7月9日 営業担当者の雑記

家から最寄りの駅までにある畑で去年見つけた「黒いひまわり」が今年もしっかり咲いています。ここは結構広いのですが一畝ネギが植わっていたり大根が数株あったりと土地を優雅に使っています。ところでご主人様何を思ったのか去年から黒いひまわりが植わっています。黒いひまわりにはいくつか種類があるようですが多分(勝手に)「ムーランルージュ」だろうと思います。2m位の大きな幹のものが7,8本あります。外側にほんの少しだけ黄色の花弁がありますが他は中心部分からすべて黒褐色です。夏の青空にすくっと伸びた真黄色のヒマワリとか映画のシーンに出てくる見渡す限り黄色のヒマワリが風に揺れているといった景色とはまるで違います。もし「ムーランルージュ」だとしたら粋な名前だなア。見たことがないものを見た時のはっとする瞬間などと勝手に想像しましたが。

7月8日 営業担当者の雑記

今日梅雨のこの時期によく似合う露草を見つけて、先日テレビで「青花」のことを紹介しているのを思いだしました。それは京友禅の柄に下絵を付ける際、露草だと小さいのでより大きな花を付ける栽培変種の「青花」を水に付け色を出しそれを何回も和紙に浸みこませ、描く時には再度水に付け色を戻して使っているという内容でした。色はやや薄めですが線はしっかり出ていました。今では化学染料が多く使われているのだがこれだと微妙に滲みがでるのと、次の工程で使う糊を水洗いすると染料が消えてしまう「青花」が非常に具合がいいのだとか。ところがこの「青花」を栽培し染料を作っている人はテレビに出ていた高齢のご夫婦の他にはなく後継者も今のところいないとのこと。伝統的な方法がこういった理由でなくなってしまうというのは何とも寂しいものです。

7月7日 営業担当者の雑記

サッカー女子ワールドカップ最終日、日本はアメリカに敗れ2位に終わりました。私はサッカーに詳しいわけでも女子サッカーが特別に好きという訳ではありませんが、予選から一戦一戦僅差で勝ち続けていく「なでしこジャパン」を見ているとサッカーが大好きな選手達が勝つ為に必死でプレーしているのがこちらにも伝わってきます。所謂プロの凄業を見たいとか破格の契約金でマスコミを賑わす有名選手のプレーが見たいとかではなく、多分私の頭の中でのみ存在する高校野球の選手達のような純粋さに心を揺さぶられます。派手なプレー、華麗なテクニックなどはサッカー好きにはたまらないのでしょうがまだまだサッカーだけでは飯が食えない選手たちが自分達が活躍することで後から来る人たちの道筋をつけたいという情熱が溢れている姿は正に梅雨の晴れ間、一服の清涼剤でした。

7月6日 営業担当者の雑記

近代日本発展の礎となった「明治日本の産業革命遺産」が昨夜ユネスコの世界文化遺産に登録されたとの発表がありました。8エリア23施設が対象でいずれも明治期に建設された鉱山、造船所、港などで以降の急速な日本の産業発展に大きく貢献していった施設ばかりです。構成施設の中には長崎県の軍艦島など老朽化が激しい施設がありその保全には多額の費用がかかることまた旧官営八幡製鉄所のように現在も稼働している施設もあり行政と所有者との調整が必要などこれからの課題が沢山あるようです。大昔学校の教科書に出てきたところが多いので親しみがある施設なのですが世界遺産登録後でも保全が十分でなければ取り消されるケースもあるとのこと。実際にこれらの保全計画を進めていく中では解決しなければならないことが多く期待しているようなおいしい話ばかりではなさそうです。

7月3日 営業担当者のブログ

今日の日経文化欄に「長崎料理国際色が隠し味」とのリードで卓袱料理などが紹介されていましたがその中に「ちゃんぽん」のことが少し出ていました。明治期に長崎に来た中国料理人が考案されたと伝えられている由。私にとっては白濁の豚骨スープに少し黄色がかった固めの麺と蒲鉾ともやしキャベツなどの野菜が入った極普通の食べ物で全国共通のものだと思っていました。ところが千葉に引っ越してきて近所の中華屋さんで「ちゃんぽん」を頼んで出てきたのは何と醤油ベースのスープに柔らかい麺、野菜は入っているがその上に餡が掛かっていると言う何とも信じられない一品でした。女房と「???」口あんぐり。驚きました。それから数十年長崎発の「ちゃんぽん」専門店が出てきたりして普及してきましたが時々麺が硬いとクレームを付けている人を見るとこれが本当の味なのに思ったりします。

7月2日 営業担当者の雑記

梅雨最中とでもいうのでしょうか、このところ毎日雨続きで気温もあまり上がりません。「だんだんにけぶりて梅雨のきとなれり:石田勝彦」会社の近所には広い屋敷森がある家が数軒あり空き地もそこここに見えます。ついこの間まで道路に覆いかぶさるように生い茂っていた木をすっかり切ったお屋敷の森はいつのまにかずっとこの状態だったかのようです。空き地に生え放題に伸びている雑草もある程度までになるとすっかり周りの景色に溶け込んでいます。丁度雨上がりの今日昼下がり、森も空き地もしっとりと濡れ遠くは少し煙っているように見えます。いつのまにかみんなあるべきところに収まっているような何の変化もない景色。これまで日毎に伸びていた草々、たっぷりと水を吸った植物たちは今夏の暑さに耐えるべく小休憩なのでしょうか妙に静かです。心が落ち着く一瞬、こんな梅雨も悪くはありません。

7月1日 営業担当者の雑記

昨日東海道新幹線の中で焼身自殺をしたとんでもない男がいましたが、何をトチ狂ったのか巻き添えにあった人、JR東海はえらい迷惑ですね。さて早いもので今日は7月1日。いよいよ全国各地で夏祭りが始まります。博多祇園山笠は今日市内14か所で飾り山笠が公開され15日早朝の追い山のフィナーレまで博多っこは「のぼせあがる」のでしょう。また小倉の祇園太鼓も始まりました。二人の打ち手が踊りながら太鼓の両面を叩き威勢のいい鉦で拍子を取りながら「やっさやれやれ」という掛け声を聞くともうたまらない子供時代でした。「祇園風に吹かれると夏患いせぬ」といいます。映画「無法松の一生」で有名になりましたが太鼓の打ち方はまるで違います。さらにさらに京都祇園祭、仙台七夕から始まる東北各地のお祭り。まだまだ見たことのないお祭りが一杯あります。災厄除去の祈りが成就しますように。

6月30日 営業担当者の雑記

ギリシャの首相が30日に支払い期限を迎える国際通貨基金(IMF)からの借金約2000億円について期限までに返済できないとの認識を示したと報じられテレビでも大騒動しています。その所為で絶好調だった日本の株式市場も全面安になり尚先行き不透明だとのことです。7月5日に債権団側からの金融支援の条件として求められている財政再建策についての国民投票の結果次第ではIMFが債務不履行(デフォルト)を宣言する可能性もあるとのこと。日本でも地方自治体が破産した例がありそこの住民サービスが著しく低下したことがありましたが国の場合はどうなるのでしょうか。銀行からの引き出しも制限されたようですし国民の暮らしがどうなっていくのか。あの「ギリシャ」のイメージはすっかり落ちてしまいました。2000億円が新国立競技場の建設費用に近いというのは皮肉過ぎか!

6月29日 営業担当者の雑記

サッカー女子W杯準々決勝で「なでしこジャパン」はオーストラリアを1対0で下し2大会連続の準決勝進出決定。今大会は1点差の試合ばかりで得点者も日替わりと見ている方はハラハラどきどきですが、選手たちは「酷暑のなか粘り、体力勝負になれば日本が強いと思っていた」と確信していたとのこと。この調子で最後まで行ってしまうのかなと思わせる地味で泥臭い強さを感じます。ところでこの名前「なでしこ」の花は日本自生のものもありとても強く育てるのにそんなに手間暇かけないでいいようです。やや乾燥を好むので水やりをし過ぎないように気をつければ、直径7,8cm位でしょうか5弁の花びらの縁がギザギザになったちょっと見カーネーションのような可愛らしい花(我が家のはピンク)を毎年咲かせてくれます。何かいかにもいまのサッカーチームにぴったりの名前ですね。

6月26日 営業担当者の雑記

私は毎日車に乗って営業にいきます。数日前左右のサイドミラーに蜘蛛の巣が張っているのを見つけました。車に乗り込む時に何となく糸っぽいものが顔に触るのは感じていたのですがまさか蜘蛛の巣とは。蜘蛛の巣は普段あまり使ってないものとか手入れの悪い場所に張るようなイメージがあり「蜘蛛の巣が張ったような、、、」などとあまりいい比喩には使われませんが、私の場合いくらよれよれとはいえいつも使っている車です。サイドミラーから外天井、窓ガラスにかけてそれは見事な造形です。運転するのに大きな差しさわりがあるわけではないのですが気が付くたびにその巣を取り払っています。しかし敵もさる者翌日になったらまたしっかり張りついています。蜘蛛君そのものは見えませんが彼(彼女)の折角の労作を大人げなく意地になって壊しています。