2014年4月23日 営業担当者の雑記

先日来た先輩からの面白いメール。彼はプレゼンに必ず小話を入れるほどの洒落人でいつも楽しい話題を提供してくれます。今回は長崎で「ハーブ鯖」なるものが養殖され、臭みがなく、刺身にしても8時間ほど味や、血合いの色も変らず非常に美味しいと全国ブランドになっている。ハーブの材料は「ナツメグ、オレガノ、シナモン、ジンジャー」。他に愛媛の伊予柑を餌に混ぜて「ミカンぶり」さらに大分の「カボスひらめ」「香川のオリーブハマチ」徳島の「すだちブリ」などがあるというもの。調べてみるとこれらは「フルーツ魚」と総称される養殖魚で高知大学が開発した鹿児島の「ゆず鰤王」が火付け役とのこと。ここからが彼の真骨頂。私も「ブランド魚」を世に出したい例えば宮崎産マンゴウを使って「マンゴウマンボウ」ハウスのカレー粉をまぜて「カレーかれい」福島の柿の皮を使った「干し柿の生牡蠣」などなど。締めにはさすがに水産学部出身「各地区の漁連から100年もの魚の養殖を愚弄していると言われますかね~。」彼の変わらない知的好奇心に乾杯。

2014年4月22日 営業担当者の雑記

先日朝日新聞のGLOBEにおもしろい記事が出ていました。
日本人はRとLの発音を聞きわけるのが苦手だが生まれたばかりの日本人の赤ちゃんは、この二つを聞きわけているというもの。米ワシントン大学などの研究チームによると生後6~8ヶ月の赤ちゃんでは日米の聞き分け能力に差がなかったが10~12ヶ月では米国の赤ちゃんの能力は向上し、日本の赤ちゃんは低下したとの結果が出た。英語のRでもLでもない「ラ」を母語として学ぶうち、赤ちゃんは二つの音の違いに注意を向けなくなっていくと考えられておりこうした事例は、他の言語でも報告されているとのこと。子供が言語を習得する過程をみると「不必要な情報に無駄に注目しないようにすることを無意識のうちに学んでいることがわかる。非常に合理的だ」と慶応大学の今井教授。とするとR、Lは勿論「ラ」も完璧に発音するバイリンガルはやはり育った環境なのですね。出来ない自分の弁解には都合のいい実験結果ですな。

2014年4月21日 営業担当者の雑記

先日日経夕刊のプロムナードに栗木京子さんという歌人が「方言の奥行」という題で綴られていたのが面白かったので紹介します。彼女は名古屋出身で自分では標準語を使っているつもりでいたら短歌の番組に出ていた時、時々ディレクターから駄目だしを受けたがすべてアクセントの問題だったというのである。例えば「椿」は標準語では頭の「ツ」を強く云うのだが彼女は「キ」を強くいうので「唾」に聞こえ美しく「椿」を詠んだ短歌が「唾」になり台無しになったというのである。話はさらに発展し方言は体温を伴いながら私達の心に寄り添ってくると結んでいる。私も10数年前名古屋に転勤になった時語尾にアクセントが来る法則を発見しました。かくいう私共夫婦は福岡出身で特に女房は里を離れて随分たつのに未だに博多弁のアクセントが抜けません。面白いことに千葉育ちの子供にも博多弁が伝わり学校で友達に「どこの育ち?」と聞かれたりすると聞きました。三つ子の魂。。。?

2014年4月18日 営業担当者の雑記

16日朝起きた韓国旅客船の沈没事故は現場海域が荒れており救援活動が中々進まず乗船者の家族の心痛はいかばかりか。この船には修学旅行中の高校生も大勢乗っていたようで楽しいはずの旅行が一転惨事になってしまったようです。船長など乗組員の指示が的確でなくまた早く脱出したなど不手際も指摘されています。春とはいえまだまだ海水温度は低く本当に早く救出して欲しいものです。もう40年ほど前になりますか、「ポセイドンアドベンチャー」という映画がありました。牧師に扮したジーン・ハックマン達が幾多の困難を乗り越えながらひっくり返った船底に向かい僅かに辿りついた6人が鉄棒で必死に船底をたたく。まもなく船底の扉が救助隊に依り焼き切られ太陽が差し込んでくるといったストーリーだったと思いますが今回の事故も顔を見せている船底部分には空気が残っている可能性も否定できないとの情報もあり生存者がいることを祈るばかりです。

2014年4月17日 営業担当者の雑記

松戸市民病院と運動公園の間の道に植栽されている「ハナミズキ」が花を開いてきました。中央分離帯を挟む結構広い道ですがその両側数百メートルに亘り白、ピンクの花が咲いています。春を代表する花木の一つで軽やかなその形、色は思わず心が華やぎます。「ハナミズキ」と言えば、1912年当時の東京市長尾崎行雄がアメリカワシントンD.Cのポトマック河畔に贈った桜が関係者の努力で今や全米さくら祭として有名になっていますが、その返礼として「ハナミズキ」が送られてきた話を思い出しました。花言葉は「返礼」何とも粋な話です。更に2012年には日本からの桜贈呈100周年の返礼としてまた震災からの復興を祈って東日本大震災の被災地と東京にバージニア産のハナミズキ3000本が贈られたのは記憶に新しいところです。花が取り持つ日米の懸け橋。外交もこんな気持ちのいい話ばかりだといいのですが。

2014年4月16日 営業担当者の雑記

桜前線は早や東北地方にまで行った様です。ちょうど三春の滝桜が満開との事です。人は大概自分の好きな桜あるいは桜にまつわる景色を持っているように思いますが、私はこの三春の滝桜は非常に好きな桜の一つです。世に三大桜と称される有名な桜がありますが、あれほど豪華で、勢いが良く、様子がいい桜もないように思います。まるで当代一流の歌舞伎役者が今ちょうど舞台に上がってきたような艶やかさがあります。またその景色はとても周囲の景色と溶け合い数百年前から地元の人たちが丹精込めて面倒を見てきた賜物なのだと本当に頭の下がる思いです。能の西行桜ではありませんが季節が巡り時期になると桜は唯花を開かせ木の精は束の間ひたすら舞い続けるるだけで勿論桜には何の罪もないのですが、人々は古来その桜に想いを馳せ幾多の物語を紡ぎだしてきました。そして散ってしまった花びらを惜しみつつまた来年会えることを楽しみにしています。

2014年4月15日 営業担当者の雑記

私今膝が悪いので整骨院に通っているのですが先日のことです。カーテン越しに治療を受けている人の話を聞くともなく聞いていると「学生時代長崎の大学山岳部に入っており一年に100日位山に入っていた。重い時は70Kg程の荷物を背負いまたあるときは40Kg位のものを担ぎ学校の周りを走っていたが変なことをしているなと思われていただろうな」という声が聞こえてきました。長崎の大学、山岳部、年格好、もしかしたらこの人は私の前職の先輩の知り合いではないかと思い家に帰りすぐメールを打ちました。「世間は広い様でせまいなア」と返事がきました。その先輩の4年上で○○という名前。あだ名は△△。すれ違いなので一緒に山に行ったことはないが同じ大学の山岳会に属しており山岳会会報の編集人をしている自分のことは知っているはずだ。あったら宜しく云っておいてくれとのこと。整骨院に置き手紙でもしてその方に渡してもらおうと思っていますが人の縁というのは本当に不思議なものですね。

2014年4月14日 営業担当者の雑記

先日の新聞におもしろい記事がありました。
「虫垂むやみにとらないで」というもので「体に必要ない組織と考えられていた虫垂が腸に免疫細胞を供給し腸内細菌のバランスを保っている」ことを大阪大学などのチームがマウスで明らかにしたというもの。昔から虫垂は取っても何の問題もないと言われてきた臓器ですがこの記事を読み初めて虫垂の働きは体内に侵入した病原体などを攻撃する免疫細胞を作る働きを持つのだということを知りました。人間が発生した時から、生きていくのに都合がいいように進化してきた合理化の極致である臓器で不用なものはないと私は思っています。「この臓器は不用」だなどというのは人間の奢りなのではないでしょうか。これから研究が進んでいけば今まであまり重要視されていなかったあるいは非常に限定的な役目しか分かっていなかった臓器が実は大変重要なものなんだといったことがどんどん解明されていくのだろうと思います。

2014年4月11日 営業担当者の雑記

今朝通勤途上で半そでTシャツの小学生発見。と暫くいくと今度は同じく半そでの洗濯物を干しているヤングミセス発見。私は長袖ジャケットに薄いコート着用。今朝7時前の気温はそんなに高くはなく服装予報では薄手のカーディガンが欲しいかもとなっていましたが。何なのでしょうこの違いは。年を取った私は熱量が足りないのか若い彼らは環境に対して反応が鈍いのか?でも北欧の人たちも時々私には信じられないような格好をしていますよね。ほとんどの人が厚手のコートを着ている時にジーパン、Tシャツ姿で平気の様子。北極熊は極寒にも耐えるようになっていますが夏には甚だ弱いと聞きます。北極熊と比べるのは失礼な話とは思いながらTシャツ一枚だけで今朝の温度が寒くない人たちは夏の暑さは大丈夫なんでしょうか?自分の加齢を顧みず何ともくだらない疑問をもってしまいました。

2014年4月10日 営業担当者の雑記

昨日の日経夕刊に現在放送中のNHK連続テレビ小説「花子とアン」の脚本を書いた中園ミホさんの記事が載っていました。私はテレビドラマを欠かさず見るといったことはありませんがこの記事を読んでいるうちに少し興味が湧いてきました。今回のテーマは「赤毛のアン」を日本で最初に翻訳した村岡花子さんとのことで、私自身題名は知っていますが多分この本を読んだことはないと思います。
花子は出版のあてもないまま「赤毛のアン」を空襲の恐怖の中で翻訳し、たった一冊の原著を命がけで守った人だとか。その本の中に「曲がり角を曲がった先には、何があるか分からないけど、きっとよいものだと思う」という言葉があるらしい。将来が見えなく不安ばかりが先に立ちこれからに希望が見いだせない若い人が多いと聞く。中園ミホ氏は是非そんな若い人たちにこのドラマを見てほしいと結ぶ。私も時々見てみようかな。