8月27日 営業担当者の雑記

今朝みのり台駅からの通勤途中、普段気にも留めていないお庭に「コムラサキシキブ」の実がなっていました。直径5mm位の小さな丸い実がブドウ状に沢山ついています。まだ全部が紫にはなっていませんがそれでも紫色の実はあまりないので結構目立ちます。花は6,7月頃に咲きますが色も形も非常に地味です。我が家にも一本あるのですがとにかく強い木です。毎年枝が勢いよく伸びるので実の時期が終わったら目いっぱい切ります。冬の間は枯れたようになっているのですが春になるとまた猛烈に枝が伸びてきます。ムラサキシキブとは何とも上品な名前ですがその由来には諸説あるようです。おもしろいのでは江戸時代植木屋が紫の実から名前を想起して貰えるように付けたというのがありますがこれを信じましょう。今で言うマーケティングですね。植物の名前に疎い私もすぐ覚えました。

8月26日 営業担当者の雑記

今日は久しぶりに終日雨。天気予報だと結構降るとの事だったので今日は長靴出勤。女性用のレインシューズはカラフルだしデザインも洒落ていますが私のは昔からある黒一色の所謂ドタ靴。それでも革靴を履いてずぶ濡れになるよりはマシなので結構愛用しています。さすがに営業用の靴は別途袋に入れて会社で履き替えるのですが。そんな中面白いもので電話が入りだすと連続して入ってきます。車に乗っていることが多いので道の脇に止めて応対するのですが「今話しても大丈夫ですか?」と聞いてから話し始めるお客様がいれば、いきなり以前に渡していた資料の詳細を聞き始めるお客様もいます。そういう時は後30分ほどで会社に戻りますのでと一旦話を切るのですが虫の居所が悪いのか激昂される方もいらっしゃいます。営業ですので言葉遣いには注意しているつもりなのですが。

8月25日 営業担当者の雑記

観測史上最大の風速71Mというとんでもない規模の台風15号は九州に上陸し日本海を北上中とか。止まっている車がひっくり返り飛ばされるというあり得ないような風速だったようですが大きな被害が出ていなければいいのですが。その台風の影響なのか関東地方は数日前と打って変わって過ごしやすい気温になっています。そんな中での営業中、とある庭に「パンパスグラス」が咲いているのを見つけました。栽培にあまり手が掛からないとのことで最近時々みかけます。穂の部分が大きく白いススキに似た植物で年数が経つと根本が盛り上がり3M位にまで伸びているのも見たことがあります。国産のススキが何となく寂しい感じがするのに比べこちらはもう少し陽気な雰囲気です、勝手な言い分ですが。図鑑でみると開花時期は9月ー10月とあります。一足先に秋を見つけました。

8月24日 営業担当者の雑記

昨晩は「世界陸上北京」で興奮しました。特に男子100M。準決勝から9秒77をだしたアメリカのジャスティン・ガトリンを始めタイソン・ゲイ、ジャマイカのパウエルといった歴代チャンピオン、今シーズンのベストタイムなどもう信じられないメンバーが決勝に勝ち残ってきました。本命のボルトは準決勝で躓きかろうじての一位。決勝は10時15分過ぎ。号砲一発きれいなスタート、中盤ほとんど横一線ゴール近くでかろうじてボルトがガトリンをほんのわずか押さえ0.1秒差で優勝。3位は同着で二人。物凄い戦いとやっぱり優勝してしまったボルトの強さ。わずか10秒間の中でのドラマはとても迫力がありました。短距離は基本的に持って生まれたものだと思いますがそんな天才的な彼らがこの10秒の為にどれほどの練習を積みそしてその成果をいかに本番で発揮するか。すごかった。

8月20日 営業担当者の雑記

今朝家のそばで朝顔が咲いているのを見かけました。赤紫のとてもきれいな大輪でした。8月後半の今急に咲いたのではないのかもしれませんが、毎日通う道なのに気が付かなかったのでしょうか。それとも本当に時期遅れで今頃咲いたのでしょうか。よく手入れされた庭ですが源氏に出てくる「夕顔」のような妙齢の女性が住んでいる様子はありませんので六条御息所の怨霊でもなさそうです。勿論住人と和歌のやり取りも逢瀬もありませんが。暑さボケついでに往く夏を惜しんでいるのかななどと勝手に風流を決め込みました。会社に来る途中の屋敷森でも目いっぱい蝉がないています。最近あちこちで朽ちたセミを見かけますが未だ生のあるセミはやはり往く夏を惜しんでいるのでしょうか。風は相変わらずじとっとした重苦しい暑さですがそんな中にも季節は移ろっているようです。

8月19日 営業担当者の雑記

12日深夜中国天津で起きた大爆発は聞きしに勝る大惨事になっています。最初の出火原因は不明ですがその消火の為消防士が水をかけたところ一気に火勢が拡大、爆発が起きたとのことです。爆発した倉庫には3,000トンにのぼる危険物が保管されていたようですがそのことを消防士は知らずに消火活動に入ったようで彼らに物凄い数の被害者が出ているようです。爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムが爆発したとのことですがそれにより保管されていたシアン化ナトリウム、神経ガスなど危険極まりないものが空気中に拡散、さらに町中に広がっており一部は海にも流れ出たとの報道もあります。中国でも有数の港湾都市で日本企業も沢山進出しているという天津での悲劇。そこに住む人々はパニックに陥り企業の被害は甚大、店は何時開けられるか分からない状態。恐ろしい事です。

8月18日 営業担当者の雑記

先日サントリー美術館で開催されている「国宝曜変天目茶碗と日本の美」を見に行きました。これは明治期大阪で財を為した藤田傳三郎が当時の廃仏毀釈運動に依り仏教美術品が失われる事を危惧し仏像、仏画などの文化財保護に尽力しまた数寄者でもあった彼がその審美眼で集めた貴重な茶道具を始とする美術品を彼とその継承者が作った「藤田美術館」で一般公開しており永らく館外での展示が待たれていたのですが今回初めてその収蔵品が一同に展示されることになったものです。9件の国宝、52件の重要文化財を含む東洋、日本の至宝の数々是非鑑賞をお勧めします。中でも目玉の「曜変天目茶碗」は骨董品に興味がなくとも、茶の湯にまったく縁がなくともその圧倒的な存在感、迫力にはきっと降参すると思います。誰某という宗匠が気にいっていたとかお墨付きがあるといったことは飛び越えた逸品です。

8月17日 営業担当者の雑記

早いもので楽しみにしていました盆休みもあっという間に終わりました。
いろんな事を計画していたのですが今年のハイライトは15,16日にあった「すみだジャズフェスティバル」。今年で6回目だとの事ですが今までは知りませんでした。30いくつの会場で200以上のプロアマ問わずのプレイヤーが大体40分位の演奏をします。私ジャズは大好きなのですがミュジシャンの名前を一向に覚えません。メインスタジオの錦糸町公園でしゃがれ声のブルースを歌っているのが「近藤房之助」だったり昼のさなか命大丈夫?と思うほどサックスとバトルをしている白髪のベーシストとか「鈴木勲」だったりと驚きの連続でした。またビッグバンドと100人超のすみだジャズゴスペルクワイアの演奏は迫力がありました。何しろ出場者が多いので来年はもう少し計画を練って行こうと思います。

8月11日 営業担当者の雑記

私明日から夏休みを頂きます。折角千葉に移したのに滅多に行かないお墓参り、日頃中々行けなかった美術館、さらに墨田ジャズフェスティバル、などなど結構スケジュールは詰まっています。前職OB会から原稿も依頼されているのでもしかしたら図書館通いもありか?子供達は今のところ帰ってくる気配なし。みんな親の子で盆位帰るなどという気持ちはなさそうです。便りのないのはいい知らせといいますのできっとみんな元気なんでしょう。あまり休みを喜んでいるとお休みが取れない人に申し訳ないのですが、うちの子も盆は掻き入れ時なので休みはないのかもしれないなア。しばしレフレッシュしてきます。

8月10日 営業担当者の雑記

「そよりともせいで秋立つ事かいの:鬼貫」何とも諧謔的な句で大好きです。風流な人とは季節に先駆けて自然の変化をいち早く感じさりげなく「どうだ」という人なのかもしれません。この鬼貫先生はそれを少々皮肉気味に何の変化もない、風だって今までと同じく暑いままで空気の流れもないそれでも「立秋」になったというんだなと言い放つ。しかしそうはいいつつぼちぼち夏は往こうとしているぞと感じたのですね。物事にではなく多分「立秋」という言葉に。そう言っている間に「そより」と拭く風が、そしてその風の中に微かに生まれている秋が本当にやってくるぞと心待ちにしている様子がよく出ていると思います。そして今度は「朝も秋夕べも秋の暑さ哉」とまた洒落のめすのです。最後まで発句の宗匠として生き続けた芭蕉も結構ですがこの口語体はたまりません。