2014年9月5日 営業担当者の雑記

テニス全米オープンで錦織圭が4強に入りました。これは大変なことです。1918年の熊谷一弥選手以来91年ぶりのことだとか。最近では松岡選手が1995年ウインブルドンでベスト8に入った位でテニスの日本男子は世界ではまったく歯が立たないのが相場だったのがこの快挙。錦織選手は数年前から徐々に世界ランキングを上げ直近では11位だったかと思いますがまさかまさか。しかも相手は北京オリンピックダブルス金メダル、全豪覇者のワウリンカ。ワウリンカのサーブのスピードは時速200KMを越えるとか。相手はみんな見上げるような大きな選手ばかりで体力的なハンディーがある中しかも前の試合では4時間を越える長い試合。物凄い集中力と駆け引きだったようです。確か12,3歳の頃アメリカのテニスアカデミーに入ったように思いますがいくらテニスが好きと言え見知らぬ国に、一人ぼっちでよく行ったものです。最初から世界を目指す人はやはり覚悟が違いますね。同じような志を持った少年たちと切磋琢磨するなかで頭角を現し最近では自分とほぼ同じくらいの体格であるマイケル・チャンのコーチを受けトッププレイヤーと互角の試合をするようになってきました。次は第一シードのジョコビッチ。とにかく錦織らしい緻密で戦略的なプレーで出来たら勝ってほしいな。夢みたいだけど。

2014年9月4日 営業担当者の雑記

今朝の日経に「不敗のコマ、世界一狙う」という記事がありました。中小製造業が直径2センチメートルのコマで技術とアイデアを競い合う「コマ大戦」でアルミ加工の斉藤プレス(千葉県鎌ケ谷市)が生み出した「斉藤モンスター」が2013年11月のデビュー戦以来公式戦無敗だとのこと。ルールはコマの直径2センチ以下で形状や重量材質に制限はなく二つのコマをすり鉢状の台で同時に回し、より長く回っているか、はじき飛ばした方が勝ちで大会優勝者は敗者のコマを総取り出来るというもの。強さの秘密は特殊な構造にあり回り出すと直径7センチにまで達する軸の周りの金属板が遠心力で二つ折りに開き近寄るコマをはじき飛ばすのだとか。科学の粋を集めてコマを回すと言うこの企画に大喝采。私達の地方では木製のロート型をしたコマで斜辺に溝がほられておりここに紐を巻いて地面に投げるものでした。関東の「べーごまー」とは少し材質、形態が違いました。ルールは「コマ大戦」とまったく同じすが確か相手のコマに自分のコマを投げつけてもよかったと思います。芯を尖らせた記憶がありますので。夢中になってコマを回したことを思い出しますが、打倒斉藤モンスターが全国、いや世界の中小企業の合言葉になっているという締めくくりにやけに感激しております。

2014年9月3日 営業担当者の雑記

昨晩家に帰る道すがら近くの森から虫の鳴き声が聞こえてきました。このところ夜は少し涼しくなったせいでしょうかそれとも今まで気が付かなかっただけなのでしょうか,「カチャカチャ」とか「リーン・リーン」とか数種類の虫が場所に依っては結構激しく鳴いていました。その後車に乗ったらまさにドンピシャ。VINTAGE中の「THE SUMMER KNOWS」が聞こえてきました。時は2011年1月東京文化会館小ホール、佐山雅弘が井上陽介、大坂昌彦のトリオで組んだ幻のセッション。佐山のピアノは気の向くままに情緒たっぷりに、技の限り贅を尽くした三人の競演、さらには嬉々として演奏したソロ達。最初から感激のしっぱなしで終演後即刻CDを買いベースの井上陽介さんに握手をして貰ったあのときの楽曲です。ピアノソロの後ベースは低く緩やかな流れで過ぎ去った夏を愛おしむかのように時に優しくまた時には大きな波で弦を引きます。すっかりこのメロディーに入りこんでしまいました。時に少し感情過多かななどと思うこともあるこの曲を久しぶりに聞き先ほど聞いた虫の音とあいまり一足早い秋を満喫したひと時になりました。

2014年9月2日 営業担当者の雑記

先日新聞に紹介されていたチキンタジン鍋レシピを女房に渡したら中に入っている野菜の値段が高いので試作はちょっと待ってと言われました。そういえば気象庁が発表した8月の全国の天候まとめによると西日本では月降水量が平年の2.74倍で観測史上最多を更新し日照時間は同48%で最小だったとのこと。東日本でも今年は雨が多く特に関東周辺の野菜の産地では局地的豪雨、竜巻などが多かったように思います。多分その影響でしょうと思いますが野菜が随分高いようです。夏にあまりにも雨が降らないと渇水の心配をしダムの貯水量が気になります。それも困ったものですが今年のように雨が多いと災害もおきますし自然相手の農業は収穫が出来なくなります。消費する側の私達は少し我慢をすればいいのですが、それで生計を立てている農家の人たちは本当に死活問題ですね。沢山取れたら値段が下がるし不作だと出荷量が少ない。天候に左右される農業はつくづく大変だなと思います。9月は晴れの日も多いとの予報ですので何とか野菜の価格が安定し件のメニュー用の材料が我が家でも揃えられるようになってほしいものです。

2014年9月1日 営業担当者の雑記

今日9月1日は防災の日です。
今から91年前1923年のお昼前マグニチュード7.9の関東大震災が発生し神奈川、東京を中心として190万人が被災、11万人が死亡あるいは行方不明になった。その惨状は私が小さい頃バア様から聞いた話ですが川には死骸が浮き道路は大八車に荷物を積んだ人たちであふれかえり、そこらじゅうが焼けており流言飛語の類が飛び交い何とも物凄い状況だったらしい。浅草十二階(凌雲閣)が大破したのにもびっくりしたとの事。当時の状況は甚だ物騒な時代だったようで、時々よその国で見られるような震災に乗じたもの取りが横行し更には朝鮮人へあるいは政府に反対する人たちへの激しい弾圧も行われたとのこと。勿論テレビはなく唯一の情報手段である新聞社が倒壊し今では信じられないような噂が広まったりしたようだ。それから88年後の東北大震災の傷跡はいまだにそこここに残っていますが今とは比べるべくもない当時の被害は想像に絶するものであったろうと思われます。今夜は忘れたころにやってくる災害に対し我が家でもその具体的な対策を講じておくように話し合いたいと思います。

2014年8月29日 営業担当者の雑記

今朝の日経新聞「無人けいざい②」でおもしろい記事を見ました。内容は千葉大学で開発している無人宅配ヘリが電波法の規制で2、3キロしか飛ばすことができず実用化で遅れが出ることを懸念しているというものです。このヘリは無線操縦のような手元操作が要らず、パソコンで航路を設定すると目的地まで狂いなく飛ぶ。重さ5キログラムまでの荷物を運べ搭載カメラのリアルタイムの画像データを用いれば、人が寄りつけない大型災害や事故の現場をいち早く正確につかめる為国内外の企業が熱い視線を送っていると言う事です。アメリカではアマゾン・ドット・コムが無人ヘリの実証実験認可を申請するなど実用化の動きが急速に高まっており、折角の技術が規制の壁に阻まれてしまうと言う事で野波特別教授は電波の出力上限引き上げを総務省に求めているが、なかなか進まないとのこと。自動運転車でも日本で実証実験したのは1978年でグーグルより30年早かったのに走行データの蓄積では州政府を巻き込み一般道での走行試験をいち早く始めたグーグルに遅れをとっっているとのこと。折角いい技術でビジネスチャンスが広がろうとしているのに何かと国の規制が邪魔をするのですねエ。

2014年8月28日 営業担当者の雑記

先日東京都美術館で開催中のメトロポリタン美術館 古代エジプト展「女王と女神」に行ってきました。メトロポリタン美術館は世界有数のエジプト・コレクションとして毎年五百万人以上の来場者があるとのことで今回はその中でも「ハトシェプスト女王」関連の出土品を展示。ハトシェプスト女王は紀元前1500年ころ日本で言うと縄文時代末期の人で、王位継承権を持つ継子の摂政としてエジプトでは珍しい女性ファラオとして20年ほど君臨したとのこと。当時使っていた髪結いの道具、化粧道具、柄鏡、ブレスレット、腰飾り、スカラベをモチーフにした指輪、冠、香油壺、楽器などいかにも女性らしい細やかで豪華な装飾品は今でも使えるようなデザインでした。さらに彼女の時代は平和で近隣諸国との交易が盛んに行われておりそこからの、少しエジプト風ではない異国情緒の漂う珍しい調度品が沢山展示されていました。また圧巻は彼女が作ったハトシェプスト葬祭殿。勿論写真なのですが崖の斜面に沿った左右シンメトリーの壮大な一見ギリシャ風の宮殿は何とも見事なものです。是非ともメトロポリタン美術館とこの宮殿の実物を見たいものです。

2014年8月27日 営業担当者の雑記

今朝朝刊に入っていたあるサプリメントのチラシに非常に魅力的な後ろ姿の男女が載っていました。特に男性は浅黒い体に白いパンツがとても印象的な広告です。この会社は昔から宣伝の質が高いことで知られており後に大文豪になった人達が多く活躍していた名門企業として有名です。今回のチラシは比較的高年齢の人たち向けのサプリで脇にはそれを摂取した人たちのコメントがでています。この推薦文と贅肉のない非常にしまった体の男性をみるといかにも効果が出そうな内容になっています。いくつになってもお腹が出ているような体型にはなりたくないと常日頃思っている私は思わず使ってみようかなと思ってしまいました。上手な広告です。お化粧でもサプリでも元々きれいな人があるいはアスリートがモデルになっているのですから圧倒されるのは当たり前なのですが、思い込みの激しい私などはもしかしたら自分もああなれるのではなどと思ってしまいます。まんまと企業の狙いにはまってしまいながら、それでもやっぱりモデルのような体型になりたいな小声で言っている自分が恥ずかしい。
上記で宜しく

2014年8月26日 営業担当者の雑記

第96回高校野球夏の甲子園が終わりました。
決勝戦は大阪桐蔭が三重に4対3で逆転勝ちで優勝。
桐蔭の打撃は物凄かったが初戦から逆転勝ちが続き選手諸君はひやひやの連続だったでしょう。三重のスクイズを外した桐蔭のピッチャーは凄いが、三重最後のバッターのショートゴロはワンバウンドでの送球。ファーストが目いっぱい体を伸ばしてかろうじてアウト。これがセーフなら同点、エラーならサヨナラ負けという際どい試合。ハラハラドキドキの勝利に嬉しさもひとしおでしょう。地元同士の戦いということもあるでしょうが平日なのに甲子園は満員。やっぱり高校野球人気は高いですね。今年の試合は走って走っての試合、ホームランの打ち合い、逆転につぐ逆転、また日頃は早くに姿を消してしまう甲信越勢が揃って残っていたりなどみどころ一杯の試合ばかりでした。この暑い中連戦で疲れるだろうに何とか勝ちたいといういう選手たちの気持ちが素直に出てくる姿はいつ見ても感動します。

2014年8月25日 営業担当者の雑記

昨晩NHKスペシャル「神秘の球体 マリモ 北海道阿寒湖の奇跡」を大変興味深く見ました。球体マリモは世界でも今やこの阿寒湖のキュールイ湾岸だけにしか生息していないとのことです。以前はアイスランドの湖にもいたらしいのですが環境の変化でいなくなったようです。本来一本一本の藻は葉を伸ばし出来るだけ太陽の光を取り入れることで光合成をしているのになぜマリモは最も非効率的な球体になっているのか?そもそもどのようにして球体になるのか?釧路市マリモ研究室の若菜勇氏が昨年国の特別許可を得て複数の水中カメラを1年間に亘り設置しその生態を捉えた。それに依ると風速6~7メートルの風が吹くと波が岸近くの底に生息しているマリモを上下させ他のマリモとぶつかりながら円運動をする中で段々球体になっていく、そしてマリモが移動することでその下にあるマリモも光を取り入れることが出来ること。 またその仲間同士のぶつかり合いのなか
で表面に付いているこけが落ちていくこと。
さらに数年ごとにマリモが岸に打ち上げられその切れ端が湖中に引き込まれまた丸くなっていく。若菜氏はこのサイクルを輪廻と言っていましたが、不思議への回答はマリモが厳しい環境を生き残っていく為の「進化の最終形」であることなど実に不思議なマリモの生態に驚きの連続でした。