11月14日 営業担当者の雑記

このところ昼間と夜の温度差が大きく着る服に迷ってしまいます。いつの間にか立冬も過ぎ天気予報では一雨ごとに寒くなると報じています。今日は時雨模様の一日で少し暖が欲しくなります。「天地の間にほろと時雨かな:虚子」抜けるような秋の空もいいのですが、なにかしらぼんやりとした天気で空と地の間を冷たい雨が降り続いている景色は憂鬱になります。この句は「ほととぎす」の一時代を築いた鈴木花蓑が亡くなった際の追悼句とのことですが、つくづく上手の俳句というのはこんなに短い言葉でよくも風景、状況、感情を言いつくせるものだなと改めて感心します。これ以上の言葉は不要ですし之だけは言わないと伝わらないというギリギリの言葉の選択。才能と訓練のたまものなのでしょうがそれにしても言葉だけで視覚も聴覚も刺激する名人芸ですね。

11月13日 営業担当者の雑記

昨日の新聞に恐竜が絶滅した原因の新説が出ていました。学校では数千万年前メキシコのユカタン半島に直径9kmの巨大隕石が衝突しそこで発生した大量の「ちり」が日光を遮り寒冷化し植物が枯れ食物連鎖のバランスが崩れた為に大部分の生物が絶滅したというものでした。今回の新説はその気候変動を起こしたのは衝突によって舞い上がった「ちり」ではなく「すす」だったというのです。そもそも「ちり」だと日光を遮る期間はせいぜい数カ月程度なので大量の絶滅は起こり得ないが「すす」は微笑で軽い為長期間成層圏を漂い日光を遮り続けたと考えられるというものです。この「すす」はユカタン半島が世界有数の油田地帯で岩石は有機物や硫黄分を多く含みそれが燃えて発生したものでその「すす」の量から気候への影響を計算したものだという。気温はセ氏16度下がったという。もし衝突場所が数百kmずれていたら恐竜は絶滅していなかったかもしれないのだとか。

11月10日 営業担当者の雑記

このところめっきり朝晩の気温が下がってきたせいでしょうかテレビであちこちの紅葉情報を流しています。昨日も水戸偕楽園、長瀞,渡良瀬渓谷のトロッコ列車などの映像が出ていたのを奥方が見ておりちょうどシーズンなんだねとお誘いがありました。ただテレビの映像はプロが撮っているので実際に現場に行ってみると「何だ」という事がよくあります。勿論観光客用に見せ場を作り上手に写真を取っているのでしょうがなかなか絵にかいたような「錦織りなす」という紅葉に出会うことはあまりありません。自然の事ですから木それぞれで紅葉するシーズンが違うので赤が濃かったり全体的に黄色だったりあるいはまだ緑の方が多いこともあります。そんな事をいいながらさて明日は何処に行こうと考えています。関東近県の有名どころは結構いっているのですがそれでもまだまだ知らないところが沢山紹介されています。渓谷で丁度色づいているところ探してみよう。

11月9日 営業担当者の雑記

今日の日経夕刊「プロムナード」というコラムに森田昌生という学者が「読み、書き、数学」という題でおもしろいことを書いていました。40年前数学教育を専門とするあるフランスの研究者が、「船上に26匹の羊と10匹のヤギがいる。このとき、船長は何歳でしょう?」という問いを小学低学年の子供たちに投げかけたら大多数が「36」と答えた。その後数学研究所で規模を大きくし追加実験を行ったら9割近くの子供が問題が無意味であることに気づかず文中の数字を組み合わせて答えをひねり出した、というのです。そこで森田氏「私たちは何のために算数を学ぶのだろうか」と問い「あらかじめ決められた手続きに従い、正しく計算する能力を身につけること」としそれはもはやコンピューターに叶わない。つまり論理的な思考を頼りに新たな概念を生み出しそれを使いこなしていくことこそが数学を学ぶことの意義なのだと結ぶ。算数苦手な私は大いに納得しました。

11月7日 営業担当者の雑記

今日の天気予報では20度を超えるようになっていましたが結局昼間も陽が出ないのでもっと寒い気がします。ところで家の玄関脇の水仙が今年も沢山芽を出しています。もう10cm位のものもあります。この時期は毎年延びた芽を見ながら「花を付けてくれるのかな」と心配しており、2、3ヶ月経つと今年もダメだったという年がこのところ続いています。以前房総の水仙の里に行った時地元の人に株分けをしないと花が咲かない場合があると聞いたことがありますがいつも忘れてしまいほったらかしにしています。それでなくても冬の時期は花が少なく梅の時期までは殺風景なので水仙が咲いてくれるとありがたいのですが。そういえばお隣の律儀な山茶花は今年も白と薄いピンクの花を付け始めましたが家の水仙君、今回はどうなることやら。

 

11月7日 営業担当者の雑記

今日は月一回恒例の会議がありました。先月の総括、この先の見通しなどを全店長が集まった席で社長、担当者が報告するものです。私は毎回同じパターンで実績とトピックスを報告しています。その中で三カ月先までの営業予定を連絡するのですが直近が12月分、そして2月までという季節になってしまいました。12月がもうそこまで来ており年間販売もかなり見えてきています。この時期になって「今から頑張ります」は通用しないし、我々の月毎の売り上げは大体平均的なので「数字を作る」ことは出来ません。市内のあちこちの公園は大分紅葉が見られますし、デパートの歳暮商戦はもうとっくに始まっており今時分はどこも早割といった値引きをしてお客を掴もうとしている頃でしょう。ハロウィンが終わったら愈々世の中はクリスマス、正月商戦で活気づいてきます。我々の商売にはあまり影響しないのですが。

11月6日 営業担当者の雑記

今日は忙しい一日でした。市川に行きチラシの搬出と集金をしそれを各販売店にわける作業です。新聞折り込み、ポスティングなどごちゃまぜだったのですがお客様が分かり易く分けて下さっていたので助かりました。代金もそれぞれに分け且おつりがないようにし別々の封筒にいれてありました。何ともありがたい御客様です。たまたまおつりがないと「商売やる気があるのか」とか「何とまあ」とあきれられたりしたこともあります。チラシは結構重いのですが注文をやったのだから運ぶのはお前だろうといわんばかりの人もいます。確かに貴重な注文を頂いたのですからありがたいことなのですがそれでもやはり親切に気を使って頂けると心底感謝します。こんなお客様は大切にしていつまでもお付き合いをさせて頂けるようにこちらも出来ることはなんでもしようという気持ちになります。

11月2日 営業担当者の雑記

今朝の新聞にチンパンジーが母子で交代しながら協力して複雑な課題を解決できるという記事が出ていました。発表したのは京都大学のチームで、おなじみの愛知県犬山市にある霊長類研究所での実験結果とのことです。3組のチンパンジーの母子を分けて座らせそれぞれが個別に操作できるモニターに1~8までの数字を表示し小さい順番に画面の数字を押していけるかを調べたところ3組とも特別な訓練をほとんどしなくても正答率が80%以上になったというものです。小さい数字から順番に選ぶところから本当?と思います。勿論数字の大小という概念は彼らにはないでしょうから餌を使ってある行動が出来るようにしたのだと思いますが1、2,3と順番に並べるのはできても片方のボードに1の次に2がない場合は2のある方のチンパンジーが見つけるというのは大変な能力です。人間では何歳くらいからそんなことが出来るようになるのでしょうか。

11月1日 営業担当者の雑記

昨日は木枯らし1号からとんでもない話になってしまいましたが、常盤平駅前から延びるけやき通りが大分色付いてきました。駅に近いところはかなり紅葉が進んでいます。「葉っぱのフレデイ-」の中でダニエルはこういいます。「生まれた時は同じ色でも、いる場所がちがえば太陽の向く角度がちがう、風の通り具合もちがう、日の光、星明り、一日の気温 何一つ同じ経験はないんだ。だから紅葉するときはみんな違う色にかわってしまうのさ」。まもなく赤、黄色、こげ茶色それぞれの葉が自分の好きな色に変わりやがて散っていくのでしょう。作者のレオ・バスカーリアは「僕は生まれてきてよかったのだろうか」というフレディーの問いに命は永遠に生きているんだとダニエルにいわせます。まもなくフレディーもダニエルもみんな散っていく冬がやってきます。そしてそれはやがて来る春に繋がって行きます。木枯らしからふとそんな物語を思い出しました。

10月31日 営業担当者の雑記

台風の後は木枯らしですね。昨日気象庁が木枯らし1号が吹いたと発表しましたが確かに風が強く寒かったですね。台風と木枯らしの因果関係は知りませんがこの1号というので少しへそ曲がりに考えました。落語などでは昔から男のかい性などといって本妻以外の女性を囲う事を自慢する人が出てきますがこの女性の事を「2号さん」と呼びます、とすると本妻は1号さんなんでしょうか。聞いたことないのですが。何ともこの2号さんという言い方は不思議というか分かりにくい用語です。俗に2号さんの方がその男性にとっては可愛いのだとか言いますがそれを物みたいに呼ぶのが不思議です。お妾さんともいいますがこちらは目掛けが語源で目を掛ける、可愛いとでもいう意味のようで何となくわかる気がします。いずれにしても甲斐性がなく妻だけを愛している私には縁のない話なのですが。