7月27日 営業担当者の雑記

昨日神奈川県の障害者施設でおきたとんでもない事件。この犯人用意周到に意思を持っての行動のようです。自分の力で生きていけない障害者たちを殺すのが自分の使命だとかいっているようですが何をとち狂ったのか。一度この世に生を受けたら死ぬまで生きつづけるのが生を持ったものの使命。そしてその生命を世に出した両親はその子が一人前になるまで育てるのが役目。身障者の子供を持っていない私が彼らの気持ちを分かる筈はありませんしその苦労も想像するだけですが親が子に注ぐ愛情は変わりありませんしその子が身障者なら一層その絆は深いことでしょう。とんでもないこの犯人。勝手に妄想に駆られ大勢の人の生を奪いその親たちの気持ちをズタズタに引き裂いてしまった。動機は何だとか彼をこうした犯罪に駆り立てたのは何だとかいろいろ分析も結構ですが私は被害者のご両親の気持ちを思うと胸が張り裂けそうです。一度しかない生が戻ってくるわけではありませんが少なくともこの人間の面を付けた狂人には自分が何をしたのか自覚出来るまで苦しみ続けて欲しいものです。

7月26日 営業担当者の雑記

昨日帰宅途中の電車の中。私が帰る時間帯は大体混んでいます。昨日も電車に乗りこみ奥の方に入り吊革にぶら下がりいつものようにぼーっとしていました。すると前に座り本を読んでいたお嬢さんが立ち上がり「どうぞ」と席を空けました。とっさにちょっと強めに「結構です」と私。それだけのことですですが何故私が少々語気を強く「結構です」といったかというと、それほどの年でもないのにと思っていたからです。もう少し正確に言うと「俺ってそんなに老けて見えるのかな、そんなに弱弱しそうにみえるのかな」と思ったからなのです。確かに白髪にはなりました。腰とひざが悪くもしかしたら姿勢はあまり良くないかもしれません。最近鏡を見ると確かに顔の張りが以前ほどありません。お会いした人の名前がとっさに出てこないことがよくあります。一瞬「さて何をするのだっけ」と思う事も多々あります。それでも妙齢の女性への興味はまだ失っていないつもりの私が席を譲ろうとされた初めての経験。ほんの親切心で席を譲ろうとした若い女性のささやかな行動で私の心は千々に乱れました。

 7月25日 営業担当者の雑記

前職の先輩から暑中見舞いのメールが入っていました。彼は学生時代山岳部でならし卒業後もヒマラヤに行く為に普通の就職をせず母校の遠征隊の主力メンバーとして活躍したひとです。その彼今春でしたか地元の山に登った際滝で足を滑らせ骨折。そのまま下山し数時間車を運転し帰宅。病院に直行したのですが今回の近況報告を見ると驚きます。月・水・金はトレーニング、火・木は病院でのリハビリ。時に10kg近くの負荷を付けたリュックを背負い往復3時間の登山をしたとか、嘗て夢中になった水上スキーをし両太ももがパンパンになったが水から立ち上がる際の過重には耐えられたとか威勢のいい話の最後に今夏今計画している鹿島槍ヶ岳に絶対登るんだ。医者にOKを取る、もし医者のOKが出なくても行くんだと。山素人の私には鹿島槍ヶ岳というのがどれくらいの山だか分かりませんが調べてみると3,000m近い高さがあり山男たちには存在感のある山のようです。心身ともに元気そのものの猛者と張り合う事は出来ませんが老けてなんかいられません。

7月22日 営業担当者の雑記

先日会社から帰宅すると女房が「小鳥が駐車場の車の下で死んでいる」と血相を変えていいます。彼女ゴキブリはおろか蠅、蚊、虫一切嫌いです。傍に来るだけで青くなります。その彼女が「どうしよう」というのです。私も決して昆虫人間でもないし動物の死骸を見てすぐに始末出来るタイプではありません。しかもよく見ると猫が突っついたのでしょうか内臓が少しでていました。しかしここは「気持ち悪い」と逃げるわけにはいきませんのでほんの少し残っている勇気を絞り出しショベルですくい二重にした小さなに納めました。生ゴミは翌々日だったので当日の朝ごみ袋に移し捨てたのですが妙に軽かったのを覚えています。腐敗した死骸からガスが出たからなのでしょうか。何かとても不思議な気もちがしました。

7月21日 営業担当者の雑記

家の傍におしろい花が咲いています。この花小さい頃実家の辺りに沢山咲いていたのですが最近では久しぶりに見ました。白やピンク、赤の直径5,6cmの花びらで少しラッパ上になっています。種は黒くつぶすと白い粉が詰まっておりこれがおしろい花の由来のようです。面白いのは朝は全く気がつかないのに夜帰る頃になると花が開き少し強めの香りがします。英語ではfour o’ clockとそのものずばりの名前だとか。朝顔、夕顔、昼顔などと開花時間に合わせた名前が付いた花はこの時期ありますが午後4時というのもおもしろいネーミングです。以前から勝手に日本固有の花だとおもっていたのですが江戸時代に入ってきたようです。ちょっとした空き地にほとんど手を掛けずに生えずんぐりとした形に纏まり可愛らしい花が咲く昔ながらの花、今はやりの派手さはないが少しだけ気にかかる花です。

7月20日 営業担当者の雑記

今日の日経夕刊「あすへの話題」というコラムに、キャスターの国谷裕子氏が先日亡くなった永六輔さんの想い出を書いていました。あるとき母の日をテーマにした番組で「生きているお母さんには赤の亡くなったお母さんには白のカーネーションを供えるのは酷な気がする。何故区別するのだろう」いつしかそうなっていた赤と白の決まり。お母さんを亡くした人から見たらどうなのだろうと永さん。もう一つ永さんが構成していた「夢であいましょう」母の日の演出で出演者がそれぞれカメラに向かって「お母さん」「おふくろ~」と呼びかけた。ところが出演者の一人がカメラの前で絶句し何も言えないまま番組は終わった。楽屋で「ぼくにはお母さんがいたことがない」といった「人によっては母の日が辛い日なのだ」と永さんはこのエピソードを振り返りながら語った。自分の中にいつのまにか忍びこんでいる先入観の怖さ、そして自分の目には見えていないことへの想像力の大切さを永さんが教えてくれたと国谷氏は結んでいる。永さんの優しさとそれをしっかり受け止めている国谷氏。

7月19日 営業担当者の雑記

先の日曜日に佐原の夏祭りに行ってきました。あの佐原囃しで有名なお祭りです。夏と秋にあるようで今回は八坂神社主催とのことでした。歴史上の人物あるいは魚など各町で趣向を凝らした飾りが山車に乗り笛、鉦、鼓のゆったりとしたリズムにのり浴衣を着た子供達があるいは大人が山車を引いて町を練り歩くと言うお祭りです。この佐原の街はその昔利根川水域の流通の要所で醸造業、お米、海産物などの旦那衆が贅を尽くしこの御祭を盛り上げたようです。小野川という利根川の支流に掛かる忠敬橋を中心に沢山の露店が出ており大変賑わっていました。また偶々八坂神社から御神輿が出発する所に出会ったのですが衣冠束帯の神主さんが儀式を済ませた後人力車に乗り後ろから幹事さん達が黒のスーツにパナマ帽といういで立ちでぞろぞろ付いて行く光景は始めて見ました。今となれば佐原が少々不便な場所ですのであまり観光化されていず昔ながらの風情を保っているようですし町衆もこの御祭を心から楽しみにしている様子が見えました。

7月15日 営業担当者の雑記

今朝国土交通省は来年4月以降、自動車のナンバープレートに初めてアルファベットを導入するという記事が出ていました。1998年にスタートした希望ナンバー制だが特定の「1・7・8」などの数字に集中したため大都市部を中心に来年度にも番号が枯渇する可能性があるためだとか。そういえば家のすぐ近所の人のナンバーは88・88です。多分偶然ではないのでしょう。昔香港に行った時「8」が縁起ががいい数字という事で高額で取引されていると聞いたことがありますが日本では「ラッキー7」なのでしょうか。私はこの種の縁起担ぎにはまったく興味がありません。最近駐車場を使うときも止めた位置の番号を機械に入れると清算出来るようになっているし、キーに付いているボタンを押すとピカピカ車の灯が点滅するので自分の車のナンバーも覚えていません。こんなに便利でなかった頃は、得意先のあるいは女性の電話番号、車のナンバーなど必要に迫られて片っぱしから覚えたのですが、年の所為なのかな?

7月14日 営業担当者の雑記

今日の天気予報は「終日大体晴れだが場所に依っては雷雨もあり」とのことでした。梅雨でもあるしこのところ予報も大凡位でしか当たっていないので折りたたみ傘を持って出勤しました。営業で外に出る時も何となく曇っているなという感じだったので一応傘を用意しておきましたがどうせ車だから邪魔にはならないかな位でした。ところが夕方4時くらいだったでしょうか空が真っ黒になり突然大粒の雨が降ってきました。「一天にわかに掻き曇り、、、」と歌舞伎の台詞じゃありませんが大粒の水滴が車を叩き始めました。用があり車から降りるのに傘をさしても体はびしょぬれ。会社への帰路に低地や線路が上を通る地下などは避けたのですが馬橋の陸橋下は車が埋まりそうに水が溜まっています。国道6号に出てからも路肩は数十センチの深さになっており車は両側に噴水みたいに水をかき分け走っています。あちこちで道路が冠水し大渋滞。こんな状況を見たのは松戸では初めてです。帰宅するときには収まって欲しいのですが。

7月13日 営業担当者の雑記

先週の日曜日南房総の麻綿原高原に紫陽花を見に行きました。ここは標高340mとそんなに高所ではないのですが下界より1月近く花が遅く咲きます。最近はやりのヤマアジサイとか色とりどりといった特徴はありませんで只管和紫陽花。薄いブルーの花が全山を覆い尽くします。その数数万株とも。観光施設ではなくここにある妙法生寺の住職が5,60年前寺を復興した時からすこしずつ植えてこんなになったのだとかで無料。今年は結構あちこちで派手な紫陽花を見てきたのでこの地味さはそれなりに心に残りました。さらに駐車場に戻る途中の森からチェーンソーのような大きな音が聞こえてきました。音のする方を見やったのですが人がいる気配はありません。何だこの音は?と駐車場まで不思議に思いながら下ってきたのですがここの看板に「ヒメハルゼミ」の説明があり納得。紫陽花の時期に一斉にコーラスをするセミで一匹が鳴き出すと皆さん斉唱をする特性があるのだとか。