12月4日 営業担当者の雑記

二度の延期の後、3日の昼過ぎに小惑星探査機「はやぶさ2」などを搭載した国産主力ロケット「H2A」が種子島宇宙センターから打ち上げられ約1時間47分後、はやぶさ2を予定の軌道に乗せることに成功した。「はやぶさ2」は6年かけて小惑星と地球を往復する52億キロの旅に出た。小惑星で岩石や砂などを採取し地球に持ち帰る予定。岩石などには有機物や水が含まれているかもしれず生命起源の解明につながると期待されている。素人の私にはその科学技術に「信じられない」と思うばかりですが、JAXAの国中プロジェクトマネージャーも小舟で宇宙の大海原にでるようなものとおっしゃる。前回の「はやぶさ」がそれこそ命からがら地球に生還したがその時の経験から数多くの改良、新たな装置の開発など「JAXA」の総力を挙げたこの事業、予定通り2018年には目的地に到着し2020年の末に帰還出来るようにお祈りします。

12月3日 営業担当者の雑記

焚くほどは風がもて来る落葉かな(良寛)
昨日はほとんど一日中松戸市内を車で駆け回っていましたが、この時期広葉樹の並木道はものすごい落葉です。昨日は天気が良く時々風が強かったので落ちた色とりどりの葉が舞い見る分には「葉が踊っている」などと呑気なことを言っていますが道の脇にお住まいの方は掃除が大変です。箒ではおっつかないので塵取りやショベルで集めて積み上げています。その塊が道の端にボコボコと続き収集車の回収を待っているのがとてもかわいい感じです。木々はもう相当葉を落としておりお正月を迎えるのに髪を刈り込んでいるように見えます。寒さに向かい広葉樹は葉を落とし光合成をせず出来るだけエネルギーを使わないようにして冬を乗り切ろうとする知恵のようですが空気と土の養分を取り入れるだけで自給自足している彼らはとんでもないシステムを体内に持っているのですね。

12月2日 営業担当者の雑記

「健さん」に続いて菅原文太さんが亡くなった。81歳、今の平均年齢からするとそんなにお年ではないのに。私は正直ヤクザ映画はあまり好きではありませんので彼の若い時の映画は見ていません。後年の「農業の基本は土を愛し、土と格闘すること」という信念から自然農法を志向し山梨県で農業生産法人を立ち上げ活躍されていることに興味をもっていました。奥様のお話しがとても素敵です。文太さんは「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」の心境で過ごし小さな種をまいて去りました。無農薬有機農業を広めることと日本が再び戦争をしないと言う願いが立ち枯れ荒野に戻ってしまわないように声を上げ続けてきました。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあってこれらを願い続けているでしょう。恩義ある方々になんの別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにおわび申し上げます。という内容で文章も素晴らしいのですが文太さんのことが本当に大好きでよき理解者だったのだなとつくづく感じ入りました。

12月1日 営業担当者の雑記

いよいよ12月になりました。1年の経つのがとても速く感じるのは年のせいなのでしょうか。この時期は日頃から贔屓にしているケーキ屋さんに「シュトーレン」を頼みクリスマスが来るまで少しずつ食べるのを毎年楽しみにしています。我が家はクリスチャンではありませんのでイブにクリーム一杯のケーキを食べるごくごく普通のクリスマスです。子供が小さい時はフィンランドにいるサンタさんに頼み子供あてのクリスマスカードを送ってもらいましたが流石に今はちょっと無理があります。数年前何気なく店頭にあった「シュトーレン」を買ってみましたらこれが実にうまいのです。いかにも重いずっしりと中の詰まった半円柱のパンの中にドライフルーツやナッツが沢山入り表面に砂糖が一杯まぶしているどちらかというと地味なものです。日が経つと味が深くなりこれをコーヒーと一緒にチビチビ食べるのがたまりません。多分クリスマスまで待てずになくなるのだろうと思います。

11月28日 営業担当者の雑記

一昨日の最高気温9度という冷たい雨の一日とは打って変わって昨日はど晴天。真っ青な空と温かな日差し。車に乗っての営業は気を張らないと目がいつの間にかくっついてしまいそうでした。一昨日の雨風で木々の落葉が激しく、松戸駅近くの中央公園のイチョウの木の下は本当に真っ黄色の絨毯。また雨にぬれた枯れ葉が道路に一杯重なっており裁判所の警備員さんでしょうか懐かしい竹製のほうきで一生懸命に葉を集めていました。また二十世紀の森を横切る道では朽葉が香り色付いた樹々の間から見える空はあくまで青く、和名ヶ谷に帰ってくるときには一瞬今年初の富士山が見えたような気がしました。さて今月の実績は晴れのち曇りのち雨といった感じで最初の出だしはよかったのですが後半失速してしまいました。市議選が一段落、上得意だった不動産屋さんのマンションが完売といった原因はありますが本年最後の月で何とか少しでも多くの顧客開拓をしようと思います。

11月27日 営業担当者の雑記

いやー昨日一昨日は寒かったですね。昼間でも10度以下という事で車内ではずっとヒーターを付けていました。これからの時期お酒の飲めない私の楽しみはお風呂です。暑い間はカラスの行水ですが昨日は湯船に思い切り足を伸ばし首のあたりまで湯に浸かり熱が逃げないように蓋をして暫しまどろむ、これが最高です。時々本当に寝入ってしまい心配した妻から声をかけられ我に帰ることもあります。ある医者は「風呂に入って寝ると言う事はありえないあれは一瞬気絶しているのだ」とおっしゃいますが医学的な真偽の程はともかくとして私には体が湯に溶け込み気持がよくなり寝てしまうというこの快楽がたまりません。この間ニュースで猿だけでなく伊豆シャボテン公園の「カピパラ」も温泉に入って気持ちよさそうにしている画面がありましたが、温泉などと贅沢は申しません家風呂でも充分満足で~す。

11月26日 営業担当者の雑記

先日国立新美術館でのチューリッヒ美術館展を見ていてふと新聞にこんな記事が出ていたのを思い出しました。それは約20万~3万数千年前に生きていたネアンデルタール人が抽象的な表現力を持っていたとする研究成果を英領ジブラルタルとスペインなどの研究チームが米科学アカデミー紀要に発表したというもの。ジブラルタルの洞窟内で縦横13本の線が交差する記号のような模様が刻まれた岩盤が地層の下から出てきたもので約3.9万年前のこの地層がある地域には現生人類はまだ来ていなかったとのこと。これを描くには物事を抽象的に考える高度な知的能力が必要と考えられており今後べつの年代や地域でもこうした模様が発見されればネアンデルタール人の思考能力の進化をたどることが出来ると東大近藤准教授。この展覧会では印象派から抽象画まで幅広い作品が展示されていますがモンドリアン、クレー、カンディンスキーなどの作品はもしかしたらネアンデルタール人の進化形ではないのかなどと思ったりしました。

11月25日 営業担当者の雑記

大相撲九州場所が横綱白鵬の32回目の優勝で幕を閉じました。表彰式が始まり君が代が流れ始めたとたん白鵬が目頭を押さえ始めた。何回もこの場に臨んでいるはずなのに。私達の時代には「巨人・大鵬・卵焼き」とまで言われ当時の力士の中では圧倒的な強さを誇り歴代最多優勝記録を持っているその大鵬の記録に並んだ瞬間なんですね。「この国の魂と相撲の神様に認められたから、この結果があると思う」という談話がありましたがモンゴルから見知らぬ国日本にやってきて言葉の壁、相撲界のしきたり、先輩後輩の関係などなど想像を絶する苦労の中只管稽古に励み着実に昇進してきた、そんな感慨と共に長年目標にしてきた大鵬さんの記録にようやく並ぶ事が出来たといった思いが頭をよぎったのでしょうか。何しろ負けません。大きなけがをしない柔らかい体を持っていることも一因でしょうがやはり毎回優勝を期待されほとんどそれを裏切らないという精神的な強さが一番でしょう。まだ29歳どこまで記録を伸ばすのでしょうか。

11月21日 営業担当者の雑記

アメリカの映画監督「マイク・コリンズ」が亡くなったとの報道がありました。1967年「卒業」私の青春そのものでした。ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バンクロフトといった俳優陣、そこにサイモン&ガーファンクルの楽曲が流れ。。。もう何回見たことか。そしてそのたびに正に挙式が行われようとしている教会の窓ガラスを叩き「エレーン、エレーン」と叫ぶベンジャミン、その声に気が付き教会から飛びだしベンジャミンと手を取り駆け出しバスに乗り込むエレーンのあのシーンにくぎ付けになりはらはらどきどきしました。当時のことをまったく知らない妻に後日この話をしたところ、いい話だけど結婚式の当日に彼女をさらわれ一人残った彼氏のなんとみじめなことといわれました。そんなことを考えたこともなかった私は妙に冷静な彼女に感心した記憶があります。そんな映画の監督が「マイク・コリンズ」でした。

11月20日 営業担当者の雑記

大相撲九州場所も早11日目が終わり横綱白鵬と鶴竜が一敗で競り合い優勝争いが楽しみだし期待の逸ノ城は6勝5敗で勝ち越しもありかなというところです。ところで昔から九州場所があると博多の魚相場が上がると言われてきました。大食漢の力士たちが毎日食べるチャンコには魚が欠かせないからなのですがなかでも有名なのが「アラ鍋」です。「あら」は白身で今では幻の魚とまで言われている実に美味なものです。この魚で思い出すのが嘗て福岡に赴任していた時に見た「唐津くんち」。11月初旬に行われる佐賀県唐津のお祭りで、身の丈1mを超すような大きな「あら」がこれまた大きな鍋で煮たものをお客さんに振る舞われるいう習慣がありました。勿論「あら」もそれを煮る大きな鍋も普通の家にはないので旧家(取引先の問屋さんにありました)が担当するのですが何とも豪快な料理です。お祭も魚、兜などを飾った豪華で派手な曳山が町内を練り歩くとても勇壮なものです。