9月23日 シルバーウイーク?

テレビで19日から22日まで(私は20日から22日まででしたが)の4連休をシルバーウイークと呼んでいました。今回初めて聞いた言葉のように思います。確かに4月末から5月にかけての長い連休をゴールデンウイークと呼んでいるのですからそれより少し短いのでシルバーウイークというのは分かります。ぱっと聞いてそれとわかる言葉ですがよく考え付くものです。これから定着していくと新しい言葉として辞書にも載るようになるのですね。年寄りのことを「シルバー」というのはどうなのでしょうか。辞書には「silver age」もありましたが実際に通じるのかどうかは知りません。まあ「銀髪:silver hair」から年寄りという発想だと英語でも通じるかも?昔野球の「ホームラン」は和製英語なので英語圏では通用しないと聞いたことがありますが最近のニュースをみていると使っているように思います。和製英語が英語になったのでしょうか。

9月18日 子規の命日

明日は「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で有名な正岡子規の命日です。1902年35歳でその有り余る才能を全部使い切った感のある子規は亡くなる前日「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」を含む絶筆三句を残しています。脊椎カリエスなどで若い頃から病床にあり晩年はほとんど寝たきりで絶筆は本人が仰向けに筆を走らせたものだという。もうこの世に未練はないのか彼岸から死の間際まで病に苦しんでいる自分を冷静に見ている。この自己客観と胆力に彼の生涯が要約されていると大岡信はいう。学生時代からの親友夏目漱石はイギリスに留学する際多分子規とは生きて再び会えることはないだろうと覚悟を決めていたがそれでも虚子から受けた死去の報に「筒袖や秋の柩にしたがわず」など五句を手向けている。子規は俳句、短歌の作者として一時代を築きまた後世に影響を与えただけでなくアンソロジストとして万葉集以来の莫大な量の作品を系統立てる大仕事もしている。

9月17日 巾着田の曼珠沙華

先日「巾着田の曼珠沙華」を開花前に全部切ってしまうと報道されていました。「巾着田」は埼玉県の西部、日高市を流れる高麗川が蛇行して出来た景勝地でその形が巾着に似ていることからこう呼ばれているんだとのこと。ここに群生している曼珠沙華は500万本ともいわれ最盛期には辺り一面が真っ赤に染まりそれは見事な光景です。私は数年おきに通っていますがこれほどの壮観な曼珠沙華の群生は他で見たことがありません。しかし今年はコロナ禍を防ぐため例年行われるイベントは中止そしてどうしても見物客が集まってしまうので開花前にすべての花を切ってしまったのですね。毎年花見客が全国から集まってくるようなので確かに今の状況ではやむを得ない苦渋の決断だということはよく理解できます。イベントが中止で残念という気持ちのこともありますが経済効果もあるでしょうから大変な痛手だと思います。全国各地でも同様のことが起きているのでしょうね。

9月16日 大相撲秋場所

今場所は白鵬、鶴竜の両横綱が休場のため大関二場所目の朝乃山にとって横綱への足掛かりとなる大事な場所なのに初日から3連敗。実際の勝負は見ていないので様子は分かりませんがいけませんね。横綱不在によるプレッシャーがかかっているとかいないとか。ここ2,3場所の相撲がよかっただけにどうしたのでしょうか。私は大昔「巨人、大鵬、卵焼き」と言われたころは相撲が大好きでした。柏戸のファンそして千代の富士。特に体は大きくないのに鍛えぬいた体は鋼のようで精悍な顔とも相まって大きな相手をぶん投げる相撲は何とも小気味よかったですね。最近はあんなにカッコイイ力士はいないように思いますが知らないだけかな。今は特にどの力士がすきだということはないのですがやはりぐんぐん力を付け勢いのある力士、将来を嘱望されている力士には興味があります。また大きな力士の中にあって飛び回り何をしでかすかわからない力士も面白いですね。

9月16日 前はなんだったっけ?

日経夕刊のプロムナードという小欄にとり・みき(マンガ家:私は名前を存じ上げません)さんが「時計をとめて」と題し書いていた文に共感しました。内容は「毎日のように通っていた道であっても、ある日建物が取り壊され空き地になってしばらく経つと、人はたやすく前の景色を忘れてしまうものだ。、、、時間はどこもかしこもすべて同じ速度で経過しているのではなく、土地のスポットによって進み方が違う」と展開していくのですが私が共感したのは前段です。私が今の住所に越してきたのはおよそ30年前でその頃は結構空き地があり夏には盆踊りがあるという長閑な町でした。ところがここ数年あっという間に畑や空き地が住宅に変わってしまいました。そうするともう以前の様子をまったく思い出さず女房と「前ここはなんだったけ」という会話をよく交わします。かろうじて目印になる建物を見つけ当時の景色を思い出しますがいまだに??のところもあります。

9月14日 カルフォルニアの山火事

カルフォルニア州とその周辺が山火事で大変なことになっているようです。今年に入って山火事が多発していたが特に今月に入ってからは高温、熱波、乾燥の影響でこれまでに東京都の4.2倍9,300㎢が燃え更に被害は拡大しているとのこと。これだけ大きくなると消火活動が分散されさらに山火事による熱で空気の流れが変わり甚だしい飛び火でもう手が付けられないとも報じられています。メキシコの北部から熱帯暴風雨(ファウスト)が流れ込み気温が一気に上昇したり先日の台風9,10号の影響で偏西風が蛇行しあるところでは50度近い気温になったり別なところでは季節外れの寒波で雪が降ったりと通常では起きえない気象が次から次に起きているようだ。今月に入ってからの山火事の直接の原因は赤ちゃんの性別発表のイベントで使われた花火のようだが電力の供給が追い付かず冷房を控えてくれとのお願いまであるようでこの先一体どうなるのでしょうか。

9月11日 グラウンドゼロ

もう20年近くなるのですね。2001年9月11日ニューヨークマンハッタンのワールルドトレードセンター(WTC)にテロリストが操縦する飛行機が突っ込みました。一機目の惨事が報道されている最中に2機目が同じビルに突き刺さりました。ニュースで実況中継をを見ている最中でこれが現実のこととはとても信じられませんでした。いったい何が起きたのか理解できないまま人々が脱出を試みています。とまもなく爆風とともにゆっくりと実にゆっくりとWTCが崩れていきます。黒煙を上げ凄まじい轟音とともにビルは崩壊しました。そして静寂の向こう側にはぽっかりと巨大な空間が出来ていました。日本人も含め数千人の犠牲者が出ました。多くの乗客がいる飛行機を乗っ取り自ら操縦しビルに突っ込むというのはもう私の想像を超えた異次元の話です。今その辺りはグラウンドゼロと呼ばれ犠牲者が眠る墓地でありテロには屈しないという決意のビルが建っています。

9月10日 和の色

今頃朝顔でもないのですが今朝よその庭に朝顔が咲いているのを見つけました。最近は洋風のグリーンスナップというのですか淡い青のものは結構見るのですが昔からの朝顔はあまり見なくなりました。今日咲いていたのは「ナス紺」で明るくとても上品な色です。蕪村に「朝顔や一輪深き淵の色」という句がありますが如何にも画家らしい表現でこれはいわゆる「紺」だと思います。夏の朝さてこれから暑くなろうという時間帯に如何にも渓谷の少し陰った場所にいるかのように深く落ち着いた紺を見ると気持ちがすっきりします。日本には古来「藍」のように植物由来の色が沢山あります。本当に微妙な色でそれぞれについた名前もとてもしゃれています。季節が移り替わり太陽が少しづつ角度を変えて照らしその時々にふさわしい自然の色使いを演出しています。大柄で派手な色が多かった花々はこれから少し地味にそして休眠のまえのひと時を謳歌するように咲き始めます。

 

9月9日 雲

先日テレビを見ていたらエンジン付きのハングライダーで富士山のそばまで行くという企画があり1000mほど上空にあった雲の中に入っていく場面がありました。搭乗者は「なんかシャワーを浴びているようで体がビチョビチョになった」と言っていました。水蒸気の塊だから実際にそうなんでしょうが下から見るほんわかとした雰囲気とはずいぶん違うのですね。今日昼頃の雲は積雲というのでしょうかまるで夏のそれでモクモク背が高い雲でした。途中でちぎれた団子やワンパク小僧のような体のものなど見ていて面白いものが多かったです。といっても車の運転中なのですが。夕方になると塊だったのが横に伸び時に筋のようになっています。これは何となく秋っぽい感じがします。気象のことがまるで分っていないのでこの後どういう天気になっていくのかさっぱり分かりませんが久しぶりに「おうい雲よどこまでいくんだ」教科書に出てきたあの詩が浮かんできました。

9月8日 PCへの侵入

先日ポスティングのお客様から変なメールが続けざまに入ってきました。内容は10年前の請求書の件とか既ご案内の内容についてとか何とも変なものです。おかしいので直接連絡を取ってみましたら「パソコンに侵入され情報を盗まれた」とのこと。多分メールの住所録が盗まれお客様の名前をかたり同内容のニセメールが全顧客に発信されたのではないでしょうか。私はSPAMにし受付拒否のリストに入れましたが普段あまりパソコンを使わない方はどうしているのでしょうか。社内のコンピューターに詳しい人に相談しましたが特別の目的を持ったものではなくいわゆるいたずらなのではなかろうか。これを防ぐ有効な手段はないので結局先方から来なくなるまで消していくしかなかろうとのことでした。4,5日連続で入ってきましたがようやく止まったようです。中国、北朝鮮絡みの大掛かりな話はニュースで見聞きしますが身近には初めてです。皆様お気を付け下さい。