1月29日 クリント最新作映画

先日クリントイーストウッド監督の「リチャード・ジュエル」を見てきました。この映画はアトランタ五輪で盛り上がっている時にある公園のベンチ下に仕掛けられた爆弾を発見したリチャードという警備員が、第一発見者ということで犯人と疑われそれがだんだん本気モードに成ってき始め英雄から犯罪者にされそうになる。彼は前職時代にふとした縁で知り合った弁護士に叱咤激励されながらそれまでひたすら警察官に憧れ彼らに盲従していたのがこの事件の潔白を証明するため自己主張をし始め無罪を勝ち取るという内容です。英雄から一転犯罪者にでっち上げられ警察から追及されマスコミから追い回され監視されるシーンは非常に怖いものがありました。実話に基づいているだけに迫力がありデブで気の弱かったリチャードが最後にはとても頼もしい男になっていきます。そしてワトソン弁護士のクールで熱血漢でちょっとはみ出した感じはまさにはまり役でした。

1月28日 新型肺炎感染拡大

中国武漢で発生した新型コロイナウイルスによる肺炎の拡大は当初の予想を大きく越えているようです。28日中国メディアの発表では日本時間午前10時現在累計患者数4,428人死者数106人とのこと。中国以外にも日本の4人を含め17か国に患者がでているとのこと。私も成田空港からの観光客が使う京成電鉄で通勤しているので今日から電車内ではマスクを着用しています。そして私がブツ飛んだのは武漢市1,100万人のうち既に500万人が市外に出ているとの報道です。今は市外への移動が制限されているのでそれ以前つまり当局者がまだその被害を詳らかにしていない時に脱出したと思われます。その民間情報の速さと素早い脱出、更に当局がどういう方法でその実態を知ったのかなど本当にびっくりすることばかりです。仮に東京の場合を考えると自分たちの判断だけで短い期間に人口の半分がいなくなるなど考えられません。これも中国の奥深さなんでしょうか。

1月27日 徳勝龍優勝

「やはらかに人分けゆくや勝角力:几董」昨日大相撲で幕尻の徳勝龍が優勝しました。大関貴景勝を寄り切った瞬間顔をくしゃくしゃにし泣き顔に。そして付け人や部屋関係者大勢が待ち受けている花道を引き上げるときにはもう手で顔を拭いこの句の様にやはらかではありませんでしたがこちらにもその感激が伝わってくるようなとてもいい光景でした。何しろ幕内の一番下、しかもいくら横綱が二人とも休場しているとはいえこのところ十両と幕内を上下している力士が優勝したのですから驚きです。インタビューでは笑顔で「自分なんかが優勝していいのでしょうか」と本人もびっくりのコメントでしたが学生時代の恩師が場所中に急逝しそのことを聞かれると辺りを憚らずの泣き顔になりました。圧倒的に強い横綱白鵬の力に陰りが見えてきており若い力士の台頭が待たれますが一方で引退した元横綱稀勢の里と同期という33歳の力士が優勝というのも相撲の面白さなのかもしれませんね。

1月24日 東松戸の野菜 

弊社から松戸南高校を通り東松戸駅に抜ける道はここ数年でどんどん宅地に代わっているのですがそれでもまだ畑が残っています。今日もあの辺りを通っていたら道端で軽トラの荷台に蕪をたくさん積んでいるのを見たと思ったら少し先では同じように大根を収穫していました。その先にはネギ畑が広がっています。どれも冬の野菜で私はみんな好きです。蕪はお漬物にまた葉、ニンジン、油揚げなどと炒めてもさらにひき肉で餡かけにしてもどれも箸が進むメニューです。大根は何でもありですね。少し薄く切って鍋の中に入れてもいけます。しっかり味の滲みたおでんはこの時期最高ですね。ネギはシンプルに醤油だけの味付けで油いためは結構うまいのです。これは父親が好きで料理などしない人が自分で食べる分を作っていました。すき焼きもどちらかというとネギの方が好きなくらいです。中からジューと汁が出てくるのをふわふわ言いながら食べるのはたまりませんね。

1月23日 八甲田山死の彷徨

今日は久しぶりに寒くなりました。ふと思い出したのですが1902年の1月23日200人近くの犠牲者が出た類を見ない悲惨な八甲田山雪中行軍遭難事件がまさに起きようとしていた日なんですね。新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を映画化した「八甲田山」では高倉健、緒形拳、北大路欣也、など錚錚たるスター達が出演し話題になりました。-20度という極寒の中で二つの連隊が雪中での訓練を行いその生と死に大きく異なった結果が出てしまったこの事件はビジネススクールの教材にもよく取り上げられています。つまり組織論、リーダーシップ、作戦の立て方、遂行方法、修羅場での対応などもうビジネススクールのケーススタディーとしてはこの上ない事象が詰まっているからなのですね。状況が良くわかっている人達からは無謀だと思われていたこの作戦の遂行とその結果を見るにつけ、わが国の歴史の中にも随所で同様なことが起きたことを忘れてはいけませんね。

1月22日 新型肺炎拡大

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が国外にも広まりつつあります。中国の国営中央テレビによると中国本土の患者数は22日午前中時点で323人死者6人。国外では日本、韓国、タイ、台湾と21日にはアメリカでも患者が確認されたとのこと。患者はいずれも武漢に滞在しており24日から始まる春節による人々の国内外大移動で感染拡大が警戒されています。このウイルスは当初人から人へは感染しないとのことだったがWHOの西太平洋地域事務局は「新たな感染の報告例から、持続的な人から人への感染が起きている可能性がある」として緊急会議を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかの検討、感染拡大を防ぐ方策などを協議する予定とのこと。これへの対策は風邪と同じで手洗いの励行、人混みの中でのマスクの着用等とのこと。これ以上の蔓延を阻止し国外からの侵入も何とか水際で食い止めて頂きたいものです。

1月21日 蝋梅

このところ夜帰宅途中によそ様のお庭からとてもいい香りが漂ってきます。蝋梅の季節になりました。というわけで先週群馬県安中市の「ろうばいの里」に行ってきました。昨年は神奈川県足柄上郡松田町に浮気しましたがここ数年ほぼ毎年この時期に安中に言っています。天気が悪かったせいでいつもだと近所の小学校のグランドが駐車場ですが園のすぐそばまで行け人も少なく花も8分咲きくらいで結構でした。私が毎年楽しみにしているのは姿かたちもさることながらその香りです。近所だと夜しか香らないのにここだと何ともふくよかで上品なそして何万本あっても藤のようには頭が痛くならない優しい匂いに体が包まれる感じです。素心と満月の二種類がありその違いは花弁の形で丸いのが満月やや長いのが素心です。原種もありそれは花芯が赤いものです。蝋梅が山の斜面一面に広がりおいしい空気と共に肺一杯に収めた蝋梅の香りでまた今年も幸せな気分になりました。

1月20日 大相撲初場所

「初場所はきれいどころに目が移り:東秋茄子」ということで大相撲初場所開催中。昼間はテレビを見られないので夜のスポーツ番組で時々勝敗をチェックしています。今場所は横綱二人が休場。前評判が高かった大関貴景勝は1敗と好調、関脇前乃山は8日までに3敗ということで少々期待外れか。女性にやたら人気があるという遠藤の調子がいいようでここまで2敗。小兵力士としてこのところ人気急上昇中の炎鵬は五分の星。この力士一昔前だと検査に通らないんではないかと思うほど小さく168cm、99kg。この小さい力士が時に土俵を飛び回り時に真っ向から相手に挑みあるときは巨漢力士をぶん投げまたある時は土俵際で勝負をひっくりかえすその姿は何とも判官びいきを擽ります。今のところ私のノーマーク力士正代が1敗でトップ。いつも終盤になるとまた白鵬かと思うのだが今場所は誰が優勝するのか分からない大混戦。千秋楽が楽しみです。

1月17日 阪神淡路大震災25年

1995年1月17日火曜日午前5時46分。私は当時千葉に住んでいましたが前職の本社が神戸三宮にあり学生時代、会社の友達も大勢住んでいました。朝のニュースで阪神高速が倒れているのを見て一体何が起きたのか、とんでもないことになっているぞと震えました。本社のビル2階部分が押しつぶされている映像が流されています。早朝なので出勤している人はいないはずだが。友達に電話しても全くつながりません。夜になり連絡が取れた友人の話は信じられないことだらけです。須磨に住む同期の安否確認をするのにバイクで行ったのだが普通なら2,30分もあれば着くところを道中は障害物だらけ緊急車両の為通行禁止などでなんと5,6時間もかかったとか。握り飯を持っていき無事な姿を見た途端お互い泣いてしまった、大の大人がとも。二階に寝ており天井が抜け落ちたが助かったんだと。その後何度も会議で行ったが学生時代に歩き回ったところ、思い出の地は見る影もありませんでした。あれから25年。

1月16日 保田の水仙ロード

先日鋸南町保田の江月水仙ロードに行きました。この地は江戸時代から出荷用の水仙栽培が盛んだったとのことでいくつかの水仙ロードがある観光地です。私はほぼ毎年この時期に行き初春の花と香りを楽しんでいるのですが今年は不作でした。駐車場からゆっくり歩いて1時間ほど丘を登っていくと両側にびっしり数千万本ともいう水仙があるはずなのですが今年はまばらです。普段は風向きにより鼻腔をくすぐる香りもありません。それより昨年の台風の被害の方が目立ちました。いまだに屋根がブルーシートで覆われている家が沢山あり山に入っていくと枝が折れ根こそぎひっくり返っている木々があちこちにあります。山の斜面のどちら側にもそれはありますので海方向から吹いてきた風がこの辺りではいろんな方向に舞ったのでしょう。女房は「年寄りばかりで復旧もままならないのかしら、こんなに酷いと重機だって必要だし、、」と水仙より台風被害のほうが気になる様子でした。