11月26日 シュトーレン

我が家では子供たちが居なくなってからもう10年以クリスマスケーキは「シュトーレン」にしています。というわけで先日行きつけのケーキ屋さんで買ってきました。ご承知のように「シュトーレン」はドイツ菓子で、バターたっぷりの生地の中に洋酒に漬けたドライフルーツやナッツが入り表面を砂糖でくるんでいる太長い焼き菓子です。表面は真っ白、切ると少し濃いめのブラウンに具が沢山でどっしりとした質感がありやや地味な風合いですがいかにもドイツ菓子という感じで我が家では人気があります。買ったばかりのはまだ少し「若い」というか洋酒やバターが生地にしっかりとは馴染んでいず時間が経つにつれおいしくなっていきます。賞味期限は12月13日となっていますのでクリスマスまでにはもう半分ほど買う予定です。これを薄く切り少し濃いめに焙煎したコーヒーと共に味わうのが至福の時です。時にはバックグラウンドにビル・エヴァンスなどを聞きながら。

11月25日 白鵬優勝

大相撲九州場所は横綱白鵬が千秋楽を待たずに14日目に14勝1敗で優勝しました。平日は相撲を見ることもないので昨日は久しぶりに後半戦だけ見ました。特に結びの一番大関貴景勝との戦いは白鵬の凄さを見ました。一回目の仕切りでは腰を落とさず立ったままで呼吸が合わず「待った」二回目は目の覚めるような立ち合いで自分得意の形にし土俵際まで追い詰めるとそこから一気にはいかず1分くらいそのままの体勢から最後は寄り切り。インタビューは聞いていないので本当のことは分かりませんがこの立ち合いは白鵬の策略ではないかと思い、彼の勝負にかける、一番の重みを見せつけられた気がしました。まさに宮本武蔵が巌流島の戦いで約束の時間に遅れ小次郎をじらしたあの有名な作戦を思い出しました。勝負なので決められたルールの中で勝つことが「善」そこには非情なまでの勝負へのこだわりが見えました。ましてこれから上に上がってくる可能性がある貴景勝。「どうだ」とばかりの勝負に見事さを感じました。

11月22日 チャンポン

今日は朝からとても寒いので出勤した時から昼飯は「チャンポン」だと決めました。常盤平に長崎発のチェーン店があり偶に行くのですが今日はもう気合が入っていました。私が最初にチャンポンを食べたのは前職で福岡に赴任した時です。先輩に紹介されて食べたのですがいや驚きました。最初は牛乳の中に麺が入っているのかと思いました。味はやや甘く豚骨スープなのにあっさりしており海鮮と野菜がたっぷり入っており麺はやや硬めですぐに好きになりました。本場の長崎中華街でも食べましたが同じようにおいしく以来時々食べています。さて今日の味はいかがかと口を付けたのですがまず非常にスープが熱く中の具もしっかり炒められており寒い時には持って来いです。面を1.5人前にしてもらい久しぶりの味を堪能しました。体もほっこり、心も暖かくなり満足して店を出ました。ちなみに私が千葉に転勤してきたときに家の近所で食べたチャンポンは餡かけでした。これには驚きましたね。これって「チャンポン」といってもいいの!と。

11月20日 寒波襲来

北海道を中心に今の時期にしては早すぎる寒波が襲来しホワイトアウトに注意などと物騒な話を天気予報でしていましたが、ここ数日我が千葉も朝晩相当に冷え込んでいます。夜具を一枚追加でもなんだかうすら寒い気がします。通勤時も11月に入って冬物に衣替えしたのですがどうもこれだけでは足りません。今日などは毛糸のベストを着こんでいます。以前は少々暑くても寒くてもあまり感じなかったのですがやはり老いたのでしょうか温度の変化に敏感になったようです。もっともそれを感じなくなったら体の為には困りものなのですが。北半球では北極周辺の強い寒気団が南下しているので世界中で寒さが続いているようです。こんな時は暖かいものを食べゆっくり風呂で温まって寝るに限りますね。

11月20日 ローマ法王来日

法王の来日は1981年以来38年ぶりとのこと。世界中の信者数12億人ともいわれる宗教団体のトップということでその活動は非常に影響力をもっているようです。私はどちらかというと無神論者ですがその発信力には期待しています。長崎の爆心地公園で「核兵器に関するメッセージ」を発し広島平和公園で開く「平和のための集い」でも言葉を述べる予定とのことです。ただお祈りをするだけでとか絵空事の平和だとか現実主義を唱える人達には評判は良くないのでしょうがそれでも少なからぬ影響力を持つ法王が世界中の信者に向けてそして多分非キリスト教信者たちにも向けて平和を訴えることは大きな意味があるとのだと思います。世界中の色んなところで戦争が起き悲惨な犠牲者が沢山出ています。犠牲者へ救いの言葉と戦争をしている人達に一瞬の「戸惑い」を起こし、今はその危険な中にはいない多くの人達にその環境がずっと続くことを祈る言葉なのだと思います。

11月19日 ぎっくり腰

昨日偶々テレビを見ていたら大関高安が本番直前に「ぎっくり腰」になり九州場所8日目の17日から休場したことを知りました。私も何回もこの病気・ケガ(?)になり医者にも整骨院にも行きましたが特効薬はなく一番の薬は「日」なんですね。大体2,3日安静にしていると良くなります。私が最初にぎっくり腰になったのは思い切り昔であるところで無理な体勢で力仕事をしていた時腰の辺りでバキッというかなんかとても変な音を感じました。慌てて車で家に帰ったのですが当時の車はクラッチ操作が必要なのに下半身に力が入らずシフトチェンジが出来ません。ずっとセコでたどり着いたら今度は車から降りられません。懸垂の要領で外に出て縁側から電話口まで匍匐前進して先輩の家に電話して医者に連れて行ってくれと頼み併せ出産の為里帰りした妻にも電話したのですが体の状態がうまく伝わらず心配した彼女は急に産気付き予定より2週間早く長男が生まれました。それ以来ちょくちょく痛い目に合っています。

11月18日 香港、大学に警察突入

今日の夕刊に「香港警察が大学突入」と出ています。報道によれば多数のデモ隊が立てこもっている香港理工大学に警察が突入、若者は火炎瓶を投げるなどして抵抗し、多数のけが人や逮捕者が出ている模様とのこと。一時期の市民による静かなしかし圧倒的な声を持ったデモからバリケード封鎖、投石と段々エスカレートして行きとうとう火炎瓶にまで来てしまいました。政治的な背景を述べるつもりはありませんがもうすっかり忘れられた日本での学生運動の終末期に近いものを感じます。武具、武器を所持し政府から暴力使用のお墨付きを貰っている警察と精々火炎瓶と激しい憎悪だけを武器にしている学生たちとは喧嘩にもなりませんでしょう。警察は実弾を使ったともいわれています。表面上の鎮静化には成功するのでしょうが内にこもったマグマはいつ何時爆発するかしれません。また改めて政府への反対運動が整然と行われる可能性も残っています。何とか青年たちの命が志が情熱が無残に砕かれてしまうことのないよう祈るばかりです。

11月15日 坂本龍馬命日

今日はあの坂本龍馬が京都で暗殺された日なんですね。慶応3年(1867年 新暦では12月10日)ということですから今から150年くらい前になりますがいまだに彼のファンはそこら中にいます。私が最初に彼のことを知ったのは小学校4,5年の頃に読んだ「幕末風雲録」とかいう本だったように記憶しています。ただ当時の私に印象的だったのは小さい頃は土佐弁で「よばれたれ」といわれいつまでも寝小便をしていたとか、雨の降る日に川に泳ぎに行って友達から「こんな天気の日に」といわれたら「どうせ濡れるのだから雨が降っても問題ない」と答えたとか皆さんがよく知っている幕末の大活躍のことはあまり印象にありません。また追っ手に捕まりそうになった時彼女が裸で飛び出し難を逃れたといった彼の人となりにはまるで関係ないところに興味を持ちました。今思えば何とも締まらない読後感なのですが普通の人とは一味違うというところに惹かれたのかもしれません。

11月14日 木の言葉

通勤の行き帰りに睡眠薬代わりに文庫本を読んでいるのですが非常に面白い本に出合いました。「樹木たちの知られざる生活」という題で独で森林管理官をしていたペーター・ヴォールレーベンという人が書いたものです。中には木、森のエピソードが沢山書かれているのですがぱっと目に付くのが「木の言葉」。辞書によると言葉を使ってコミュニケーション出来るのは人間だけとのことですが(この定義はいろんな動物たちが言葉を自在に操っているのが最近報告されていますので怪しいのですが)木も自分を表現する手段を持っているのだという。例えば芳香物質。匂いによって天敵に会ったり災害が近づいていることを遠くにいる仲間に知らせたり根を通じ電気信号で情報を伝達したりあるいは共生している菌類を仲立ちにして想像できないほどのネットワークを森中に張り巡らしたりしているようなのだ。最近の研究ではある種の木は根から音を発しそれに別の苗が反応したという。もしかしたら植物も音を使って情報交換しているのかも。

11月12日  テラスモール松戸

今日久しぶりに旧北部市場前の道を通りました。以前はよく使っていたのですが10月25日にテラスモール松戸がオープンしてからは「あの道は通ったらダメ」「6号線の木曽路があるところからまったく動かない」など強烈な混雑を伝え聞いていましたのであの近所には立ち寄らないことにしていました。今日は開店から2週間経った平日だがどんな具合なのだろうと興味半分でテラスモールの反対車線を通ってみました。まったく問題なく進みました。テラスモール側の道は駐車場を待っている車が少し並んでいましたが反対車線からの進入もありで(実はこれは認めていないのではと思っていたのですが)且つそんなに混み合っているようでもありませんでした。千葉初出店などと銘打った店もありいつかは行ってみようとは思っていましたがあのくらいの混み方なら行ってもよさそうです。(今日のあの時間帯はですが)