3月29日 営業担当者の雑記

今朝の新聞に「豊島産廃 最後の船 撤去完了 島民の闘い40年」という記事が出ていました。香川県小豆島の近くにある瀬戸内海に浮かぶ風光明媚な島で起きた産廃事件。もう40年になるのですね。高度成長の時代1978年兵庫県の業者がこの島に産廃を捨て始めたが管轄の香川県はこれを承認しあっという間に金属片、木材などが大量に棄てられ「ごみの島」になってしまった。土には有害物質が流れ込み、野焼き、大型ダンプ走行などで子供達にぜんそく被害まで出始めた。それから住民たちの壮絶なそして息の長い活動が始まり1990年になり漸く警察が不法投棄で業者を摘発。それから香川県が島民と合意した公害調停に基づき産廃・汚染土壌の搬出が始まり昨日最後の運搬船が島を出港したというもの。自分のゴミをよそにもって行く業者さらにへ理屈でそれを擁護した県。あの頃は皆の心がどこかに行っていたのだと思う。一度自然を壊し始めるとそれを元に戻すのにはとんでもないエネルギー、お金がかかる。日本中に「危険だぞ」と警鐘を鳴らした豊島事件に一区切りがついた。

3月28日 営業担当者の雑記

昨日の朝栃木県那須町のスキー場で登山講習中の高校生たちが雪崩に巻き込まれ8人が死亡40人が重軽傷という大惨事がおきました。元々茶臼岳の頂上を目指す「実技講習」だったが前の晩から降雪が続いていたのでラッセル訓練に切り替えてこの事故にあったとのこと。現場は子どもから大人までがスキーを楽しめる平和なゲレンデで雪崩なんて聞いたことがないと近くの宿泊施設で10年ほど働いている従業員も驚いた様子と報じられています。このところの暖かさで積もっていた雪が溶けた上に新雪が降りそれが滑り落ちたようです。関係者の悲しみはいかばかりか。私はこの話を聞いた瞬間「八甲田山死の彷徨」を思い出しました。今回よりは遥かに気象条件が厳しい中とはいえリーダーの判断に依り生と死が分かれた世界山岳史上最大とも言われる被害を出したあの事故です。冬山の怖さを全く知らない者が軽々なことは言えませんが今回はスキー場でのラッセルということで引率の先生も「まさか」という思いがあったのでしょうか。あらためて自然の怖さを感じます。

3月27日 営業担当者の雑記

大相撲春場所は横綱稀勢の里が13勝2敗で優勝しましたが大いに盛り上がりました。12日目まで全勝で来ていた稀勢の里は13日目横綱日馬冨士との一戦で敗れた時激しく左肩を痛め暫く立ちあがれず救急車で病院に搬送され14日目は休場かと思われていたのを強行出場しなすすべもなく横綱鶴竜に敗れ2敗となり1敗の大関照ノ富士に遅れを取った。痛めた肩で優勝するには千秋楽で本割と決定戦の2回照ノ冨士に勝たなければならず解説者も「まずありえないだろうそれより体をこれ以上悪くしてほしくない」といったコメントの中での大一番。本割での逆転勝利さらに決定戦でも土俵際で照ノ冨士を小手投げで土俵に転がしての大逆転優勝。もう館内は騒然。テレビがアップで捉える観客の目にも涙が見える。稀勢の里はそれでもいつもと表情を変えず支度部屋に引き上げた。しかし表彰式では国歌が斉唱されると顔を覆い号泣。その昔貴乃花がひざに大けがをしながらの逆転優勝に表彰式で当時の小泉首相が「感動した」と絶叫したのを思い出しました。

3月23日 営業担当者の雑記

WBCで日本がアメリカに準決勝で負けました。どこの国も自国のリーグ戦が始まる前のオープン戦の時期で主力選手たちが集まるのかコンディションはどうなのかと懐疑的だったのですがトーナメントを勝ち抜くにつれ段々盛り上がってきました。詳しいことは分かっていないのですが投手の球数制限があったりそれ以外にも通常の試合とは違う条件があるようです。大リーグ所属の日本人選手は青木だけがWBCに参加他は国内の主力組が大体参加したようです。なかなか真の意味でのワールドチャンピオンというのは決めにくいのですが今回の試合も一応そういった意味合いがありそうなので日本チームは世界一を逃したということになるのでしょう。オランダとかイタリアとかも参加していたのでびっくりしたのですがWBCは国籍ではなく親の国籍とか出身国とかが参加者用件のようです。帰国組が本リーグでどんな活躍をするのか楽しみです。

3月22日 営業担当者の雑記

昨日東京で開花宣言がされました。靖国神社にあるソメイヨシノの標本木に5,6弁の開花があることを確認してこの宣言はなされるとのこと。さらに今年の場合は途中気温の低い日があるので宣言から10日位後4月初頭が満開との予報です。私は酒が飲めないので酒宴はしませんが桜を見て歩くのが大好きです。特にヤマザクラ、オオシマザクラだ好きです。確かに城と桜、川と桜とソメイいった取り合わせも結構ですが奔放に伸びた一本桜あるいは木の向こうが見えなくなるほどに枝を垂れる枝垂れは格別です。日本国中に桜の名所、銘木があり三大桜とか有名寺院の由緒など親しまれている桜は沢山あります。近郊のは毎年少しづつ制覇しいるのですが悲しいかな本場(私にとっての本場)の吉野山にはまだ行っていません。それと悔しいのですが女房殿は昨年京都醍醐寺の桜を見てきました。「妖艶というか絢爛豪華というかとにかく言ってみなきゃ分かりませんよ」などとほざくのが癪なんですが。今年も出来るだけ時間を取り沢山の美人と出会おうと思っています。

3月21日 営業担当者の雑記

一昨日江戸川の河原で第19回春の江戸川カッパ市が開催されました。時々風がとても強く砂埃が舞い上がりテントが倒れる等のハプニングもありましたが晴天に恵まれ大勢の御客様で賑わいました。会場では朝からバンド、キッズダンス、パフォーマンス、ベンチャーズ風など大いに盛り上がりました。中にはトロンボーンでのジャズ、クラリネット・ギターの掛け合いで達者な演奏もあり堪能しました。川繋がりということでこのところ新潟県魚沼からのブースが出来ているのですがそこに生の「蕗の薹」とワサビがありましたので買って帰りました。さて「蕗の薹」どう調理するか女房殿。一般的には天ぷらでしょうが折角の「生」、香りも苦味も活かしたいということで少しの醤油と海藻を入れ油いためにしたものが出てきました。一口目にあの独特の香りが口いっぱいに広がり、噛んでいくうちに苦味が唾液と共に溢れ出てきました。飲み込んだ後も香りと苦みがふうっと鼻孔から漏れ出ます。これはこれで非常においしかったのですがもっと色んな食べ方がありそうですね。

3月17日 営業担当者の雑記

今日は彼岸の入りで明日から3連休の会社もあるのでしょう。我が家では今年母親の命日を失念していたのでお詫びに墓参りに行こうかという事になりました。陽気も随分よさそうだしドライブがてらということなのでいい加減なものです。彼岸の中日は昼と夜の長さが同じになりこれからはどんどん昼が長くなっていくと言うのは知っていますが仏教でいう「お彼岸」が何なのかはしりません。この世あの世のことをいうのでしょうが何となくお花と水を持った老人がお孫さんを連れて墓参りといった絵が浮かびます。普段は亡くなった父母とそこに繋がる先祖様に手を合わせる等という事はまずありませんので一年に一度くらい自分の存在を作ってくれた方々に感謝したいと思います。ここ松戸には「八柱霊園」という東京都の大きな霊園がありますので連休中は大にぎわいをすることでしょう。そしてお彼岸が開けるといよいよ桜の季節になってきます。

3月16日 営業担当者の雑記

今日の日経夕刊に面白い文章がありました。中野京子氏というドイツ文学者が「翻訳不能」とタイトルで書いているものです。いかに翻訳が難しいかを諄々と説きだから多少の間違いがあっても多めに見て下されというテーマなのですがその中の一つの例が面白い。ある短編小説の話で大戦中あるイギリス女性がドイツのスパイではないかと噂されている男性に恋をした。注意深く観察したが彼は完璧なキングス・イングリッシュをしゃべり、振る舞いもイギリス紳士そのものなので噂は間違いだと思う。やがて彼も彼女に恋をした。とある晩二人で公園を散歩している時彼が「月が出ていますね。<彼>はなんて美しいのだろう」といってしまった。この瞬間彼女は彼がイギリス人ではないと分かり彼も気づかれたと悟った。森羅万象に「性」があるドイツ語では「月」は男性名詞、英語では「it」というべきところ心を許してしまった彼は「he」といってしまったというのです。この短編小説の最大の見せ場なのに翻訳不能とは!

3月15日 営業担当者の雑記

春の選抜高校野球が19日から始まりますがそれに先立ち昨日から出場校の甲子園での練習が始まりましたが、この練習に条件付きではあるが女子部員の参加が認められたと言う事が話題になっています。昨年夏の大会で練習に参加した女子マネージャーが役員から注意されたのをきっかけに大会規定がj改定されたようです。今まで参加出来なかった理由は硬式ボールが飛び交う中女子は危険だからということだったようで今回はヘルメットを付け限られた場所でのみ可となったようです。硬式ボールが当たれば男女に関らず怪我をする可能性はあるしまして普段練習の手伝いをしている彼女たちなのだからきちんと対策をとっての参加は全然問題ないと思います。「高校野球」という或る種「神格化」されているスポーツも(書きながらもしかしたら高校野球はスポーツではないのかもしれないと思い始めたのだが)時代の流れに掉さすことは出来ないのだなあと感じました。縁の下の彼女たちにも甲子園出場の機会が出来たことは大変結構なことだと思います。

3月14日 営業担当者の雑記

大相撲春場所も今日が3日目。今場所は稀勢の里が横綱に昇進して初の場所ということで随分と盛り上がっているようですね。4横綱が揃うというのも随分久しぶりのようですし「日本人」横綱はもう20年近くいなかったということで稀勢の里の昇進は大変な騒ぎだっただけに場所前は稽古不足ではないか、イベントへの参加で体調を崩してないかなどなど指摘されていましたが取り敢えず順調な出足のようです。それと小兵力士が話題になっています。以前に比べると物凄く大きくなった力士の中で「宇良」「大浦」といった小兵力士が幕内に上がってきました。宇良はレスリングみたいな技を繰り出し今まで見たことがないような相撲を取ります。ぴょんぴょん飛び跳ねるだけでなく時に大きな力士を投げ飛ばすのが何とも小気味いいものです。「襷反り」というらしいのですが決まり手が制定されて以来幕内では決まったことがないというような大技を見せてくれたりしています。何とか暫くは幕内に留まりその姿を見せてほしいものです。