5月12日 営業担当者の雑記

車を運転しているとときどきドキッとすることがあります。今日も両側が住宅で立て込み見通しの悪い狭い道と太い道がT字路で交差しているところで、私は狭い道の方で左折しようと待っていました。信号が変わったので発信しましたら太い道の右の方から自転車に乗ったおじさんがゆうゆうと赤信号を渡って行きました。この道ではよくこんなことがあるので急発進はしないようにしていますがそれでも驚きます。このところ自転車に乗った人の乱暴な運転が気になります。先日も混んだ道で赤ちゃんをおぶって横断歩道外を無理に渡ろううとしたおかあさんの自転車と車がぶつかり赤ちゃんが転がり落ち頭を打って亡くなった事件がありました。その場で車の運転手は逮捕されたと報道されていました。詳しい事情を知らないで言うのもなんですが車の運転手に落ち度はあったのでしょうか?歩く速さよりは格段に早くそれよりはるかにコントロールが難しい自転車で乱暴な運転をされるといつ同じような目に遭うかと他人事ではありません。

5月11日 営業担当者の雑記

昨晩日米両政府はオバマ大統領が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が閉幕する27日に米国の現職大統領として初めて被爆地、広島を訪れると発表した。このニュースは人に依り歴史的快挙だあるいは謝らせろなどいろんな感想があるのでしょうが私は広島県原爆被害者団体協議会理事長の坪井直さんのコメントがすっと心に入ります。「生きているうちに来ることはないと思っていた。謝罪はいらない。人類の幸せのために何がいいか、広島で示してほしい。憎しみを超え、理性の力で一緒に手をつないでいきたい」私のように被爆者でもない外野席がこのように言うとただのおめでたい発言ということになるのだろうが実際に被爆しそのためいろんな場面で差別を受け続けた人の言葉だけに重みがあります。「日本を強調してはならん。格を上げて人類の話にせんと」ともいう。更にオバマ氏に望むのは原爆慰霊碑への献花と演説で核兵器の非人道性に触れることだ。あそこには「過ちは繰り返しませぬ」という言葉がぴしゃりと書いてある、と。

5月10日 営業担当者の雑記

国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)がタックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を示した「パナマ文書」に関し、約21万社のペーパーカンパニーに関する情報を公開したとのことです。難しいカタカナが出てくるのですが要は個人や法人が自国での税金徴収を免れるあるいは節約する為に圧倒的な優遇措置がある国に実態のない書類だけの会社などを作ることのようです。大昔からパナマに限らずケイマン諸島、モナコなどこのタックスヘイブンで有名な国はたくさんありました。しかし今まではその実態がまったくわからず勿論会社名、個人名なども秘密のベールにつつまれていたので想像の域をでなかったのですが今回パナマの法律事務所の関係者がその資料を流出させ南ドイツの新聞記者に渡し「ICIJ」が分析していたものが公表されたというものだとか。法律に違反していなければ有効な節税策を取るのは当たり前、なんで騒ぐのといった意見もあるようですが銀行にも預金がない私としてはねたみごころで一杯です。

5月9日 営業担当者の雑記

日曜日の日経文化欄に「熊本の俳人漱石」という表題で俳人 坪内稔典氏が寄稿されていました。内容は第五高等学校に赴任する為熊本に来た漱石が作った900余りの俳句を鑑賞しているものです。冒頭に「駄馬つづく阿蘇街道の若葉かな」といかにも初夏の風景を表わした句から始まり俳句の鑑賞の仕方などにも言及しており中々面白いものです。その中で「津嘯去って後すさまじや五月雨」というのが出てきます。1896年6月三陸大地震が発生し三十メートル近い大津波が沿岸を襲った時のことを漱石が読んだ句です。二万人を超す死者が出たとのことで漱石もただただ「すさまじ」としか言えないほどの驚愕だったのでしょう。坪内氏はその大地震から120年、かつて漱石がいた熊本にまた大地震が起きてしまったと書きます。天災は予測していない頃に突然やってきて自然をそしてその中に暮らしている人たちを徹底的に痛めつけます。「秋の川真白な石を拾ひけり」と詠んだ川は「草山に馬放しけり秋の空」と吟じた山々は無残な姿になってしまったのでしょうか。

5月6日 営業担当者の雑記

GWは一段落なのでしょうか。ところで報道によると熊本の地震被害地で「空き巣」が多発しているとのこと。火事場泥棒というのでしょうか人の不幸に付け込む不埒千万の輩。何回も続く余震の為家には戻れず避難している人たちは命からがら逃げており戸締りも出来ずあるいは大事なものも取り出せないといった状況下、車で押し掛け玄関から侵入したり工具で窓を割ったりして押し入る手口のようですが何とも情けない。警察の力だけではこの非常時間に合わないので昼間は片づけなどでくたくたになった地元の消防団員等が夜パトロールしながら不審者を捜しているようです。一方で被害者の皆さんが助け合いながら折れそうになる心に耐えているあるいは全国からボランティアの人たちが加勢に行っているそんな中で「この機会を狙って大金を手に入れようと思い留守宅を狙った」と供述したという犯人。文字通り「人で無し」ですね。

5月2日営業担当者の雑記

私はカレンダー通りの出勤で本日も仕事をしていますが、やはり5月になりますと外の景色が随分と違ってきました。松戸常盤平の通称「けやき通り」は新京成常盤平駅前から子和清水まで約1kmに亘って街路樹のけやきが植わっています。けやきは天に向かって思い切り伸びていき7,8m位から枝を張り道いっぱいに広がっています。車で走ると緑に囲まれているように感じこの時期はとても壮快です。けやきの葉の緑はそれほど深い色ではなく「鮮緑」なのでしょうか陽の光に透けるともう少し明るくなります。古来日本ではある種の色がとても細かく分類されており一言で「緑」とはとても呼べません。平安時代の色の表現は今でも残っており「裏葉色」「若草色」「黄浅色」など情緒的な表現をしています。現代の技術だとオリジナルの色に相当近い色が出せるようですがそれでも例えば刷られた浮世絵あるいは美術館で見る光琳の「燕子花図屏風」の鮮やかさは精巧な印刷でも出せていません。色はその国の風土そのものなんですね。

4月28日 営業担当者の雑記

昨晩ボクシングスーパーフェザー級のタイトルマッチでチャンピオン内山高志が12度目の防衛に失敗した。トリプル戦ということで時々テレビのチャンネルを変え彼の試合を見ようと準備していたのだが遅かった。中継をみたら既に2回でKO負けとのことでライブを見逃してしまった。驚きました。「体も温まる前に終わってしまった。完全なKO負け。実力の世界なんでしょうがない」とのコメントだがあの強かった、次々に強敵をなぎ倒してきた、そして愈々本場ラスベガスに乗り込みアメリカでもメジャーなボクサーになるという野望が崩れ去ってしまった。具志堅用高さんの13回という防衛記録にも挑戦していたのだが。伝え聞く内山はストイックなまでにボクシングにその生活を捧げチャンピオンの間も奢れることなく、派手な言動でマスコミに受けた亀田興毅とは違った魅力を持っていた。プロ26戦目で初の黒星、たった一回の負けで終わらず是非もう一度あの強打、KOシーンを見せてほしいものだ。

4月27日 営業担当者の雑記

まさかGWに向けて木草もピークを合わせようとしているわけではないと思いますが、このところ庭、空き地、公園、植栽など少しでも土があればとにかく色んな花が咲き始めました。そんな中気になるのがポピーに似た「ナガミヒナゲシ」。オレンジ色のこの花やたら繁殖力が強い外来種の様で会社の近所の工場の空き地、墓地、建設中の建物の脇など至る所で見かけます。ずっと以前「おっかの上 ひなげしの花、、、」と歌われたあの「ひなげし」の仲間で確かにひょろっと伸びた茎にオレンジ色の花がゆらゆらとして頼りない所がかわいい花なのですがいかにも蔓延り過ぎです。栽培が禁止されているケシの花ではなく害はないのですが何しろとてつもない繁殖力でびっしりと詰まった鞘がはじけるとコンクリートまで破って芽を出すようです。元々の植生を荒らすので抜いた方がよさそうです。

4月26日 営業担当者の雑記

今朝の日経に旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故発生から今日で30年を迎えるとありました。原発の半径30キロ以内は今でも立ち入り禁止だが一部住民は故郷に戻って暮らしているとの事。現地に入った記者に依ると爆発した部分をコンクリートなどで塞いだ「石棺」の耐用年数は30年でその壁はいつ崩れてもおかしくないほど傷んで見えたと書いてありますが私は当時の事をまだはっきり覚えています。それは「TIME」に載った放射線の影響に依る動物たちの異形が次から次に出ているとても正視できない写真です。故郷に戻った人達の中にも甲状腺の異常が見られるようです。国際原子力事象評価尺度では福島第一原発事故と同じもっとも深刻な「レベル7」に分類されるこの事故も最近の調査では大分風化されているようです。まだ容融燃料の取りだしなどを含む廃炉の完了時期は見通せていないのに。そしてその隣に「放射線測定器使わず 18道府県 国支援で購入の8割」という記事がありました。

4月25日 営業担当者の雑記

昨日駐車場を掃除していた時傍らに植えてある柏葉あじさいの花芽を見つけました。この花実は鎌倉は報国寺の竹林で見たとても可愛い柏葉あじさいに触発されて買ったのです。元々竹の寺として有名なこの寺に多分一株だったと思いますが真っ白い柏葉が咲いていたのがとても印象的だったので、竹林はありませんが我が家でもと思ったのです。ところが家のはとにかく大きな葉が一杯茂り、花と言えばとてつもなく巨大なブドウの房のような形をしたものが少し咲く位で報国寺のイメージとはまるで違います。去年はまったく花芽がなく天狗の団扇のような葉ばかりでした。花にも当たり外れがあり我が家のはハズレなのでしょう、だからといって花に罪はなし抜かずにおきましょうといった感じだったのですが今年は既に5,6個の花芽を見つけています。女房も今年は大丈夫そうだと大いに期待しています。今葉の根元にそれらしきものが収まっていますのであと一月くらいでしょうか梅雨前には立派な姿を見せてくれるでしょう。