2014年3月11日 営業担当者の雑記

今年もこの日がやってきました。
昨日テレビを見ていると、共働きの為近所の実家に預けていた赤ちゃんとご両親を震災で亡くした夫婦の話が出ていました。赤ちゃんの遺体が見つからず奥様は「泣いて泣いて嘔吐しながら毎日を過ごしました」と。2万人とも言われる犠牲者を出したこの災害。その遺族の方々が同じような思いをしてこの三年間をおくってきたのだなと思うととても切ないです。
一人一人の悲しみを私は見ているだけです。とてもその感情を共有できるわけがありません。せめて出来ることは私の心の中にずっとこのことを思い続けていくことそしてそれを後にも伝えていくことです。忘れなければ生きていけないこともありますが決して忘れてはいけないこともあります。絶対に風化させていけませんよね。

2014年3月10日 営業担当者の雑記

昨日のラグビー日本選手権は面白い試合でしたね。トップリーグ一位のパナソニックと東芝の決勝戦。前半は東芝がリードしていたが後半はオーストラリア代表51キャップを持つSOバーンズの確実なキックなどで着々と点数を稼いでいき最終的には30対21でパナソニックが勝利。華麗なパス廻しというのでもなく圧倒的なFWの力というのでもなく攻撃と防御のバランスがとれたチームでいつの間にかゴールを奪ってしまう。やはり試合巧者と言う事なのだろう。三洋電機時代からNZ、オーストラリアと提携しその指導を受けてきた賜物か。特に現在NZスーパーラグビーで活躍しているSH田中の小さいながらガッツあふれるタックルは印象的でした。現役時代に華々しい活躍をしたわけではない監督なのでご苦労も一杯あったろうに選手を讃える姿勢は非常に好感が持てました。

2014年3月8日 営業担当者の雑記

先日前職の先輩から雑誌が送られてきました。彼は大学山岳部のリーダーだった人で今はその会報の編集責任者。表紙がまず素晴らしい。一冊はアンナプルナBCからマチャプチャレを取った写真(ネパール全土で最も有名で人気のあるトレッキングルート、マチャプチャレはシバ神に関連する神聖な山で登山禁止の山)。夕日に真っ赤に染まったその姿は荒々しくも荘厳で一度は実物を見たいものです。中を開くとそのトレッキング報告、七面山のダイヤモンド富士の話、ご主人が好きだった山にこの10年間散骨の旅に出、残り少なくなったお骨に愛着を感じている奥様の話し、息子と登った裏八ケ岳は今はすっかり大きくなった息子に少しは親爺の偉大さを伝えられただろうという話、富士登山競走体験記などなど今も元気いっぱいの人たち、様々な人たちの山に対する愛情あふれる話しの数々。なんとも羨ましい山岳部OB・OG諸氏。

2014年3月6日 営業担当者の雑記

今年は雪の影響なのか梅の開花が遅れているように思っていましたがようやく揃い始めました。ご近所の庭には枝垂れ梅が多いのですが濃いピンクの八重でまだ4,50センチの枝振りのものから1メートルを超す大振りのものまでがその艶やかさを競っています。昨日の雨で埃がすっかり洗われ今朝の青空の中に一段とその色が映えています。最寄駅の途中にある公園には河津桜が三本満開です。会社への道すがらにも梅林があります。整然と植わっているので食用かもしれませんが整枝していない5,60本の白梅が今を盛りに咲き誇っています。朝晩は何とも気品のある香りが漂ってきますのでいつもちょっと立ち止まり胸いっぱいにその香りを味わっています。しばらくは花粉症の目と鼻にも幸せな気分をさせてあげられそうです。

2014年3月5日 営業担当者の雑記

去る2日第86回アカデミー賞が発表されました。
今回ノミネートされていた作品は見たいものがたくさんありました。トム・ハンクスの「キャプテン・フィリプス」、「ネブラスカふたつの心をつなぐ旅」、デカプリオの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などなど。そんな中での作品賞はスティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が初受賞。え!マックイーン?!おい、おい1980年11月7日に亡くなっただろう俺達の英雄!と思ってしまいました。近年注目されている監督だとはつゆ知らずとんでもない勘違いをしてしまったのですが。よかったなア。「荒野の七人」「大脱走」「ブリット」あの決してハンサムではないが野性味たっぷりの目。真似していました。嘘でも「どこか似ているよ」等と言われようものなら有頂天だったなア。

2014年3月4日 営業担当者の雑記

この時期の風物詩として3月1日夜東大寺で奈良時代から続く「修二会:お水とり」の本行が始まり練行衆と呼ばれる僧侶らが二月堂にこもったと報じられていました。ちょうど時を合わせ日経新聞夕刊「こころの玉手箱」に東大寺長老の上野道善氏の話が掲載されていました。「水とりや氷の僧の沓の音:芭蕉」差懸けという下駄のような履物をつっかけ声明を大声で唱えながら板張りの堂内を駆け回り五体投地を荒々しく繰り返しながら約一ヶ月間外界との接触を絶ち本尊、十一面観世音菩薩に日頃の罪や過ちを懺悔しながら世界平和や人々の幸福を祈るというものでお水取はほんの序幕に過ぎないとのこと。私は童子が突き出す大きな松明の火の粉が飛び散る映像しか知りませんでしたが実はとても厳しい修行の場なのですね。

2014年3月3日 営業担当者の雑記

今日は3月3日雛祭り、桃の節句
桃の季節には少々早いのですが我が家の梅は昨日の雨で玄関前、駐車場が赤い花びらで緋毛氈になっています。平安時代の「流し雛」にそのルーツはあるようですが江戸時代になり女子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結び付き全国に広まったとの事。大名家では贅をこらしたお雛様も作られたようだが我が家では女の子が生まれた時にお内裏様とお雛様の一対だけを飾り始めました。時の経つのは早いものでお雛様を出さなくなって久しくなりました。御蔭様で健やかに育ち上がり喜んでいます。実は今日は古女房の誕生日なんです。何回目とは申し上げませんが随分と回数を重ねてきました。
彼女もすっかり育ちあがりました。めでたし、めでたし。

2014年2月28日 営業担当者の雑記

今日2月28日は天正19年、今から423年ほど前千利休が自刃した日ですね。様々な人が彼の人となりを伝えています。先日も市川海老蔵が利休を演じた山本兼一の「利休にたずねよ」が話題になりましたね。私は茶道の先生をしていた婆様に茶を教えてくれと言ったら難しく考えないで飲めばいいといわれ以来作法も茶道の精神もしりません。しかしながら利休の芸術家としての、思想家としての壮絶な生き方には大いに興味があります。織田有楽歳に茶の極意を聞かれ「自由と個性なり」といったとのこと。更に「黒は古き心なり」といって金ぴか好みの秀吉の逆鱗に触れそれでも屈服せず自ら命を絶った。時の最大の権力者に媚ず自らの生き方を貫いた彼の生涯は何とも凄いものがありますね。

2014年2月27日 営業担当者の雑記

サラリーマン川柳第二弾
「久しぶり~名が出ないままじゃあまたね」
最近仕事では失礼があるといけないので、初めてのお客様、久しぶりのお客様との商談がある場合は予め頂いた名刺やH.Pの資料を用意しておきますが偶に忘れても長いこと営業をしていると何とか取り繕えます。困るのは道で突然知り合い(の筈)に出合った時です。あいさつの最中から必死で名前、会社どんな関係なのか思い出そうとしますがどうしても出てきません。ありきたりの会話を交わしながら何とかその場をしのぎ失態がバレないで(本人はそう思っているのですが)済んで暫く立った時に突然思い出すのです。いけない!随分おせわになった人だったとかお隣さんの旦那さんだったとか。さすがに自分の子供に「どちらさんで?」と言う事はまだありませんが。

2014年2月26日 営業担当者の雑記

先日第一生命が主催している「サラリーマン川柳」を見ていたら身につまされる句がありました。「窓口で齢も聞かれず割り引かれ」私映画が好きで時々足を運ぶのですがその時の話。ご承知のように60歳を過ぎると何時でも一律1000円で映画が見られます。最初窓口で「シニアですけど」と運転免許書を出していたのですがあるとき何にもいわないのに「1000円です」といわれました。窓口嬢は良くわかっているのですね。その話をしたら女房殿いわく「当たり前でしょ」そうなんだ。もう一つ「立ち上がり目的忘れまた戻る」先日女房が私の前を通り隣の部屋に行ったのですが不思議な顔をして戻ってきました。目があったら下を向き恥ずかしそうにしていました。「何かをね忘れたことは覚えてる」。