1月16日 営業担当者の雑記

昨晩日光市の足尾山中に生息するツキノワグマを30年近く追いかけているカメラマン横田博氏のドキュメンタリーをテレビで放映していました。ツキノワグマは山中深くに棲みその生態はあまりよく知られていないようですが彼の映像から随分分かってきたようです。中で私が興味を持ったのは子どもを連れたメスをオスが襲いその子供を殺すというところです。授乳をしているメスは発情しないのでオスは自分の子孫を残す為にメスが育てている子供を殺すのだといいます。確かに動物は子孫を残すことが大きな使命であることは間違いないでしょう。個体個体がそういう本能をもっているのですからオスグマはそれを忠実に実行しているにすぎないのでしょう。先に生まれている子を殺せば結局子孫が増えることにはならないなどというのは多分人間の浅知恵でクマがこの世に出現してからずっとそうやって今に至っているのですから。残酷だという理屈は自然界では通用しなくそうしなければ生きていけないのですね。荘厳な絵を見てしまいました。

1月13日 営業担当者の雑記

昨日は満月でした。冬のこの時期煌煌と照る月はどちらかというと寂しい、厳しい、冷たいなどといった感じがあるのですが私は結構好きです。気温が低く空気が澄んでいる空にまん丸の月が輝いているのはなんだかほっとします。寒満月とか冬の月を主題にした俳句は素人には手に負えないような崇高なものが多い中亡くなった小沢昭一さんの作品に「寒月やさて行く末の丁と半」というのがあります。さてさて寒空に照る月の下明日はどうなるのやらという芸人の心細さを詠んだのかと勝手に解釈しますが、大上段に月を愛でるわけではなく背景に寒月を置きその空気に漂う侘しさ、辛さを自嘲気味にそしてその中に自分の存在を見出そうとしている芸人魂がふつふつと沸いているようでいかにも彼らしい表現の句です。もう4年が過ぎたのですね。あの年代の永さん、加藤武、米朝、野坂昭如みんな往ってしまいました。

1月12日 営業担当者の雑記

“Yes,We can”,Yes We did,Yes We can”昨日オバマ大統領の最後の演説がシカゴでありました。この地は2008年彼が大統領に選出された時に勝利演説をした場所でした。格調高くしっかりと聴衆を見つめ的確な表現がちりばめられた演説。夫人と子供達に感謝を伝える時は白いハンカチで目頭を拭いていました。聞いていた私はやはり彼の演説に強く心を揺さぶられました。まったくあの8年前の就任演説の時のように。しかしもしかしたらその際立った演説がトランプ新大統領を選んだ大きな要因だったのかもしれません。彼のよく練り上げた言葉、抑揚、身振り、穏やかだがよく通る声その一つ一つが今まで聞いたことのない演説でした。洗練された、教養ある、大人の振る舞い、それらは嫌いな人たちからみればおぞましいものだったのでしょう。まったく対極の人が大統領になります。私にはほとんど関係のない他国の事ですが歴史の1ページに出くわしている、そんな気がします。

 

1月11日 営業担当者の雑記

先の連休中に群馬県安中市の「蝋梅祭」に行ってきました。曇り空で花そのものも昨年より少し遅いような気がしましたがそれでも1万本を超すど迫力の蝋梅は全国でもここだけではないのでしょうか。3.2ヘクタール(といっても想像できないでしょうが東京ドームの7割くらい)の山の斜面に見渡す限りの花、花。遠くからでも風に乗ってくる香りを強く感じるこの蝋梅、何故だか花の中に埋もれても鼻はマヒしません。同じく香りが強い藤の花は入り込むともう本当にくしゃみが出そうなくらいです。田舎の事とて例によって偉さんがたのの挨拶が続いていましたが私がわざわざ祭の日に来たのは「蝋梅無料プレゼント」があるからです。11時半と13時半の2回150枝づつを配ると言うのが魅力です。大正解。帰りの車の中はすっかり春色。家に帰って直に玄関に活けましたが家中春だらけ。階段を伝い二階の寝室にまで祭そのままの香りが届き大満足です。

1月10日 営業担当者の雑記

昨日の全国大学選手権最終日は帝京大学が東海大学に33対26で逆転優勝しました。同点で前半を終わり後半にひっくり返したのだがV8の偉業達成.毎年学生が入れ替わることを考えると物凄い記録です。確かにこれだけ勝ってくると有望な選手も集まるのでしょうが選手の持ち味を活かしそのスタイルを変えながら勝ち続けていくのはやはり監督の力に依るのでしょうか。1月7日にあった高校生の決勝は東福岡が28対21で東海仰星を下し優勝。このチームは優勝候補ではありましたが逆転逆転での勝ち上がり。嬉しさもひとしおといったところでしょう。因みに東福岡のキャプテン箸本君は義弟が手伝っているラグビーチームのメンバーだったということで義弟も興奮していました。この中のメンバーが大学に入り今度は秩父宮ラグビー場を沸かせてくれるのでしょう。高校時代から目を付けていた選手が大学で活躍するのをみるのも楽しみです。

1月6日 営業担当者の雑記

昨日の昼ごろからぐっと寒くなってきました。わが社の店長さんも一人風邪でダウンしています。インフルエンザの予防注射はしているのですがやはり日頃の疲れがたまったりすると菌がのさばってきます。気をつけましょう。ポスティングは来週から始まるのですが今月は3週しかありません。営業としてはそんなことを言いわけには出来ないのですが非常に厳しい月ではあります。年始早々から営業活動をしていますがまだ目途は立っていません。昨日「笑顔がいちばん」と書いた都合上泣き言はいってられませんので精一杯の虚勢を張って「ガンバリマス」。

1月5日 営業担当者の雑記

今日は本年最初の会議があり社長の「年頭所感」がありました。とそんなに大げさなものではなく今年はどうしたいという内容です。キーワードは「笑顔がいちばん」です。本業の新聞配達は毎日御客様の所に新聞をお届けしているのですがそのお客様と接する際の笑顔、そしてそれはお店の人たちが笑顔で見送ったから。ということで椎名の新聞屋さんに会ったら何か元気になるとか元気に配達している姿を見ると嬉しくなるとか新聞配達を通じて町に「笑顔運び」をしようじゃないかということのようです。確かに雨の日も風の日も雪の日も新聞は余程の事がない限り毎日配達されます。それも大概の人はまだ寝ている時間に。新聞受けに当たり前のように毎朝入っている新聞。こちらこそ出会ったら「ご苦労さん」と声を掛け心の中で「頑張れよ」と言っています。そんな新聞配達の人たちに笑顔で「今日は」と挨拶されるときっと嬉しくなりますよね。

1月4日 営業担当者の雑記

皆様明けましておめでとうございます。私は今日が初出勤です。皆様の正月休みは如何でしたか。

私は年末そうじと千葉一の宮町太東崎灯台からの初日の出と帰路は三社参りと毎年同じパターンでした。初日の出は海から直接ではありませんが快晴でしたのでしっかり拝めました。三社参りは比較的すいているところ物凄い込み方でパスしたところいろいろでした。昔のように年が明けると一つ年を取るという風習もすっかり無くなりはしましたがそれでも新しい年を迎え家族が今年一年元気で暮らせますようにとお願いをしてきました。大人の正月は大体こんなところなのではないでしょうか。近所には小さな子供が大勢いるのですが里がえりでもしたのでしょうかほとんど声は聞かれませんでした。気負う事もなく静かなスタートです。

 

12月28日 営業担当者の雑記

今日は仕事納めです。といってもなんだか段取りが悪くこの時間まであいさつ、データ整理などしているのですが。人間は一日、一ヶ月、一年といった区切りが必要なのでしょうね。中々今を生きているその積み重ねが一生になると言った心境にはなれません。虚子は「去年今年貫く棒の如きもの」と分かるようなわからないような表現をしていますが凡人の私はやはり終わって始まりがある、流し去って新しいものを迎えることの方がすんなりいきます。思いつきを書き連ねた一年でしたが来年も気張らずに軽く行ければいいなと思います。皆様よいお年を。

12月27日 営業担当者の雑記

今年もクリスマス前に何とか年賀状を出し終わりました。下手なりにもう数十年来干支の版画を刷り一言添えてというものです。今年来た喪中案内を整理しながら賀上のコメントを振り返り近況報告をしているのですが、やはり「喪中」が随分多いですね。親兄弟全部の喪中案内を出していると大変なことになりそうですが中には律儀な方もいらっしゃいます。入社したての初々しかったお嬢さんが「もう上の子が小学校に入りました」とか「双子なんです」といったニュースあるいは○○部の部長になりましたとか漸く出身地に戻れましたといった後輩のニュースに思わず笑ったりしながらまた中には有名大学を卒業して10年ほど経って「私ソーセージ職人に弟子入りしました」そして「ようやく念願の店を開きました是非とも一度来て下さい」などというのを読むと「よく頑張ったなでもこれからだよ。必ず行くからね」などと応援文句を書いたりしながらの賀状書きです。手間が掛かりますがこの方法を出来るだけ長く続けようと思っています。