10月30日 営業担当者の雑記

昨日のテレビでスポーツの「誤審」の特集をしていました。この番組の中で大リーグでの話が出てきました。2007年デトロイトタイガースのガララーガ投手が9回2死まで完全試合をしており最後のバッターも打取り全員が完全試合達成と思った瞬間一塁の塁審ジョイス氏がセーフと言ってしまったのです。誰の目にも明らかにセーフだったのですが判定は覆らず。試合後誤審を認めた審判が記者会見で謝罪し更にこの場に来たガララーガ選手に泣きながら直接謝罪した。ガララーガ選手は「完璧な人間なんていない、多分彼の方が辛い思いをしてるさ」とジョイスを労り更に翌日の試合で監督に代わりメンバー交換に登場しジョイスと握手。試合後マスコミに叩かれ当日もジョイスへのブーイングで溢れていた球場がガララーガへのそしてジョイスへの称賛の嵐に変わった。この素晴らし光景に全米が興奮したといいますが私も彼ら特にガララーガ選手の取った行動に大感動しました。

10月27日 営業担当者の雑記

家の傍にある畑にキャベツが植わっています。狭いなりに畝もあり作業をしているのは滅多に見ませんがどうも農家さんのもののようです。一ヶ月ほどになりますか小さな葉が出ていたのですが今朝ここを通りましたらまだ開いたままの葉に水玉が転がっていました。朝露ですね。結球していないキャベツの葉は結構大きくその真ん中に直径1cmくらいでしょうかきらきら光っています。ヨーロッパには赤ちゃんはキャベツから生まれるというお話があるようですが今朝の様子をみるとそれもありかなという気がしました。いかにも瑞々しい葉の底の方で風に揺られ動き回る水玉。夏千葉公園で見た蓮の葉で踊る水玉がとても可愛かったのを覚えていますがキャベツの葉も負けず愛らしいのです。その水を集めて飲むと体がきれいになるように思えます。赤ちゃんも見るだけで心が弾みますが共通点がありそうです。

10月26日 営業担当者の雑記

今日は昨日の天気と打って変わって快晴。雲ひとつない秋晴れでした。久しぶりに暖かくなり昼間は上着なしでも大丈夫でした。こんな時の夕日はとてもきれいです。夕方4時半過ぎくらいでしょうか会社の近所を流れる国分川のずっと先こんもりと茂った林の向こうにまん丸い大きな太陽が周囲を真っ赤に染めて沈んでいきました。以前はこの方向に冨士山やスカイツリーが見えたのですがこのところはとんとご無沙汰です。この辺りは水草が茫茫に生えた小さな国分川と畑が広がっており白鷺が羽を休め夕方には小鳥の集団が大きな輪を描きながら上へ下へと飛んでいます。最近ではほとんど見ることもないような何とものんびりした優雅な景色です。夕日はあっという間に林の中に没して行きました。

10月25日 営業担当者の雑記

昨日プロ野球セリーグのクライマックスシリーズで横浜ベイスターズがリーグ優勝した広島を破って日本シリーズ進出決定となりました。これでパリーグの覇者ソフトバンクスとの争いになるのですがベイスターズは随分ご無沙汰でしたね。調べてみると19年前1998年権藤監督の時に抑えの切り札佐々木投手を擁し「マシンガン打線」でセリーグを制し日本シリーズでも西武ライオンズを破ったのでした。当時は大魔神佐々木投手の全盛時代で8回までで勝負が終わりといった感じでした。今回のラミレス監督は日本で長くプレーしておりその野球もよく知っているのでしょうが何しろ怒った顔を見たことがなく選手の気持ちをよく理解しているのだとか。最近はプロ野球に興味がなくなっていますがそれでも判官贔屓というか下馬評の低かったチームが優勝すると嬉しくなります。「我々は球界のリーダーなので優勝しなければならないのだ」なんていわれると興ざめです。

10月24日 営業担当者の雑記

今日経夕刊の「人間発見」というコラムを関西の落語家三代目桂春蝶が執筆しています。特攻隊や沖縄戦といったおよそ笑いとは縁遠いテーマで創作落語をもう5作作っているのだとか。その中で父2代目春蝶と桂枝雀の交流が書かれています。枝雀は桂米朝の弟子で18年前に自死した空前絶後の抱腹絶倒落語家で私の大好きな落語家の一人です。三代目春蝶は父が亡くなった時葬儀場で未明までずっと笑みを浮かべて遺影を見つめていた枝雀の姿が忘れられないと書きます。その6年後枝雀は自殺するのですが更に、今思えば父は笑いを極限まで突き詰めた枝雀ほど深く病めなかったことに劣等感を抱いていたと続け逆に枝雀は父に先に(死という)面白いオチを言われた、という思いがあったような気がするといい二人は戦友のようでしたと結びます。この下りはただの落語ミーハーの私ですが胸にジンときます。二人とも命を削りながら「笑い」を突き詰めたのですね。

10月23日 営業担当者の雑記

今朝は台風に備えレインコート、長靴という重装備で家を出ました。電車は一部間引きと遅れが出ていましたがそんなに大きな影響はありませんでした。それでも吹き返しというのでしょうか午前中一杯は台風後の強い風が吹いていました。車で営業中昨晩の激しい風の所為であちこちに木の枝が落ちており特に常盤平駅前に繋がる並木道は掃除の車も出ていましたがバキバキ音を立てながらの運転でした。枕草子に「野分のまたの日こそいみじうあはれにをかしけれ立蔀透垣などの乱れたるに前栽どもいと心苦しげなり大きなル木どもも倒れ枝など吹き折られたるが萩女郎花などの上によころばい伏せるいと思わずなり」とありますがまさにそのような景色、風情でした。午後からは台風一過で久しぶりに晴れ上がりましたが散った葉が風に舞い吹き折られた結構大きな枝も落ちておりまたどこからか飛んできた函が落ちていたりと運転には少し注意がいる一日でした。

10月20日 営業担当者の雑記

先日新聞に「柿の里 甘さ育む標高」というタイトルで正岡子規の名句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」から柿と奈良を特集していました。私は甘柿は熟しより少し硬い方が好きです。まら干し柿は冬になると我が家の常備品です。スーパーに行くとお尻がとんがったのや四角いものなどいろんな種類があり飽きません。ところで英語では柿の木を「パーシモン」呼ぶようですがですが欧米の人達も柿の実を食べるのでしょうか。調べてみるとヨーロッパの柿は16世紀ごろ日本から伝わったようで「KAKI]ともいうとのことです。ただその当時は渋柿の突然変種である甘柿はなく今でも熟しをスプーンですくって食べるかドライフルーツで食べるようです。ところで世界中で一番柿を作っているのは中国ついで韓国で次が日本。移民の人達が持ち込んだブラジルも多いようです。柿の木は折れ易いので登るなといわれましたが高い所の実はどうやって取るのでしょうか。

10月19日 営業担当者の雑記

先日偶々付けたテレビで山中伸弥が平尾誠二との友情を語る番組がありました。平尾誠二はいわずとしれた日本を代表するラガーマン山中伸弥はips細胞でノーベル賞を取ったあの人。私は伏見工業で同志社大学で神戸製鋼でいずれも日本一になった平尾選手の活躍を知っています。相手をひょいひょ抜かし華麗なゴールシーンを何度みたことか。背が高くひげを生やし精悍な顔つきにあこがれもしました。その彼が癌との闘病中から亡くなるまでかねて親交のあった山中教授と二人三脚で癌に立ち向かったという話でした。平尾さんの癌が見つかった時はもう末期で余命いくばくもない時だった。そこから彼の死に至るまでの壮絶なそして何とも見事な死に際までを山中教授はずっと見守り続けた。最後までタフでへこたれず泣きごとをいわない平尾選手にとことん惚れ、数年間を共有できたことを誇らしげに語る山中教授の姿が何とも眩しく見えました。

10月18日 営業担当者の雑記

今朝新聞を取りに行ったら久しぶりのそして今日一日だけという晴天でした。昨日までのうすら寒さが和らぎ日中は過ごしやすくなるのだとか。ふと「誰彼もあらず一天自尊の秋:飯田蛇笏」の句が浮かんできました。「一天」という表現が今日の青空には似あうと勝手に思ったのですが多分「一転」の発音から上の句が浮かんだのだと思います。突きぬけるような透徹した誰彼のものではない彼自身に対峙する秋の空そして自分が生きてきたその人生は誰に媚びるでもなく只管自分の思い通りに句作に励んできた。それこそは自分が誇れる生き方であった。この句は蛇笏最晩年それも死を直前にした作とのことですが私の事を思うと何とも情けない人生を送っておりとてもこんな心境にはなれないと思います。それだけにこの句のそして彼自身の人生に対する真摯な態度に感心しせめてこんな生き方を尊敬出来る自分であることを嬉しく思うだけです。

 

10月17日 営業担当者の雑記

このところ無謀運転による事件が相次いでいます。先日の東名での事件は駐車場での止め方が悪いと注意をした車がその後執拗に追いかけてきて結局追い越し車線で被害者の車の前で通せんぼをしさらに車を降り被害者に暴力を振い後続の車に惹かれて亡くなったというものです。同乗していたお子さんの詳細な説明で警察も本格的に調べ真相がわかったようです。この加害者普段から車に乗ると足で運転したりジグザグ運転をしたりと凶暴だったとのこと。他にも追い越したら其れを怒って追いかけるとか果ては停めさせた車を金属棒で壊すなどが報道されています。心理学者に依ると車に乗ると狭い自分だけの空間の中でリラックスする、運転に依るストレス、匿名性などと分析していますが多分日頃から乱暴な性格が車に乗るととてつもなく増幅してしまうのだと思います。運転免許試験の時には見破れないのでしょうがこんな車には関らない事ですね。