3月24日 営業担当者の雑記

今朝の朝日新聞「ひと」欄は日本で一番混む高速道路サービスエリアの清掃リーダーが出ていました。多いときは一日6万人が利用するという東名高速海老名SAの清掃員のリーダー山口友子さん。小便器は40秒、個室は3分で清掃を仕上げると言うが、ゴム手袋をして小便器は内側を触って汚れ具合を見る、高圧洗浄機で排水口をそそぐ、ブラシで磨く、死角となる便器の底は手鏡で確かめるなど短い時間で一つ一つ丁寧に掃除している様子が分かります。海老名SAは東名高速の中でも大きさ店内の充実などで結構利用するのですがそれだけによく混んでいます。トイレで並びその上便器が汚いと折角の観光気分が一気に消し飛んでしまいます。考えるとこういった施設でのお客さんの評価は「トイレ」はかなり重要な要素ですね。特に女性陣は汚いともう駄目ですよね。息子さんが高校生の頃「お母さんの仕事って恥ずかしい?」と尋ねたところ「そういうふうに考えるのがおかしい」と答えたとか。ちゃんと見ていてくれたことがうれしかったと山口さん。いい母子です。

3月23日 営業担当者の雑記

去年その名の通りまるで雪が降り積もっているかのように枝一杯に小さな花が付いた雪柳。枝があまり四方に伸びていくので花が散った後しばらくして思い切って切りました。円くカットしたので樹形はまとまりましたが今年になって花芽の付き方をみると去年ほど密生していません。開花時期も遅いような気がして心配していたのですがさすが雪柳。ようやく沢山の花を一斉に付け満開になりました。「さすが」というのはこの花手入れをしていないお宅の庭に植わっているのを見ると伸び放題に伸び、枝垂れというか柔らかそうな枝がテンデバラバラな方向に向かっています。年を経るとその枝が硬くなり髪の毛の固い子供が被った帽子の上から毛がとびだしているようになります。花はかわいいのですが多分物凄く旺盛な生命力があるのだと思います。春の花としては結構大事な位置にいそうな雪柳は少し手入れをした方がよさそうですね。

3月22日 営業担当者の雑記

昨日榛名、箕郷、秋間と群馬の梅林を見にいったのですがどこも「梅まつり」が終わり散り加減でした。ここの梅林はみんな梅干し用の木で背が低いのですが商売用ということでとてつもなく本数が多いのが特徴です。もう至る所に梅林がありその数10万本とかそれ以上とか圧倒的な量です。観光用として植えているのではないのでほとんど白一色。それが丘陵地帯に白雲たなびくが如くに拡がり霞んでいる様は圧巻でした。折角ここまで来たのだからと榛名湖に寄ってみました。狭い山道をくねくね登って行くと道の脇に雪が少し残っています。さらに上に行くにつれその量は増えまさか通行止め?と思ったほどです。さあ湖に着きました。観光シーズンはまだ間があるので人はまばらでしたがここでは風に波立つ湖と残雪がそして目の前にそびえる榛名富士が迎えてくれました。本当に典型的なカルデラ胡で山々に囲まれた静かなたたずまいは確かに「湖畔の宿」が作られたのも納得です。外はまだまだとても寒くカチカチになった雪を踏み早々に退散。

3月16日 営業担当者の雑記

先日福岡の先輩から白木蓮の便りが届いたことを書きましたが、その彼から母校山岳部の会報が送られてきました。彼はその会の編集長みたいなことをしています。原稿集め、編集、印刷屋との交渉、会費集めなど大変な仕事があるのでしょう早く後輩にその任を譲りたいとは言っていましたが面倒なことはあまり人気がないようで長い間続けています。山岳部というのは今時学生には人気がないようでかつてはヒマラヤ遠征をした、未踏峰を制覇したなどといった老舗大学の山岳部も存続が危ういところが沢山あるようです。昔3Kという言葉がありましたが山岳部はまさにこれがぴったりで危険、きつい、汚いそれ以外にも女性にもてない、お金が掛かるとあまり魅力的ではないようです。唯命を託しあった彼らの絆は大変に強く数人で集まってはヒマラヤでのトレッキング、日本アルプスへ縦走、体力の弱った方は近所の山で健康維持と皆様お元気な様子が語られています。かくいう私は彼の同窓生でもないのに先輩後輩関係、物故者なども知っている隠れ部員です。

3月18日 営業担当者の雑記

今日営業途中に和名ヶ谷の新東京病院脇で大きな白木蓮が満開なのを見つけました。正確に言うとこのところ通るたびに少し高台にあるこの木がとても気になっていました。和名ヶ谷グリーンセンターのお隣十mも登ればこの木はあります。純白というよりはわずかにベージュがかった色で人の拳より少し大きめのやや分厚い花がほとんど上を向いて溢れんばかりに咲いています。樹高は5,6mといったところでしょうが高台にあるのと上の方が白い花で溢れかえっているこの木は遠くからとても目立ちます。傍で見ると外側に6枚内側に3枚の花弁があり花の付け根には葉らしきものが一枚付いています。木の根元には一枚づつの花びらが落ちておりこれが無造作に投げたように散らばっています。何となくモクレンは紫と白の対比が美しい花という印象を持っていましたが、気を付けてみると庭には圧倒的にハクモクレンの方が多いのですね。確かに豪華、白いビロードのような花は気品高く花の付き方が密集しており春を飾るにふさわしい一方の雄です。

 

3月17日 営業担当者の雑記

沖縄を除いた全国で一番早く明日福岡での桜開花予想が出ましたが、東京も今週末の土曜日に開花予想が出ています。「何となく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山:西行」私は西行ほどではありませんがかなりの桜フリークです。毎年休日度に一本桜と集団で咲いているところを探しては訪れています。今年もお尻がかなりそわそわし始めたところです。吉野に行きたいのはやまやまですが、出来ることなら上中下全部をゆっくり見たいと言う事で退職後の楽しみにしています。女房は京都方面に出かけるようですがこの時期の京都は大変な混雑だと思います。私は学生時代に府立植物園で見た雨の日花が散った直後新芽が出始めた桜が妙に印象に残っています。関東にも隅田川、目黒川の桜堤、日光街道の並木など有名どころは沢山ありますが私は何となくソメイヨシノより山桜の方が好きです。さらに全国各地にある一本桜も出来る限り見たいものです。それにしても三春の滝桜は何度見ても感激します。

3月15日 営業担当者の雑記

今年からスーパーラグビーレッズに五郎丸が加入また日本もサンウルブズが参戦し日本代表の山田、堀江などが活躍していますが今朝欧州六カ国対抗ラグビーで前日本代表ヘッドコーチ率いるイングランドが最終戦を待たず開幕4連勝で5年ぶりの優勝を決めたと報じられていました。北半球で唯一W杯優勝経験があるイングランドですが、昨年地元開催のW杯で1次リーグ敗退に終わりラグビーの「母国」再建を託された初の外国人監督エディーが就任4カ月で結果を出したということです。たった4ヶ月で全てが劇的に変わるわけではないでしょうから今回は元々の潜在能力をうまく引き出したと言う事なのでしょうがそれにしても素晴らしいことです。日本の更なるレベルアップと老舗の復活でラグビー界を一層盛り上げてほしいものです。ところでこの欧州6カ国ラグビー加盟国の内訳はイングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランド、フランス、イタリアで学校ではイギリスとしか習わなかった4地域が国として参加しているのですね。かの地の歴史的背景が見えます。

3月14日 営業担当者の雑記

この日曜日に六本木の国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見てきました。実業家大原孫三郎とその子息が集めた美術品の中から選りすぐりの150点程。エジプト彫刻から西洋絵画、彫刻、日本人の作品などよくもこれだけ集めたものだと感心しました。私はエル・グレコの「受胎告知」に惹かれていったのですが白樺派の人たちがロダンから貰った彫刻とか、ピカソ、モネ、ゴーギャン更に棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子版画柵」、民芸運動のバーナード・リーチ、川井寛治郎、富本憲吉など書きだすと切りがないほどの作品群でした。中でも棟方の十代弟子の版画は紙からはみ出しそうな迫力、切れ味鋭い線で彫った個性的な人物像は圧巻でした。また富本憲吉のシンプルなのに見ていると吸い込まれそうな「白磁蓋付壺」、川井寛治郎の独特の色使いと扁平な形の陶磁器はその形、色とも見事なものでした。あまり混んではいなかったのでゆっくりと鑑賞できましたがあまりのインアパクトに少々酔ってしまいました。

3月11日 営業担当者の雑記

昨日松戸市内の旧家の方と商談をしたのですが随分いろんなことを教わりました。そのお宅は栗ヶ沢にあるのですが昔は名前のように本当に沢があったようです。元々栗ヶ沢は大変広く今の小金原もその一部で江戸時代には小金牧という馬の放牧場なっており鷹狩等に使われていただとか、豪族の城跡が残っているだとか、坂川の水源がこの辺にあるだとか、この方のお婆さまが柏からお腰入れしたとき栗ヶ沢の広い土地を持参したとか。更に昔紙敷には二つの姓しかなく名前で呼び合っていただとか東松戸駅周辺は田んぼだらけで畔で田螺が取れたとか。今の常盤平はその昔川越から庄屋さんが数人のお百姓さんを連れてきて開拓したのだとか。もう知らないことだらけ。お話しを伺った方もそんなにお年ではなく親などから聞いた話のようですがそれでも戦前、戦後間もないころまでは大かた様子は変わってなかったのだろうとのこと。松戸はその昔松戸宿、小金宿などがありその近辺には東漸寺、本土寺、万満寺などの名刹もありますが外れると自然豊かだったのですね。

 

3月10日 営業担当者の雑記

昨日「人工知能、最強囲碁棋士破る」との報道がありました。英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」が世界で最も強い棋士の一人、韓国のイセドル九段と対戦し全5戦の初戦に勝ったというのです。この「アルファ碁」君は過去の10万以上の棋譜を入力して自己学習を繰り返して強くなったと報じています。これは「ディープラーニング」という手法を囲碁に応用したもので、過去の棋譜から学習したり自分で対戦を繰り返したりして高い実力を備えプロに勝つにはあと10年かかると言われていた予測を覆したというのだ。人工知能の詳しい話は小生チンプンカンプンなのだが、もっと指手の少ないチェス、オセロなどではすでに実績があったのだが平均の指し手数が200以上という対戦相手としては難易度の高い囲碁でも勝ったということで人工知能が人間にかなり迫ってきたことを示す証拠と学者先生。それでなくとも人間よりロボットの方が早く、間違わないというのに学習能力まで付けてくるといつの日か「君は不用」なんぞと言われないかしら心配です。