これから自分の意思で人生を切り開いていく年齢の子のこんな痛ましい事件は情けないやら腹立たしいやらとても他人ごとには思えません。

2月23日 営業担当者の雑記

昨日は確定申告に行ってきました。税務署も期間中の日曜日に2回相談、申告を受け付けていますので昨日は大変な混雑でした。1年に一回の事ではありますが3時間ほどかかりました。昼飯がすっかり遅くなったのでスーパーで「ふきのとう」と「姫筍」の天ぷらを買って帰りました。といってもスーパーのふきのとうはきっと栽培物でしょうし、姫筍は少々旬には早いので水煮だとは思いますが季節の物ですので。「ふきのとう」はやはり冷たいままではほとんど香りもしないのでトースターで温めるとそれでもほんのり香ってきました。姫筍は本来のシャキシャキ感は望むべくもありませんが旬の先取りと気取ってみました。「ふきのとう」はやがて蕗(富貴)に成長する縁起ものです。「舌打つもアヽ春なれや蕗の薹:許六」これから菜の花、土筆、筍など旬の食べ物がどんどん出てくるのが楽しみです。

2月20日 営業担当者の雑記

先日熱海にあるMOA美術館で「燕子花と紅白梅」光琳アートを見てきました。尾形光琳の300年忌記念特別展と銘打っています。私は特に絵画に、日本画に精通しているわけでもないので単にあの有名な国宝「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」の実物を見てみたいというミーハーなのですが、やはり物凄い作品でした。特に「紅白梅図屏風」はその大胆な構図、豪奢な色使いで圧倒的な存在感があります。金地に流れる川の色が想像よりくすんでいるのはむしろ絵に深みを与えその独創的な波形は抽象的だけによりそのもののイメージを高めます。老白梅に過ぎ去った時代を偲び、若紅梅に未来を馳せ、うねる川に永遠を求めるこんなとんでもない屏風を描いた光琳も凄いがよくぞこんな屏風に似つかわしい部屋があったものです。いい絵を見ると家に飾りたいななどと思うのですがこの絵だけは無理です。

2月19日 営業担当者の雑記

黒田投手が8年ぶりに広島に戻り沖縄キャンプに合流したとのこと。あまりプロ野球に関心がなくなった私もこのニュースには少々心を打たれました。大リーグで通算79勝。今年も20億円近い契約金を提示されていたとか。何故それを蹴って広島に決めたのかという記者の問いに、あと何年野球が出来るか分からない。日本で、カープで野球をすることの方が一球の重みを感じられるのではないかと判断した。またカープファンの気持ちが大きかったとも。大リーグに行って活躍できずに日本に戻ってきた人、大リーグでの名声を残したまま引退した人と色んな選手がいるが、まだまだ高額オファーを受け球団から期待されている選手が、それより自分の気持ちを優先させて最後を全うしたいというのは何とも清々しい。これでカープが優勝するとかしないとかよりこの侍魂を選手たちが感じたら凄いチームになりそうだ。

2月18日 営業担当者の雑記

甚だ私事ですが今日2月18日は母親の8回目の命日です。享年81歳。戦後数年で結婚し物のない時代に皆同じ環境だったとはいうものの大変な苦労をして私達を育ててくれました。長男だった私は着るもの、食べ物、教育など精一杯の愛情を受けて育ちました。貧しい中大学にも行かせてくれました。晩年は心臓を悪くし手術も出来ない状態でずっと入院していましたが痴呆症にもなり、孫を連れて行っても名前を間違えたり、ショックを与えないように医者と相談して亡くなったことを隠していた父がつい今しがたまで居たなどと言っていました。礼をいうのが遅すぎました。若い時はともかく後半生の父母ははたから見ても仲睦まじく特に父親の献身的な介護はいつも感心していました。最後は本当に命の火が消えるように安らかに眠っていきました。今日は久しぶりにお線香を焚いて母親と話をしようと思います。

2月17日 営業担当者の雑記

今朝商談の為9時に会社を出ようとしたら何と雪が降ってきました。予報では9時頃から雨だったのでタイミングはぴったりですが上空が冷たかったのでしょう。道中はボタン雪が結構激しく車の窓を叩いていましたが小一時間ほどで雨に変わりました。急に寒くなったり暖かくなったりを繰り返しながら段々春になっていくのですね。ところでアラスカに長い間暮らし最後はクマに命を捧げた星野道夫というカメラマンの本に春という題で短い文章があります。もうすぐ、ユーコン川が冬の眠りから覚める。半年の間凍りついていた川が、ある日ポーンという爆発音とともに割れて、一斉に動き出すのだ。ピーンと張りつめていた季節の糸が、もう耐えられず切れてしまうかのように・・・・。極北の地に春は音を立ててやってくるというのです。何とも凄まじい春の訪れです。当地にももう少しで春がやってきます。

2月16日 営業担当者の雑記

昨日のラグビー日本選手権帝京大対東芝は興奮しました。
先日一回戦で9年ぶりに社会人チームNECを破った大学選手権6連覇中の帝京大がTL三位の東芝を相手にどんな試合をするかとても楽しみにキックオフを待ちました。前半は5対21と試合巧者東芝に負けていた帝京大が後半は一層闘志をむき出しにし次々にトライを重ね東芝を圧倒していました。結局試合は24対38で東芝の勝利に終わりましたが帝京大の選手たちはノーサイド皆泣いていました。勝てる雰囲気があったからなのでしょう。学生と社会人のチャンピオン同士が日本一を争っていた頃は力の差があり過ぎ20年くらい前から社会人TLの上位と学生チームの争いになったという記憶がありますが今回は帝京大大健闘。ラグビー話題でもう一つ嘗ての雄新日鉄釜石の伝統を受け継いだ釜石シーウェイブスがクボタとの試合に敗れ惜しくもTL昇格は果たせませんでした。

2月13日 営業担当者の雑記

先日映画「アニー」を見てきました。ずっと以前「マンマミーア」を見てミュージカル映画に対する偏見が吹き飛んでしまった記憶がありますがこの「アニー」も予告編の時から見ようと思っていました。アニー役の子が最初は演技がうますぎるのであまり気に入らなかったのですが段々その嫌味も消えすっかりはまってしまいました。キャメロン・ディアスの汚れ役には少々無理もありますが精いっぱい体を張った演技は好感が持てます。何よりスタック役のジェイミー・フォックスがいい。日本語にしてしまうと臭い「トゥモロー」も何回も聞いているうちにすっかりそのメロディーがこびりついてしまい最後の場面皆が総出でニューヨークの街を歌い踊る場面はもう自分自身もその画面の中に入り込んでしまいました。何ともバカバカしいほどハッピーな映画も偶にはいいものです。

2月12日 営業担当者の雑記

先日京都大学の中川准教授らの研究でニホンザルが抱き合ってあいさつする文化を持つことが分かったと報道されていました。大人のメスを中心にケンカの仲直りをするとき等の挨拶として抱き合う行動が観察されたというもの。チンパンジーも似た文化を持つことが分かっており類人猿だけでなく多くの猿が抱擁する文化を持つ可能性が出てきたとのことです。ところで人間はケンカの仲直りをどのようにしているのでしょうか。自分の場合女房と言い合いをしたとき明らかに言いすぎたとか合理的でないということが分かれば後で間違っていたことを伝えますが大概の場合翌日になると忘れています。云い負かした方は忘れますが云い負かされた方は結構覚えているだろうとは思うのですが、なかなか素直になれない場合ハグはともかくとして仲直りのパターンを見つけることは大切かもしれませんね。

2月10日 営業担当者の雑記

今朝の空は雲ひとつない冬晴れで本当に真っ青でした。
この青色というのは地球の大気が光の持つ青色を錯乱させる為すなわち空気中の分子が太陽からやってきたうちの青い光だけをつかまえて別の方向に放り出すことを繰り返すことによって青い光が空いっぱいに広がりそれが目に写るとの事です。私はこの「青」で今から50数年前世界で初めて有人宇宙飛行をしたガガーリンさんの「注球は青かった」と思いだしました。この意味は地球がどれほど水に囲まれているかということなのでしょうがその理由は違えど空からみても空を見上げても「青」だというのはちょっとおもしろいですね。ところでこのガガーリン氏が後にたどる数奇な運命が映画化されつい先ごろ東京での上映が終わりました。かれの108分の宇宙飛行は単なる英雄では終わらなかったようです。