10月14日 営業担当者の雑記

先日印西市の「北総花の丘公園」にあかいそばの花を見に行きました。以前何処だかに行った時ふと目についた小さな白い花が気になり調べたらそばの花だと分かりましたが、最近雑誌で「あかいそば」という記事が目にとまり見に行ってきました。どぎつい赤ではなくややピンクがかったなんともかわいい花で直径5~6mm位の五弁の花びらが(正確には萼片のようですが)重なるように枝の先についておりこんもりとした形になっています。茎も赤い色をしています。この「あかいそばの花」は信州大学の先生がヒマラヤの高地3,800m辺りに咲いているのを日本に持ち帰り種苗会社と共同で品種改良を行い「高嶺ルビー」と名付けたものだとか。背があまり高くないので遠くから見ると絨毯は言い過ぎかもしれませんが一面赤く染まりとても賑やかです。収量は普通のそばの1/3くらいのようですが実そのものも赤いのでしょうかもし殻をむいて赤い実が出てきたら驚くでしょうね。味はどうなんでしょうか。一度賞味したいものです。

10月13日 営業担当者の雑記

第八回W杯ラグビーは日本がアメリカを28対18で破り3勝を挙げたがポンイトの差で三位となり決勝進出は惜しくも逃した。今は感動的な映画を見た直後のような何となくもう少し余韻に浸っていたいそんな気分です。嘗て松尾、平尾といったスター選手全盛時代同志社も神戸製鋼も新日鉄釜石も強かった。でもそれらは国内の大会で体格差のない仲間内での試合でした。今回はあろうことかあの南アフリカにスクラムで挑み僅差での勝利。サモア戦でもラグビーでは絶対的に不利な体格差を補う波状攻撃、的確なタックル正確なキックで圧倒、そしてアメリカ戦は全員一丸となった火の球タックル、倒されても倒されても尚起き上がる不屈の闘志で勝利。ともすればゴールを決めた選手が称賛されがちだがそこに至るにはスクラム陣が耐え、押し進み、あの小さな田中が2mの選手にタックルし倒した時は身震いしました。NO8キャプテンのリーチは突っ込みぶつかり走り獅子奮迅の活躍。勿論五郎丸のキックは素晴らしかった。彼らの1プレー1プレーはいつまでも脳裏に留まることでしょう。

10月9日 営業担当者の雑記

来週月曜日10月12日は芭蕉の命日です。今から300年程前大阪御堂筋にある「花屋」という宿で51歳の生涯を閉じました。その名前はあまりに有名ですが同時代に蕉門以外で一茶、蕪村、鬼貫など優れた俳人が沢山いたにもかかわらず何故芭蕉が圧倒的に知られるようになったのでしょうか。勿論作品自体が我々の心を打つというのが一番の理由だとは思いますがそれ以外にも弟子達に依る彼の臨終記、あるいは後年高浜虚子が俳句とはこうあるべきだと芭蕉の名前を大きく取り上げその名が一気に広まったとか色んな要因があるようです。そんな中で私は彼が終生俳句の宗匠として生き抜いたこともその要因の一つだと思います。歌枕、西行など昔の作品に精通し死の間際までその作品を磨き上げ凡作を捨てようとしたことあるいは晩年は「何時だって辞世の句だと思って一句一句作っているよ」と弟子に語っていることなどあくまでプロとしての姿勢を貫いたことである種の像が出来上がったのかなと思います。連休にもう一度彼の作品に触れてみようと思います。

10月8日 営業担当者の雑記

昨日プロ野球中日球団の山本(昌)投手が先発登板した。50歳。昨晩の登板は引退表明をした彼への花道として打者一人に投げただけなので「戦力として試合に出た」というのではないがそれにしても何たる頑健な体。普通投手は30歳を超えるとボチボチベテランと呼ばれ始める。彼の場合はノーヒットノーラン達成が41歳。特別にスピードがあるわけでもなく変幻自在の変化球があるわけでもないのに老いてますます盛んという感じでした。きっと体のケア、心の持ちようなど全ての面で並み以上の注意を払ったことでしょう。お疲れさんでした。高齢スポーツ選手としては我らがキングカズ。48歳。この人もあり得ないですね。野球と違って広いグランドを走り回るサッカーでは一部例外はありますが大概30歳を超えると控えに回っているような気がします。40歳以上は多分いないのではないでしょうか。ずっと一線で活躍している彼もまた努力の人なのでしょうがきっと「サッカー少年」のままなのでしょうね体も心も。「出来るのですね」あの年で。

10月7日 営業担当者の雑記

何とも凄いニュースが入ってきたものです。ノーベル生理学・医学賞に大村智氏、物理学賞には梶田隆章氏と二人が続けて選ばれました。選考理由はそれぞれ高度な内容なのであまり理解は出来ませんが大村氏は国内の土壌に住む細菌から寄生虫の駆除薬として有望な菌を発見しアフリカの風土病治療薬開発に貢献した。梶田氏はニュートリノには質量がないという定説を覆したということだと報じています。難しいことはともかくとしてミーハー的には今回の受賞者はどちらも地方大学出身、スポーツでも活躍したなどに興味があります。大村氏はスキーで国体に選ばれ、梶田氏は弓道で関東学生選手権で団体優勝した時のメンバーだとか。ひとつも突出したものがない小生などにとってみると学問の世界ではノーベル賞、運動をさせると抜群などという人にはほとんど憧れを持ってしまいます。勿論とんでもない努力をされたのだとは思いますが、特に今回のお二人は何となく親しみが湧きみんなに愛されているお人柄のようで本当にすばらしいことです。

10月6日 営業担当者の雑記

今日は恒例の実績報告会議。精一杯活動した結果なのでどんな批判も甘んじて受けましょう。そんな予定も組まれていますが今朝の空は突き抜ける青さです。「むかしから穴もあかずよ秋の空:鬼貫」なんともうまく詠んだものです。凡人の私などは澄んだ空気、高く真っ青な空を見上げるといよいよ秋本番だな、さて今年はどこの紅葉を見に行こうかとか、ボチボチ蕎麦の花が咲き収穫も近いとか甚だ現実的な事を思うのですがこの江戸の粋人は吸いこまれるような空を見てよくもよくも穴があかないものだなと感じたのでしょうか。確かに一色の空のどこかに渦を巻いて穴があいているととても怖いし、あるいはこんなにきれいな空を皆が見上げているのに平然としているとでも言うのでしょうか勝手な解釈ながら飛びぬけた感覚とことば遣いには感心します。ともすれば枯淡の境地などと思いがちな江戸俳句にもこんな洒脱なものがあるのですね。好きな句の一つです。

10月5日 営業担当者の雑記

3日夜,10時半には食事も、風呂も済ませテレビの前にスタンバイしました。ラグビーW杯日本対サモアの試合観戦です。第一戦を奇跡的に南アに勝利し第二戦はスコットランドに敗れた日本は何としてもこの試合に勝たないと決勝進出がないという大事な試合。相手は世界に選手を供給している格上のサモア。彼らの体格は圧倒的に大きくまともにぶつかると日本選手たちは壊されるのではないかと思えるほどでした。巨漢が突っ込んでくると二人、三人がかりでのタックルで前に進ませない、さらに平均体重が4キロも軽いスクラムで押されることなくむしろ徐々に圧倒していく。あせるサモアは一人二人と退場者が出始め日本のバックスが走る、走る。五郎丸のキックは相変わらず正確で点差を開いていく。認定トライあり、山田の華麗なステップでのトライあり。終わってみると26対5と圧勝。強くなったものです。体格差のハンディーはいかんともしがたいこの競技で個々の力を付けタックルの技術を上げ二人、三人がかりで相手を止め休むことなく活動する日本チームは凄かった

10月2日 営業担当者の雑記

昨晩の風雨の酷かったこと!夜中に屋根を叩く雨の音、強風で壁に何かが当たる音で目が覚めてしまいました。案の定朝新聞を取りに行ったら2か所で簾が片一方外れており、木々の折れた枝が散乱、萩は花・枝ともに落ちていました。幸い雨はほとん止んでいましたので長靴はよしましたが通勤途中も何処から飛んできたのか結構大きな枝が折れていたり看板が折れ曲がったりしていました。「野分」というのでしょうか。源氏物語では「もとあらの小萩はしたなく待ちえたる風のけしきなり」とありますが本当に同じような様子が道中あちらこちらで見受けられました。一転突き抜ける秋晴れを期待したのですが鰯雲が流れる空模様で昼からは随分暑くなりましたした。

10月1日 営業担当者の雑記

今朝家の近所の庭に柿がなっているのを見つけました。先っぽが平べったいので富有柿かもしれません。そして会社の近くでも見つけました。これは先がとがっているので渋柿かもしれません。秋は果物がどれもおいしいのですがそのなかでも柿は好きなものの一つです。柿といえば子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」が人口に膾炙していますが、このときの柿は御所柿だといわれています。正岡子規が故郷松山で療養し東京に戻る途中奈良に寄った時の句なんですね。病後とはいえまだ自ら動ける頃の作品で秋の風情が伝わってくる名句ですね。彼は晩年上野根岸でほとんど寝たきりになりながら創作活動を続けていましたが亡くなる前の年にも「柿食うも今年ばかりと思ひけり」と詠っています。34歳で亡くなるまでそして現在に至るまで幾多の人々に影響を与え続けた不世出の文学者。野球が日本に入ってきた頃いち早くその面白さを広め今でも上野公園球場にレリーフがある正岡子規。今朝の柿から大好きな文学者のひとり子規を思い出しました。

9月30日 営業担当者の雑記

今朝は少し涼しく上着を着て丁度いいくらいでした。空には鰯雲なのでしょうか魚のうろこのような形をした雲が固まりながら形を変えていきます。青く高い空に浮かぶ雲はいかにも夏のそれとはまるで違っています。今日で9月も最後。ポスティングの営業は一度関係が出来たらずっと続くというのではなく次々に新規開拓をしないと実績が上っていかないので毎週注文を取れるのか心配しながら仕事をしています。いい時もあれば悪い時もあると割り切る多少の鈍感力がないと気が持ちません。私の場合は毎日車に乗る仕事なので時に空を眺め、風を感じながら一人で喜んだり悲しんだりしながら営業を楽しんでいます。明日は必ず来るのであまり落ち込んだり有頂天になったりはせず自分のペースを守るのが長年の習性です。来月分も実は営業的にはもう大分進行しているのですが少なくなってきた本年度の大詰めが近づいてきていますので一層の頑張りで乗り切ろうと思います。