2014年3月26日 営業担当者の雑記

気象庁は昨日東京での開花宣言をしたとのこと。近所の桜はまだまだですが、いよいよ春本番ですね。最近会社からの帰り道にふ~と鼻をくすぐる匂いがし始めました。沈丁花です。花の香りは涼やかとか高貴とか甘いといった科学的に成分が分析される微粒子によるということなのでしょうが、それ以上に過去の体験と結びつき香りが瞬時にして時空を越え想い出をよみがえらせてくれます。沈丁花の何とも官能的な香りはいつも私の脳髄を麻痺させてしまいます。実体験なのか空想なのか定かではありませんが春の夜少し温んだ風に漂ってくるこの香りはある種の空気感が広がりとても狂おしいそんな感じです。何しろ思い切り鼻腔を広げ体全身に香りを浸みこませ恍惚の瞬間を楽しむ、そんな香りが「沈丁花」です。

2014年3月25日 営業担当者の雑記

先日前職の同僚が出演する素人落語の発表会に行ってきました。場所は中野芸能小劇場。冒頭彼らの師匠古今亭駿菊さんから「いつもは上野下谷神社でこじんまりとするのですが今回は少々箱が大きく、この場でネタ下ろしをする出演者も緊張すると思うのでそこのところは宜しく」なんて前口上で始まりました。私の贔屓にしているのは「すまいる亭三塁」といいまして学生時代野球をしていた実に男っぷりのいい天狗連です。前回は浮世床という艶っぽい話でしたが今回は季節に合わせたのでしょうか「長屋の花見」。ご承知のように貧乏長屋の連中が酒の代わりに茶、お重にはかまぼこ、卵焼きに見立てた大根,たくあんを入れ上野の山に花見に出かけると言う話。相当に稽古を積んだようでトチることもなくしっかり笑いも取り一席を終わりました。現役時代より遥かに生き生きしている(?)彼の姿に元気を貰い久しぶりの同僚との再会共々早くも次会が楽しみです。

2014年3月24日 営業担当者の雑記

大相撲春場所は14勝1敗で大関鶴竜が初優勝し横綱昇進もほぼ確実にしたようです。先場所も14勝1敗で二場所続けて2横綱を倒したのですから素晴らしいものです。16歳で相撲取りになった時は60数キロしかなく師匠の井筒親方も今回の快挙に「信じられない」。鶴竜の地道な努力が実を結んだということでしょう、今後の益々の活躍を期待したいものです。今場所の期待「遠藤」は上位の壁に阻まれ6勝9敗。いくらなんでもそこまで甘くはないということで捲土重来、何とか一回り大きくなって上位に戻ってきて欲しいものです。またもう一人の期待「大砂嵐」は7勝1敗で勝ち越しかと思ったが9日目に敗れた際負傷して途中休場、千秋楽にまた出てきて何とか勝ち越し。けがを治して来場所の健闘を待ちたいものです。大相撲は長い間興味がなかったのですが勢いのある力士が出てきたので最近又見るようになりました。

2014年3月20日 営業担当者の雑記

先日日経新聞夕刊「あすへの話題」に元宮内庁長官羽毛田信吾氏が「みそひき労働者」というタイトルでおもしろい話を載せていました。卒業式に歌う「仰げば尊し」の歌詞「忘るる間ぞなき」を「忘れる窓なき」と歌っていた。それは育った田舎では「ぞ」を「ど」と発音していたからでご丁寧に「惜別の情胸に迫り学び舎の窓の一つとて忘れがたいのだな」と見当違いの感傷にふけっていたというもの。あるいは学生運動はなやかりし頃アジテイターの「未組織労働者」を「味噌ひき労働者」と聞き違えていた話など。私も方言由来ではありませんが歌詞を聞き違えそのまま覚えてしまった歌、何故か聞き違えてそのまま使っていた言葉は山程あります。漢語が一杯の歌はまず唯の音でした。「きみがわよをは」「たまのよそおいうらやまじ」秀次君を「ひでぐつ君」、裸を「はらか」などなど。今だに意味不明の歌を沢山覚えています。

2014年3月19日 営業担当者の雑記

ところで去る8日に行方不明になったマレーシア航空MH370便「ボーイング777」の話しは何とも不思議ですね。最初はハイジャックか、テロか?空中爆発か?などなど様々な情報が流れましたが、今のところ詳細不明で機体も油もまったく発見されず。マレーシア当局の発表も日を追うごとに変わっていき直近の情報では何者かによって通信手段が切断され、当初連絡の途絶えた場所から数百キロ離れたインド洋の方に行った可能性もあると言う事で捜索範囲を大幅に変更しているようだ。機長を始めクルーの家宅捜査もしているとのこと。複雑怪奇な事件です。「バミューダトライアングル」と称される米フロリダ半島南東海域で船舶、飛行機が突然行方不明になるという話は有名ですが、250人ほどの乗客乗員が乗っているこの飛行機が一日も早く見つかることを祈ります。

2014年3月18日 営業担当者の雑記

昨日の朝通勤途中のお屋敷で生垣に植えてある山茶花の整枝をしているのを見ました。このお屋敷はとても広く職人さんが二人で電動のこぎりを使っての作業でした。花の少ない冬に艶やかな色で目を楽しませてくれたこの花の時期もようやく終わり次のシーズンの準備なのですね。山茶花は昔から庭木や生け垣に使われてきた非常に馴染みのある花です。
放任状態でもある程度樹形はまとまる様ですが芽吹く力が強いのでしっかりと形を整え秋の花芽を待つという事なのでしょうか。また今朝は曙馬木酔の花を見つけました。毎年今時分になると3~4センチ程度でしょうか薄ピンクの袋状の花を一杯につけるとてもかわいい花です。葉は細長くそこから飛び出たように枝が伸び花を付けています。これから春の花が家の周りの庭に次々と咲いていくので通勤時がとても楽しみです。

2014年3月17日 営業担当者の雑記

9日から始まった大相撲春場所も昨日で中日。横綱昇進が掛かる鶴竜は三日目に一敗はしたものの何とかそれをキープしています。それより昨日の大砂嵐対遠藤の一戦は見ごたえがありました。ここまで無敗で来ていた大砂嵐、横綱・大関との対戦で負けはしたもののそれ以外の勝負には勝ちここまで3勝4敗の遠藤。両者真っ向勝負での攻防。相撲内容は圧倒的に有利だった大砂嵐。しかし土俵際僅かに残った遠藤に軍配があがりました。相撲では勝っていただけに大砂嵐の悔しがることしきり。年齢も近くあっという間に幕内に上がってきた両者。遠藤はまだ髷も結えないザンバラ髪。なんとも新鮮な力士です。大きなけが等せずにこのまま順調に強くなって欲しいものです。

2014年3月14日 営業担当者の雑記

3月1日から始まった東大寺二月堂の修二会も昨日のお水とり、達陀といよいよ佳境に入り明日の「だったん帽いただかせ」をもって終わります。天平の御世から一度も途絶えたことがないといわれ今年で1263回目というこの儀式、何とか一度拝見したいものです。いろんな人がこの感激を語っています。また昨日は関東地方で春一番来襲。家の簡易温室が強風で壊れてしまいました。春を告げる様々な行事、自然界の動き、風の気配に春がもうそこに来ていることを感じます。花の季節が長い梅ですが中には少し盛りを過ぎたものもあります。先日の大雪で枝が酷く折れてしまった雪柳も小さな花芽を付け今年もにぎやかな姿を見せてくれそうです。今さらながらに行きとし生けるものの凄さ、子孫を残そうとするけなげな姿に感心します。まだまだ雪に埋もれている北国の人たちも春の訪れを心待ちにしていることでしょう。

2014年3月13日 営業担当者の雑記

山岳会会報第二弾。
表紙は八幡平から岩手山を望む秋の風景。中を覗くと山歴70年の会長さんが10年ぶりにブライトホルン(標高4164M、大部分を氷河に覆われたアルプスの名山)に登った時気付かずに高度障害になっていた話しから始まり北海道カムイエクウチカウシ登頂記、ヒマラヤトレッキング報告(彼の話は何時聞いても抱腹絶倒、ナマステ:ネパールの挨拶言葉は覚えておこう)そして鬼籍に入った方の想い出。まるで自分がその山岳部に所属しており同じ釜の飯を食い只管山に挑戦し続けた若かりし頃そして今も体の続く限り好きな山行を楽しんでいる一員になったような気分にさせてくれる内容です。残念なことにこの山岳部は廃止になるようです。これも時代の流れなのでしょうか伝統ある大学山岳部が一つ消えていくのは寂しい限りです。せめて山のど素人である私にほんの少し疑似体験をさせてくれるこの会報がいつまでも続きます様に。

2014年3月12日 営業担当者の雑記

先日日経新聞紙上で元プロ野球監督の権藤博氏とラグビー日本代表コーチのエディー・ジョーンズ氏が対談していました。「遊び心と独創性で戦え」とタイトル。独創性とはスキルに長けた判断力、ほかの人をコピーしても同じ結果が出るだけです。そこが日本の課題で。。。とエディー氏。一方権藤博氏は野球をするのは選手、教え過ぎない・言い過ぎないなどそれまでのコーチとはまるで違う考え方で野球界を生き抜いてきた方。「ともすれば練習時間が長くそれに耐えることを良しとし与えられた練習をこなすだけだと実戦で瞬間の判断力が身に付かない」とおっしゃる氏。日本では「ここにいたらこれをする」という教育が身にしみているというエディー氏に「マニュアル文化です」と権藤氏。まか不思議な論法がまかり通るスポーツ界にあって非常に本質的な話しの数々に共感至極でした。