2月23日 営業担当者の雑記

このところ松戸市内あるいは千葉の自宅近辺の梅便りが続いていますが、昨日の新聞に「流氷やっと接岸」という記事が載っていました。網走地方気象台は22日、オホーツク海の流氷が接岸して船舶が航行できなくなる「流氷接岸初日」を網走市で観測した。これは1959年の観測開始以来接岸が最も遅かった91年2月21日の記録を更新したのだとか。関東では寒くなったり急に暖かくなったりしながら着実に春の息吹を感じるこの頃ですが北海道では流氷接岸ですか。2月に冬型の気圧配置が続かず北風が吹かなかったことで接岸が遅れたようです。それにしても網走では氷に乗っかって海の上を歩ける(多分:行ったことも経験したこともありませんのでいい加減ですが)のでしょうか。内陸で湖が凍りつき下に棲む魚を釣るなどという話は聞きますが海ともなるとちょっと怖いような気もします。朝日、夕日を浴びた氷あるいは晴れた日に光を反射した氷はどんな色に見えるのでしょうか。網走は学生時代にカニ族で行き夕日は見たことがありますが是非流氷も一度見たいものです。

2月22日 営業担当者の雑記

今朝の日経に掲載されていたNTT都市開発の広告がおもしろかった。今は何しろ目立つ奇抜なデザイン、色使い、目に留まるコピーなどが主流だがこれは村上龍に依るエッセイ風の読物です。タイトルが「変わらない価値、変化の趣」で友人のセリエAに移籍したプロサッカー選手の応援の為訪れるペルージャという町の紹介から始まる。その近辺には魅力的な小都市があり特に聖フランチェスコで有名なアッシジには必ず立ち寄るのだがある時修道院までの道の景色が一変しているように見えた。実は道の両側に植わっているオリーブの葉の色が裏と表で微妙に違い季節に依っても印象が違う。まるで同じ景色を違う画家が違う手法で描いたようだ。何世紀も前から不変の風景が季節と風によって趣を変えるそんな体験ははじめてだった。そして本題に入りNTT都市開発が作ったビルは変わらない本質と、時代に対応し考え抜かれたリニューアルの二つがあたかもアッシジの坂道のように見事に融合していると結ぶ。「都市は生きている」シリーズ広告。スマートですよね。

2月19日 営業担当者の雑記

私事ですが昨日は母の命日でした。早いものでもう9年が経ちました。後年は心臓病で入院しており少々認知症気味だったので先に亡くなった父の事は伏せておいたのですが、時々最近お父さんがこないけどどうしたのかしらなどと聞かれ困ったことを思い出します。小さい頃から愛情を一身に受け身分不相応な育て方をして貰いました。この上ない幸せな筈なのにそれがいやでずっと反抗ばかりしていました。大人になっても親孝行そのものが恥ずかしくて口出すこともなかったのですが女房が何かと気を使ってくれていたのをとてもうれしく思っていました。離れて住んでいたのに最後を看取ることもできたのが唯一の孝行かもしれません。同じく昨日太宰治の娘津島佑子さんが亡くなりました。彼女は「決して父を許すことはないだろう」と言っていました。太宰の愛人の子として生まれそのうえ本妻でも彼女のお母さんでもない別な愛人と入水した太宰なのですから無理もありません。私と比べると両親から受けた愛情は万分の一かも知れませんが彼岸では言葉位交わして下さいね。

2月18日 営業担当者の雑記

今朝恒例の「サラリーマン川柳」入選100句が第一生命保険から発表されました。入選作のほとんどがサラリーマンの悲哀とか家庭内の夫婦関係とか定年後だとか流行語を取り入れたものがテーマになっています。サラリーマン、家庭の方は確かに身につまされるような気もしますが一方何となく皆さんが納得するのだろうという受け狙いで作っているようにも見えました。本来川柳というのはそんなものなのかもしれませんが皮肉、自虐、グチが多い中私は「下町が見せた日本の底力」がお勧めです。多分人工衛星の部品調達とかボブスレーだとかをイメージしたのだと思いますが前向きでいいですよね。あまり日本日本というのもどうかと思いますが改善の積み重ね、アレンジといった日本人の特性を活かした中小企業の活躍に乾杯!といった感じです。もうひとつ「割勘か投資か悩む初デート」かなり年配の方の作かとお見受けしました。何しろデートしたい一心の当時の私にはそんなことを考える余裕もありませんでしたが人生が2回あればとふと思う事もあったりします。

2月16日 営業担当者の雑記

昨日は我が家の紅梅をご紹介しましたが営業で廻っていると松戸市内でも結構花が開いてきたのを感じます。以前八柱霊園そばの小さな公園にフライイングで一本咲いていると言いましたがもうほとんどの木が開き真っ白になっています。丁度下り坂の底辺にあるので上から観る形になりとてもきれいです。但し例の早咲君はすでに葉が出ており一本だけ色が違います。また毎年楽しみにしている和名ヶ谷にある会社そばのお宅。ここには5,60本の白梅が植わっているのですがもう大体八分咲きといったところでしょうか。朝の通勤時風具合に依っては甘い香りが漂ってきます。ここは2,30m入るとお庭が見渡せるので時々覗き見しています。さらに紙敷のR51沿いのとあるお庭に一本の枝垂れ梅が満開です。高さ2mほどで地面にまで届こうかという枝にピンクの花が沢山ついており車でなければ傍まで行きたい位です。梅干し用の梅林はいくつか見かけますがいずれも背が低く私は出来るだけあまり刈りこんでないあるいは自然に見えるようにしつらえてある梅木が好きです。

2月15日 営業担当者の雑記

このところの暖かさで我が家の薩摩紅(梅)が一挙に開いてきました。花そのものは比較的小さいのですが濃い紅色で枝に沢山付きます。何よりさっぱりとした清潔感のある上品な香りはとても心を落ち着かせます。夜帰宅すると10m位先からほんのりとした香りが迎えてくれます。藤のようにむせかえるような匂いではなく夜闇に薄っすらと漂うほのかな匂いとでも言えばいいのでしょうか。風の方向次第では真下に行っても気がつかない位です。晴れた朝は青空に向かう深紅の花に送られ夜は鼻孔をくすぐる香りに迎えられる幸せ、しばらくはこの香と色を楽しみたいと思います。「君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞしる」と平安時代初期の歌人紀友則は詠っていますが私の方はというと枝を折って誰かに差し上げるつもりはありませんし出来ることならこの素晴らしい香りは沢山の人におすそ分けしたいものですしお隣さんにもよろしければどうぞ香をお楽しみ下さいと思っています。

2月12日 営業担当者の雑記

先日六本木の森アートセンターギャラリーで「17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」に行ってきました。狙いは生涯に36作品しか発表されていないというフェルメールの「水差しを持つ女」です。彼の作品は大変人気がありこの日も会場はとても混雑しており特に説明用のイヤフォンを付けた人がいると列が進みません。暫くは写真のように細密な風景画、人物が続きますが私はあまり興味がないので先を急ぎます。と新しい部屋に入ったら大きなスクリーンに「水差しを持つ女」が全体像と共に部分部分がアップで映し出されその横に実物が鎮座していました。左手の方から窓を通して光が差し込みそちらの方向を向いた白いスカーフを被った若い女性がテーブル上の水差しに手をやっています。バックには当時の地図が半分くらいのスペースを占めています。スカートはあの独特のウルトラマリンブルー。よく磨かれた水差しの側面にはテーブルクロスの模様までが映っています。4,50cmの小さな作品ですが清潔感、落ち着きに溢れとても印象に残る作品です。

2月10日 営業担当者の雑記

国立科学博物館は人類が大陸から日本に進出したルートの一つで台湾から沖縄へ島伝いに太平洋を渡った約3万年前の航海を当時の船を模して再現するという計画を発表したという記事がありました。このルートは目的の島が小さく潮の流れが速いので世界でも類を見ない難しい航海だったはずと海部プロジェクトリーダー。まずは今年7月与那国島から西表島の約75kmをさらに来年7月に台湾から与那国島へ挑戦するとの事だが来年のコースは黒潮を横切りながら200km3日間の難関行程。船はこのあたりで採れる「ヒナガマ」をツル性の植物で縛って4人乗り約6mのものを作るのだとか。いわば枯れ草で作った船で黒潮を乗り越えると言う事のようです。勿論羅針盤は持たず鳥が飛ぶ方向を頼りに陸地を探すことも想定しているとのこと。今回の目的は日本人祖先のチャレンジに迫りたいというもので是非とも成功して欲しい、と同時に私は5万年前にアフリカを出た現生人類が長い時間困難を乗り越えて世界中に拡がっていったその動機は一体何だったのかにも興味があります。

2月9日 営業担当者の雑記

今朝は結構寒かったですね。家を出る時は車も屋根も畑もみんな真っ白でした。近所の車通勤のお宅はだいぶ前からエンジンを掛け暖気しフロントガラスの氷を溶かしていました。ところでこのところ気になる花が我が住宅街の一角に咲いています。花の形からすると福寿草だと思うのですが花が結構大きいのです。私には鎌倉宝戒寺で見た小さく可愛い花のイメージがあるので少々戸惑っています。福寿草の花の時期がお正月だと言うのは旧暦の話ということで今からが本番のようですが、花びらが艶々しており色がとても鮮やかです。ポツンポツンと植わっているのですが枯れ草の中あんなに派手な色の草花は珍しいのでとても目立ちます。今日の昼間は13,4度くらいまで気温が上がるとのことで寒暖の差が相当に激しい一日になりそうです。インフルエンザが流行りつつあるとのこと体調管理に気をつけましょう。

2月8日 営業担当者の雑記

昨日の夜7時半頃茨城県南部を震源地とする地震がありました。私は丁度テレビを観ていたのですが最初にドンと沈み込む感じがありまもなく横揺れが始まりました。10秒かそこらだったのでしょうが「ヤバツ!」と思いました。最初の揺れと次の揺れの間隔が非常に短かかったので震源地は結構近いなと感じました。一瞬立ちあがり食器棚の方を見ましたが何事もなく収まりました。後で報道を見ると私が住んでいるところは震度2で数字的には大したことはないのでしょうが結構びっくりしました。女房と東北大震災の時の話題になり、あのときは驚いたな、販売店に行っていたのだがチラシを新聞に折り込む機械が大揺れに揺れテーブルの上のチラシなど紙類が散乱し女性陣は机の下にもぐりこみ泣いている人もいたなどと話したのですがやっぱり地震は小さくても怖いですね。因みに松戸は震度3でしたね。