5月14日 営業担当者の雑記

先日桂米團治を見に行きました。今回は特に師匠米朝が亡くなって50日余りどんな噺が聞けるかとても楽しみでした。彼は3席演じたのですがやはり父であり師匠である米朝の葬儀が「まくら」代わりになり生前身内だけで葬儀をしてくれといっていたが人間国宝、文化勲章受章者ともなるとそうもいかず大仰になってしまったこと、式でのあいさつなどを面白おかしく話しました。話芸もさることながら噺の中で演じる彼の真骨頂芝居、文楽、義太夫といった芸も十二分に楽しめました。中入り後の一席は「住吉駕籠」という江戸時代大阪が元気なころの堂島商人の噺でした。これはこれでとても面白かったのですがおまけで米朝の18番「地獄八景亡者戯」を生前使っていた「米朝近日来演」のくすぐりを織り交ぜ先になくなった米朝の愛弟子で米團治の子守り番だった枝雀を登場させたときはもう感極まってしまいました。

5月13日 営業担当者の雑記

この時期に台風一過という言葉が使えるのかどうかは知りませんが今朝は真っ青な空になりました。関東地方は気温も30度くらいまで上がるとの予報。昨日の台風6号は夕方四国沖で温帯低気圧になったと言う事で確かに帰宅時はよかったのですが何と何と夜9時頃から雨と強い風が吹いてきました。暗くなったので花壇に残っていた植木鉢はそのままにしていたのですが時々ガラガラ音がしていたのが心配です。今朝の通勤時公園の横には折れた枝が散乱していました。5月に六個も台風が発生するのは40年ぶりとのことで確かに五月雨とか菜種梅雨といった言葉はありますが台風はピンときません。赤道辺りの海水温度が高いのだか詳しい原因は知りませんが、今年はどうも台風多発年のようです。雨がないと勿論困るのですが何とかほどほどにして大きな災害が起きない程度の台風であってほしいものです。

5月12日 営業担当者の雑記

今日の新聞に面白い記事が載っていました。「ラットは溺れる仲間を救助するか」というものです。関西学院大学佐藤教授等の研究に依るとペアで飼育しているラットの片方を水を張ったプールにいれもう片方のラットをドアで繋がった濡れていない部屋にいれたところ、相棒が水に浸かっていない場合は何もしないが浸かってる場合はドアを開けてやった。さらに嘗て自分が水に浸かったことがある場合は早くドアを開けてやったというもの。その上ドアで繋がったエサがある部屋を用意し同じ実験をしたところエサより相棒の救助を優先したとのこと。その学問的成果「共感性」については難しいことが書いてありますがそれよりミーハーとしては「人間よりすごくない?」と思ったのです。人が災難にあっていても知らんぷりし余計なものに関りたくないといった風潮がある中「ラット」が仲間を助ける行動をとるとは驚き。

5月11日 営業担当者の雑記

家から歩いて5分ほどの所に「野馬の水飲み場:清水の滝」という案内板が立っています。全体的に文字が消えかかっており判読が難しいのですが要はかつて馬を放牧していた頃の水飲み場で日照りが続いてもここの水は枯れなかったという言い伝えがあるとの事。この場所は少し高台にあり下って行くと田んぼがあります。昨日久しぶりに行ってみたのですが土地の半分くらいは田植えどころか水さえ入っていません。ほとんどが機械で行われている田植えがここでは人力だったので毎年見に来ていたのですが今年はその姿をみることが出来ませんでした。いくら狭い土地とはいえ結構なお年寄りが水の中で腰を曲げ人の手で苗を植えていくのは大変な作業かと察します。この時期の風物詩だとか勝手な理屈を付けて毎年楽しみにしていたのですがそれは農作業をしない見物人のいうことで実際にはもう限度だったのですね。

5月8日 営業担当者の雑記

ちょっと旧聞になりますが5月1日に女子サッカーなでしこのワールドカップ日本代表メンバーが発表され澤穂稀選手が6大会連続で選ばれました。一回目の出場が1993年15歳の時だとか。今年36歳。今回が最後の大会になると本人もいっていますがそれにしても凄い。いまでこそ女子サッカーも盛んになってきましたが最初のころはテレビ中継したかな?あまり記憶にありませんが。そのころから第一線でずっと活躍しておりといっても私は彼女のことも女子サッカーのことも全くしらなかったのですが前回大会初めて気合を入れてみました。この時の印象は強烈で肝心な時に必ず得点に絡み素人目にはほとんど魔術としか思えないようなボレーシュートを決める。本当にスーパーマン(ウーマン)みたいな選手ですね。みていると本当に「オトコマエ」。最後の大会での大活躍を期待したいものです。

5月7日 営業担当者の雑記

GWが終わり新聞屋さんは今日休刊日ということですが私達は今日から仕事です。私は3日から6日まで4日間の休み。この時期の花「藤」を見に行きましたがまあどこも一杯でした。道路も大変な混雑で距離的には2時間くらいで着くところが5時間かかり二か所行く予定がもう一つは止めにしました。最近よく気が付くのですが行楽地には色んな国の言葉が飛び交っています。少し前までは英語だけだったのですが中国語、韓国語、あるいはどこの言葉だか分りませんが何となく東南アジアのどこかの言葉でアナウンスがあったりします。お金持ちの人たちが増えたのだろうと思いますが一昔前日本人がバブルの時に大挙して世界中を旅行し現地で顰蹙を買ったこともありましたがそれぞれ習慣が違いますのでトラブルにならないように会場でも気を使っているように感じました。

5月1日 営業担当者の雑記

昔5月1日はメーデーで休みじゃなかったっけ?何でもいいように記憶違いしていますが。私は明日も働きますがこの土曜日から5連休という方も多いのでしょうね。前半は天気もいいようですので行楽地はどこも一杯になるんだろうな。私も一応日帰りの小旅行に行く計画にはしていますがあまり車が混まなきゃいいんだが。遠くでなくとも捜すと近場でも結構いいところがありますよね。都内の公園は藤やツツジ、新緑、バラなどそれぞれ趣向を凝らした催しをしていますしもっと家の近所だと花見川沿いにある花島公園でも鯉のぼりが池の上空に泳いでいるしきっと子供達は裸になって小川や噴水で大騒ぎをするのでしょう。元気な子供達の遊んでいる姿を見ているだけでも楽しいものですよね。G・Wに休みが取れた方はどうぞ目一杯お楽しみください。取れなかった人はしっかり稼いで下さい。

4月30日 営業担当者の雑記

先日東京国立近代美術館で開催されている「生誕110年 片岡球子展」に行ってきました。画家の名前も教科書に出てくるような人しか知りませんし自分で絵を描くこともないのですが時々新聞案内を見ては美術館に足を運んでいます。で今回の片岡球子さん名前も初めて聞いたし絵も見たことはなかったのですが行って見て本当に良かった。山の連作、浮世絵からの発想、晩年の裸婦と様々な題材がありますがどれも大きく、色、発想が大胆。美人画、墨絵といった私の中にある日本画のイメージとはまったく違い、その対極もしかしたらそれをぶち壊そうとでもしているかのような作品の数々。極端にデフォルメされた風景、歴史上の人物そして日本人離れした大胆な色使い、時空を超えた組み合わせの妙。まさに描きたいものを好きな色で自由自在に表現する、こんな人が日本にいたのですねただただ驚いてきました!

4月28日 営業担当者の雑記

家のそばに日傘をさしたシャクヤクが2本植わっています。「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と昔から美人の表現に使われてきたあのシャクヤクです。塀の外から見ているので正確には分かりませんが高さは1m半位はありそうです。物の本に依ると日当たりのいいところを好むとありますのでこの家のシャクヤクは本当に乳母日傘で大事に大事に育てられていると言う事なのでしょうか。白とピンクの花でもう大分大輪になっています。白は大きな花びらが幾重にも重なった中に黄色のめしべがありその色の対比がとても鮮やかです。昔から女性を花にたとえたほめ言葉はいろいろありますが個人的な好みとしてはこの花私には少し大胆すぎます。すっと伸びた茎に派手な顔形という事でまさしく美人なのですが。もしかしたら年の所為かもしれませんがもう少し楚々とした美人が好みなのであります。

4月27日 営業担当者の雑記

25日午前ネパール中部でマグニチュード7.8の強い地震発生。その被害は近隣諸国にも及びそうだとのこと。春のシーズンを迎えたこの時期登山者たちも大勢ヒマラヤに入っておりエベレストでは既に雪崩が発生しかなりの犠牲者が出た模様。近年ヒマラヤにはトレッキングを楽しむ人たちが世界中から集まっており私もアンナプルナでのトレッキングから帰ってきた知人からその素晴らしい写真を見せて頂きまたラインホルト・メスナーの映画でヒマラヤの厳しさを見てからというものネパール、ヒマラヤの山々はとても身近になりました。元々地震に備えた建物ではなく崩壊が著しいようですが通信事情も悪く交通インフラも不十分なので被害の全容がつかめていないようです。日が経つにつれその被害が分かってくるのでしょうが各国からの救援隊が一日でも早く現地に入り何とか最小限の犠牲者にして欲しいものです。