7月8日 営業担当者の雑記

アメリカでまた警官に依る黒人男性射殺事件がありました。報道によるとミネソタ州セントポールで車に乗っていた黒人男性が二人の警官に引きづり出され路上に倒れている男性を二人の警官が後ろから銃を発射したようです。この事件同乗していた女性が動画をネットで流し大騒ぎになっているようですが私はこの種の事件がどうも納得いきません。警官は男性が銃を持っていたからと言っているようですが同乗者に依ると合法所持のようです。ふたりの警官が路上に倒した人を後ろからはがいじめにし何の抵抗も出来ない状態にして至近距離から銃を発射したというのです。反撃しなければ自分が危ないとか、明らかに銃でこちらを狙っているとか、複数で襲いかかってきたとかなら正当防衛もあり得るかもしれませんが今回のケースはまるで違います。私は時々思います。黒人はすべて犯罪者だ、だから殺しても何の問題もないと思っている白人警察官がアメリカには存在するのだと。

7月12日 営業担当者の雑記

7月7日に永六輔さんが亡くなっていました。83歳。まだまだ死んで欲しくない人でした。ずっとラジオを中心にマスコミで活躍していた人なので有名人には違いないのですがその辺のタレントとはまったく異色です。すぐに「上を向いて歩こう」を作詞した人として出てきますが私は長い間ラジオ番組の「永六輔のだれかとどこかで」を聞いていました。彼が実際に訪れた地方を話題にした軽妙洒脱な番組で、何となく地方を見下しているようなことば使いで笑いのネタにし少しお偉い感じがするパーソナリティーとは一線を画していました。あの早口で舌が回っているんだか回っていないんだか分からないようなしゃべり方にはいつも愛が溢れていました。見逃してしまいそうなおばあさんの言葉をしっかりとラジオに載せてくれました。彼の仲間、野坂昭如、小沢昭一、加藤武、桂米朝、江國滋、、、皆さん彼岸にいってしまいました。教養があって毒があって一本筋が通っていてどこか含羞が垣間見える、本当に私の大好きな人たちが逝ってしまいます。

7月11日 営業担当者の雑記

きのうで参議院議員選挙が終わりましたが今回は選挙権年齢が18歳に引下げられて初の国政選挙でした。240万人ほど該当の有権者がいたようですが、選挙に行ったのでしょうか?自分のことを振り返ると学生時代は下宿をしており住民票を移していなかったので一度も選挙には行っていません。学生運動華やかりし頃で安保だ否反対だと大声を出していたのに実際には選挙権を行使していないと言うのも随分な話です。全体の投票率が54.7%と半分くらいの人しか投票に行っていないということですが若い人たちの投票率はどうだったのでしょうか。年よりは口は立ちますが行動に移せない人が多いのですからこれからは若い人たちに期待するところ大です。自分の意思を選挙に反映して頂きたいものです。

7月7日 営業担当者の雑記

今日は七夕ですか。笹を立て願い事を書いてお祭りしたのはもう随分前のことです。万葉集には随分七夕が詠われていますのでとすると織姫さんと彦星さんはもう2000回位は会ったのかな。くだらない計算をしていますが1年に一回というのは惨い話ですね。私は三年ほど単身赴任をしたことがあるのですが月に一度帰京するのがとても楽しみでした。同僚には「愛妻家ですな!」などと冷やかされていましたが実はお目当てはまだ小さかった娘でして、会えることがとてもうれしくて毎回彼女が喜びそうな絵ハガキと絵本を探しお土産に買って帰りました。まだやっと字が書けるようになった頃で自分の似顔絵付きで「おとうさんおしごとがんばってね!」とみみずの這ったような字でお手紙を貰ったりすると赴任地に行くのはもう止そうかと思ったりしたのを憶い出します。この娘もすっかり大人になりこのところは1年に一度くらいしか帰ってきません。一人前になったのを喜ぶべきなのでしょう。今日あたり電話でも来るといいのですが。

 

7月6日 営業担当者の雑記

昨日の新聞に載っていた事件には驚きました。車を運転中の20歳の男が、横を通ったバイクを運転していた男子高校生が睨みつけてきた気がしたので車で追いかけ追突し殺したというのです。大昔追い抜かれた大型トラックが執拗に乗用車を追いかけまわすといった内容の映画があったように記憶していますが現実にこんな事件が起きるのですね。バイクに乗っ高校生が車の横を通り過ぎた時自動車の運転手の方を振り返ったのでしょうがそれを睨みつけてきたと思いこみ執拗に追いかけ車を追突させ殺したようです。車を運転すると異常心理になり普段なら考えられないよう事に過剰に反応する人がいると言う話は聞きますが、こんな人が普通に車を運転しているのだとすればうっかり横も見られません。車は走る狂器だとはいいますが運転手が狂人だともういけません。それでなくとも人相が悪い私は毎日車に乗っていますのでへたに横を向いたりしないように気をつけなくっちゃ。

7月5日営業担当者の雑記

通勤時にとても気になる花が咲いています。高さは1m近くありヒマワリのように黄色の花びらに中心部が黒。でもヒマワリほど花びらは多くなくどちらかというと菊の感じ。今はやりのミニひまわりかなとも思ったのですが背丈が全然違います。調べてみるとひまわりのような菊のような花は沢山あるのですね。図鑑に出てくる中で一番近いかなと思ったのが「オオハンゴンソウ」ですがこれは特定外来生物に指定されておりやたらに植えることは出来ないようです。明らかに畑に人の手で植えられているのですから多分違うのでしょう。とすると「ルドベキア」という花かもしれません。特定するには茎の特徴花びらなどもう少ししっかりと観察した方がよさそうです。そのお隣にはわたしでも分かるヒマワリが植わっており今朝は目立ちたがり屋がもう咲いていました。

7月4日 営業担当者の雑記

今日はめちゃくちゃ暑かった。大体昨晩から暑く起きたらパジャマがびっしょり。因みに我が家ではまだクーラを使っていないのです。会社に来るまでの徒歩通勤で既にシャツはかなり濡れていました。今日は朝から車で飛び回りましたが車の外と中の温度差がとんでもなく違います。今夕方ですが今日の最高気温を調べたら松戸は何とと36度。私の体温と同じです。いやー驚きました。普段はどんなに暑くてもあまり冷たいものは飲まないのですが流石に今日は500mlを一気飲み。暑さ用の体に早くならないとへばってしまいます。脳に夏本番だと指令しましょう。

7月1日 営業担当者の雑記

先日上野の東京国立博物館に「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」を見に行きました。一つは中宮寺門跡の半跏思惟像もう一つは韓国国立博物館所蔵の国宝78号。中宮寺門跡の半跏思惟像は教科書にも出てくる超有名な仏様で実は私もおのぼりさんで見に行ったのですが実物はやはり写真で見るのは違いとても素晴らしかった。確かにあのアルカイックスマイルはモナリザなどと並べられるいわく言い難い微笑みではありますが目は半眼右指を二本ほほにあて右足を左側で組み深い思索の中にいるという印象です。「考える人」とはまた違ったとても柔らかな雰囲気です。姿形はいかにもきゃしゃで胴の細さなどはまるで女性のそれです。頭頂に二つ丸めた髪は肩から左右に流れています。最初は前から後ろから下からと舐めるように見ていたのですがやがてとても優しい気持ちになりぼーと眺めている自分に気が付きました。そんな仏様なのです。

6月30日 営業担当者の雑記

今日の朝刊に総務省の2015年国勢調査(抽出速報)が出ていました。それによると初めて全ての都道府県で65歳以上の高齢者の割合が15歳未満の「子ども」の割合を上回ったとのことです。総人口に占める高齢者の割合は26.7%に達し2030年にはそれが3割以上になるとも言われているとか。また就業者全体に占める女性と65歳以上の高齢者の割合が5割を超えたことも書いてあります。特に興味を引く所では男女間の雇用形態の差。男性の雇用者のうち非正規の割合は18%だが女性は54%。さらに非正規の割合は25~29歳では3割程度だが40~44歳では5割を超えるということです。男女雇用均等法が出来制度的には女性が働き易くはなっていますが現実には結婚、育児、介護などハンディーは沢山ある環境下,有能な人たちの社会貢献も出来にくいし経済的にも中々潤っていないということになります。労働者人口が減って行く中具体的な対策は待ったなしの筈なのですが。

 

6月29日 営業担当者の雑記

会社の行き帰りに時々くちなしを見ます。時期が過ぎているので大ぶりの真っ白い花は薄汚れたようになり甘い芳香もすっかり無くなっています。花の最盛期は息苦しいほどの香りと深い緑の葉に浮き上がる白い花はこの時期の女王様といってもいいのではと思います。花は美しく咲いた後どのように枯れていくのかいろいろですね。桜のようにパッっと散るのもあれば色が落ちたまま枝に付いているのもあります。嘗て芭蕉は「猿蓑」の中でこんな付け句を残しています。「さまざまに品変わりたる恋をして(凡兆)浮き世の果ては皆小町なり(芭蕉)何故ぞ粥すするにも涙ぐみ(去来)」いかに若い頃持て囃された絶世の美女でも年老いてしまえばかの小町伝説のように哀れになってしまうものだというのですが、それは少し言い過ぎで本当に品のいい年を取っている人もいますが、若い頃きれいであればある程年老いた時との差が目立ちます。花をそのような言い方をするのは少々的外れかも知れませんがくちなしにはなんとなくそんなことを感じます。