2014年6月23日 営業担当者の雑記

昨日ユネスコの世界遺産委員会が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録を正式決定したとの報道がありました。地元では昨夜日の丸とちょうちんで祝賀行列、50発の花火打ち上げで喜びを爆発させたとのこと。そんな中日経に、1987年に操業停止した片倉工業は2005年富岡市に寄贈するまでの18年間「売らない、貸さない、壊さない」の3原則を掲げて維持管理に努めた。「日本近代化の象徴である製糸場は一企業だけのものではない。社会的な責任で維持管理しなければいけない」という操業停止当時の社長の言を受け固定資産税を含め年間約1億円を使い建物の修繕や敷地内の芝生を刈るなどの管理を継続してきたとの記事がでていました。私企業が利益にならないことにお金を使い続けるには社内外の抵抗もあっただろうによくぞ続けてこられたとその見識に敬服します。片倉工業の功績は、世界遺産登録と共に語り継がれるだろうという地元のNPO法人理事長がいうように建物もこの話も皆で後世に伝えていきましょう。

2014年6月20日 営業担当者の雑記

6月と言えば千葉県は房州枇杷の最盛期です。毎年皇室にも献上するという初夏の代表的な果物で、5月のハウスものから6月は露地ものの出荷と正に旬の味です。実はこの枇杷が会社への通勤途中に1本鈴なりに実を付け熟したのが落果しているのです。大きさも決して小さくはなく極普通サイズ。当家の食卓ではとんと見たことがありませんのでお店での値段も知りませんがあれだけの実を買うと大変な金額になりそうです。枝に付いている実は結構高い所にあるのでさすがに卑しい私も千切って試食タイムと言う訳には行きません。残念。ところでこの枇杷は太古の昔から薬効豊かな木として知られており奈良時代の光明皇后が作られた施薬院ではその葉を炙り手でもんで患部にこすりつけるという治療が行われていたとか。最近この薬効があらためて見直されておりその葉また種の商品が密かなブームになっているのですって。私はといえば何しろその美味しさを数個味わいたいだけなのですが。

2014年6月19日 営業担当者の雑記

先日「花菖蒲」の真っ盛りということで、堀切菖蒲園に行ってきました。この辺り江戸初めころから菖蒲が有名で江戸百景として広重や春信の浮世絵にも出てくるほどの有名どころだったようです。江戸後期から明治にかけては堀切菖蒲園以外にも菖蒲園があり大変賑わったようです。品種改良されてきた花にはそれぞれ名前がついていますがこれが甚だ情緒たっぷりなのです。羽衣・竜田川・十二単・長生殿・香炉峯・江戸紫・初霜などなど。圧倒的に多い江戸系さらにその進化版の肥後系といった花々が所狭しと咲いています。江戸文学代表のひとつ俳諧も歌枕や歴史的な背景などかなりの教養がないとそのおもしろさあるいは奥深さが分からないようですが、そんな影響をうけているのか非常に凝ったネーミングばかりです。素人の私には総じて浴衣の色、柄に使うと具合がよさそうな涼やかな色が多いように思いましたがその形、花の開き方、グラデュエーションの付き方それはもう千差万別で一見の価値ありです。

2014年6月18日 営業担当者の雑記

先日日経に面白い記事が載っていました。千葉市が千葉大と組み土着の昆虫を使って農作物の害虫駆除の手法を開発するというもの。実用化は5年後をめどにしているとのことですでに確立しているイチゴ農家でのイメージは①まずビニールハウス内の苗に年2~3回、天敵のダニをまく②害虫のハダニを天敵のダニが食べる③ハダニを食べ尽くした天敵のダニは死ぬというものです。実は高知県では全国トップクラスの生産量がある「ナス」で1997年からこの手法の導入実験を始め現在では栽培面積の94%で天敵昆虫を使って害虫を退治しているとのこと。この天敵昆虫は「カメムシ」で、地域ぐるみで化学農薬を使わない栽培法を実践していた農家がナスの隣に栽培していたカボチャのつるから侵入したカメムシが害虫をたべているのを偶然発見したことから普及した由。記事は作業負担軽減が期待出来るとあるが私はむしろ色んな野菜にこの方法が適用される事で、農薬使用が原因の一つとも言われているアレルギーに悩んでいる人たちへの一助になるのではと期待しています。

2014年6月17日 営業担当者の雑記

先日来帰宅途中の庭からとても甘い香りがするのが気になっていました。道沿いにはそれらしきものはないので匂いを頼りに少し奥の方に行ってみましたらやはりそうでした。ラベンダーです。もうそんな時期なのですねということで先週の日曜日に佐倉のラベンダーガーデンに行ってきました。まずここの住所は佐倉市先崎というのですが読めません。聞いてみると「マッサキ」ですって。3種類、5,500株のラベンダーが7,000㎡の敷地に植わっているということです。背が少し高いのや小じんまりしたものまた年数によって雰囲気が違います。この日は風向きが悪かったのか、はたまた生育状態なのでしょうかラベンダーの香りに圧倒されるという事はありませんでした。
このところ毎年来ていますが今年はちょっと残念。恒例のアイスクリームでその香を楽しみました。自然のものですから手入れをしても中々思い通りにはいかないようです。地元の手作りといった趣ですがラベンダー祭は6月22日(日)までということで関東では珍しい(多分)ラベンダーを楽しまれてはいかがですか。

2014年6月16日 営業担当者の雑記

W杯初戦は俄かサッカーファンにもとても残念な結果でした。サッカーゲームを1試合まるまる見るといったことはほとんどないのですが、さすがに対コートジボワール戦はどうも大事らしいということでコーヒーを用意しテレビの前にスタンバリ
ました。戦術とか選手起用などといった専門的なことは門外漢なので申しませんが全体を通して敵の方が元気が良かった印象です。それにしてもドロクバが投入されて4分後。新聞では魔の2分間と書いていますが一気に試合をひっくり返されてしまいました。正直彼の実力を全く知らない私は出てきた時の観客ウエーブ、選手たちの表情の変化に驚きました。こんな選手のことをスーパースターというのでしょうね。初戦で負けたチームが一次リーグに勝ち残る確率は甚だ低いようですが、W杯を目指して4年間頑張ってきた選手たちが何とか残り2試合で結果を出しもう少し素人サッカーファンを楽しませて欲しいものです。

2014年6月13日 営業担当者の雑記

さあ愈々第20回ワールドカップ(W杯)ブラジル大会が開幕。日本時間の今朝午前5時キックオフでブラジル:クロアチア戦が行われ下馬評通りブラジルが3対1で勝利。日本の初戦は15日日本時間の10時キックオフ。俄かサッカーファンとしても気になるところです。ところで世界で最も宣伝効果のあるサッカー先週は誰でしょう?という疑問にスポーツ分野の市場調査会社が著名人の市場価値を計る「セレブリティDBI」と呼ばれる指標でのランキング調査結果を発表したと日経。1位はポルトガルのロナルド。レアルの英雄であることは勿論だがあのイケメンですから数々の女優やモデルと浮名を流し「流行への影響力」の項目も第1位。2位はバルセロナのメッシ。ここまではサッカー素人の私も知っているのですが3位のピケ(スペイン)となるともう分かりません。日本人ではキングカズが1位で本田と香川が2,3位とのこと。これらの選手はもうサッカー選手を離れて世界に影響を及ぼしてしまうそして恐ろしい金額が動く正にスーパースターなのですね。

2014年6月12日 営業担当者の雑記

梅雨の話題。
「紫陽花の一夜の雨に艶やかに:久保田一豊」この時期の雨と紫陽花はとてもよく似合います。満開になった我が家の柏葉あじさいはとてつもなく豊満で一房が幅20cm長さ40cm位はあろうかという大きさで雨が降るとみんな項垂れてしまいます。でも近頃は漱石ではありませんが「かわいそうだたア惚れたってことよ」感覚になってきました。以前は紫陽花と言えば七変化の手毬状のものしか知りませんでしたが最近は色んな形、色のものが咲いています。こんもりと剪定した道端の紫陽花は小さな子供達の傘のようですし鉢に植わったヤマアジサイは箱入り娘のようでとても可愛いですね。また鎌倉東慶寺以外にもあちこちに紫陽花寺がある様ですが由緒のある尼寺と雨と紫陽花というのは何となく詩情をそそる組み合わせです。先日先輩から博多筥崎宮の紫陽花祭に行って来ると言う便りがありました。

2014年6月11日 営業担当者の雑記

今朝も通勤時に一瞬ですがパラパラきました。何時雨が降るか分からないのでこの時期傘は必需品です。これが「梅雨」なんでしょう。ところでこの「梅雨」ですが確か婆サマは昔「バイウ」といっていたように記憶しています。物の本によると揚子江流域では梅の実が熟す頃なので「梅雨:バイウ」とか、黴が生えやすい頃なので「黴雨:バイウ」が転じ「梅雨」になったなどと書いていますがそのままでは少し季節感が合いません。また日本で「梅雨:ツユ」と呼ぶようになったのにもこの時期木の葉に露が一杯つくとか梅の実が熟して潰れる「潰ゆ」など諸説あるようです。蘊蓄はともかく最近私は勝手な説を考えています。通勤途中に梅の木が沢山ありまして春には花も楽しめますが今の時期青いのやら少し黄色になったのやら沢山の梅が潰れてあるいは丸いまま落ちています。そしていかにも甘酸っぱい、梅干しとはまったく違う独特の香りが漂っています。落ち梅が辺り一面に薫るのでこの時期の雨を「梅が潰れ香る時期の雨:ツユ」と呼ぶという説は如何でしょうか。

2014年6月10日 営業担当者の雑記

このところ通勤時に気になる花が咲いています。
背丈は1~1.5m位で細い茎がまっすぐ伸び先のほうに鮮やかな赤い2,3cmの舌状の花びらがポツポツと咲いています。葉っぱに鼻を近づけるととても涼やかでほのかに甘い上品な香りがします。最近流行っているのでしょうかちょっとした庭の隅の方に植わっているのをよく見かけます。図鑑で調べてみましたらその花の名は「チェリーセージ」。アメリカ南部、メキシコ原産でサルビアと同じ仲間だとか。本当に気持ち良く伸びています。元々ハーブの香りが好きで家にあるローズマリーは朝刊を取りに行くついでに2,3葉つまみ口に入れたりしていますがこのチェリーセージの香りもとても気に入っています。またすーと伸びた茎の先にちょんとついた派手ではないのだが何となく愛くるしいこの花が好きです。花の時期は長いようですが特にこの時期のうっとうしい梅雨空には文字通り一服の清涼剤です。