9月15日 「あれ」

阪神がリーグ優勝はを果たし「あれ」が晴れて「優勝」に変わりました。いきさつは全く知りませんが阪神の優勝が近づくにつれマスコミはあれを連呼し始めました。私などは「あれ」というと使ってはいけない言葉、特に淫らなものを直接言わないで示すと時に使っていましたが今回は恐れ多くも「阪神リーグ優勝」の隠語として皆さんが使ったのですね。以前の優勝時には道頓堀に沢山の人が集まり大勢の人が川に飛び込みそれを囃し立てる野次馬たちで大阪南の街が大混乱したことを踏まえ今回は警察も相当の警備体制を引いたとのことであまり混乱はなかったようです。選手として「掛布、バース、岡田」の時に優勝した岡田監督でしたがそれから色んなことがありながら古巣の監督を引き受け1年目で優勝。大したものです。プロ野球にはまったく興味がなくどこのチームが優勝しても我関せずだったのですが阪神は何かと話題になりますので面白いことの一つになりました。

9月13日 米芝生の家

その昔アメリカ映画を見て何しろ驚いたのは家の大きさと芝生の庭でした。広い芝生の庭に子供が寝そべっていたり犬とじゃれているといった光景にうっとりしました。それが日経夕刊によると事情が変わってきているとのこと。手入れや維持に膨大な人力や費用がかかるため「富や権力の象徴だった」、豊かで幸せな家庭や社会的成功の象徴だった緑の芝生への見方が変わり始め庭や公共スペースの芝生をより多様な在来植物に植え替える動きが広がり始めており、在来植物の庭は花粉を媒介する昆虫や鳥にえさや住処を与え芝生に比べ多様な生態系の維持につながるという考え方が支持を集めているんだとか。きっかけは20年前にデラウェラ大学で野生生態学・昆虫学を教えるタラミー教授が出版した著書「ネーチャーズ・ベストホープ」。さらに深刻な水不足。各州は芝生の撤去に補償金を払ったり「鑑賞目的」芝生の全面禁止踏み切ったりと様々な施策を応じ始めているようだ。

9月12日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「手紙書き切手を探すその間に手紙を失くし老いを感じる:谷 布紗子」ほんとによく忘れるものです。最近は名前を思い出さない同士で会話が成り立つのが不思議です。「ほらよくテレビに出ている元テニス選手の大きな人実はいいとこのボンらしいよ」「あの人相変わらず元気だわね、さっきも出てたわ」なんて会話はざらです。困るのは取り敢えず二階に上がったのですがさて何をしに来たのか思い出せない時です。「おーい 俺何しに二階に上がったのか分かる」と尋ねると「パジャマ取りに行ったんじゃないの?」と教えてくれたので暫く探しているうちにパジャマを着ているのに気付き「パジャマじゃないけど」というと「ところであなたどこにいるの?」と聞かれるとさすがに青くなります。お互いさまなのですが一応亭主の威厳?で「ぼけてんじゃねーよ」などといっておりますが敵も先刻ご承知「愛してるわよ」などと訳のわからないことをいっております。

 

9月11日 ラグビー快勝

昨日ラグビーW杯日本の初戦対チリ戦があり日本が42対12で勝ちました。日本時間20時キックオフということでライブで観戦できたのですが現地時間は13時。暑かったでしょうね。キャプテンの姫野が膝の故障で欠場ということで少し心配したのですが全員の活躍で見事な試合でした。開始後まもなくチリに先取されたのですがすぐに取り返し。そして本チャン前にはまったく決まらなかったキックも松田が生まれ変わったように6トライ全部決め、4トライ以上につくボーナスポイントもゲットということで順調な出だしになりました。メンバー名はあまり詳しくないのですがそれでもベテランの稲垣、堀江、リーチ、松島、流、中村といった選手そして見たことはある白人系の大きな選手、トンガ、フィジー出身の選手たちと入れ代わり立ち代わりゴールに絡み特に後半は安心して見られました。次は18日イングラン戦。なんとかまた前回のように頑張って欲しいものです。

 

9月6日 ウナギの雌雄

日経夕刊に「メスに育ててウナギ大きく」と出ていました。愛知県水産試験場などが、通常だと9割以上が雄になる養殖ウナギを雌に育てる技術を開発したとのこと。雌は雄より身が柔らかく、大きく育つので稚魚であるシラスウナギの不漁が続く中、資源の有効活用につながると期待されているといいます。私はまず通常だと9割以上雄になるところからややこしい気分になっております。生殖方法が違うとはいえこれだと雌一匹に雄9匹というとんでもない競争率になります。他の魚もそうなんでしょうか?雌が産卵すると雄が精子を振りかけているのを見ると科学的ではありませんがウナギの種の保存のためには雌が多いほうがよさそうですが。まあ他の生物の性生活まで詮索することはありませんが因みに女性ホルモンに似た「大豆イソフラボン」を餌に混ぜて与えると9割以上が雌に育つんだとか。何はともあれ大きくておいしいウナギが食べられるようになれば吉報です。

9月5日 読売歌壇栗木京子

昨日はバスケで興奮した様子を書きましたが今週の栗木さんの選は「夏休み交代アナのさわやかな緊張伝わるニュースの画面:杉本 葉子」私も夕食後何とはなしに ニュース番組を見ています。特に何局が気に入っているとか特定のキャスターを応援しているわけではありませんがそれでもいつも大体同じ顔の方です。顔くらいは覚えているので「あれ今日は違ったアナウンサーだな」などと気づきます。世間より遅い夏休みということで「○○アナは夏休みのため代わって××アナが担当します」などと言っています。やはりいつも出ている方は番組に溶け込んでいますが新しい方は少し馴染み感がすくないように思えます。新人アナや入社間もない人は口角が大きく動き笑顔に硬さがあります。一方その硬さは緊張間の表れでさわやかにも感じられます。もしかしたらピンチヒッターから大仕事を任されることもあるのでしょうから一層緊張しますよね。

9月4日 バスケ男子五輪確定

バスケット俄かフになった私は2日カボベルデとの試合を全部見てしまいました。因みに「カボベルデ」という国がどこにあるのかも知りました。今回は出だしからとても調子がよく今日はゆっくり楽しめるなと思いながらも前回のことがあるので最後まで見ました。ところが第4クオーターに入ってから俄然具合が悪くなり敵陣突破の川村のシュートは入らずあれだけ決めていた富永の3点シュートも入らなくなりました。そしてみるみる点差が縮まり最後の1分くらいには4点だか5点だか心臓が止まるほどの差になりました。「やば!」とここで救世主ホーキンソンの3点シュートが決まり敵の流れを中断。結局80:71で勝利。実況アナウンサーの声が裏返っていましたがさもありなん自力での五輪出場は48年ぶりだとか。バスケットがこんなに興奮するスポーツだとはしりませんでした。体格が試合を決めるのだと思っていましたが全然違いました。すごいぞバスケ男子。

9月1日 バスケ男子W杯

俄かファンです。正直バスケットボールに大して興味はありませんでした。今回のW杯で日本がドイツに接戦、フィンランドに勝ちしかも鮮やかな逆転劇。ということで日本なかなかやるな程度でした。昨日の第三戦ベネズエラ戦は帰宅したときに丁度テレビがついており第二クウオーターまで劣勢ということで夕食を取りながらニュースを見てしまいました。ところがニュース中のスポーツで日本がまたまた大逆転勝利と報じています。第4クオーター残り2分で73対74で劣勢。そこから比江島選手が神がかり的な活躍で最終的には86対77で勝利。通算2勝2敗で五輪出場に王手!とここまではほぼ報道のパクリですが実際の試合は、特に日本の得意な後半は本当に興奮します。私などと背丈の変わらない選手が驚くようなシュートを決め、走り相手をかわし忍者みたいな動きをみせれば隙を見ての3点シュート。以前は体格に劣り見られなかったダンク。カッコいいですね。

8月31日 AIが支える

昨今AIの出現で世の中はどう変わっていくのか話題になっていますが今朝の日経に面白い記事が出ていました。それは「大阪王将」が群馬に建設した新しいギョーザ工場での出来事。工場が本格稼働する前、工場内では家庭用冷凍ギョーザの製造ラインに「不良品」ばかりを流していた。これはAIに不良品を判別させるための下準備で、付着物や型崩れなど様々な不良品をカメラで捉えAIがその特徴を覚えるためです。山本取締役は「無駄な作業や食材ロスを減らすにはDXが不可欠だった」といいます。冷凍餃子市場は今後も拡大する見込みで生産増強に注力するのだがそこで出てきたのが検品の負荷。チェック係を一人前にするには一か月の訓練が必要。さらに従来2秒に一パックの目視だったのが1パック1秒以上の早さが求めらている。そこで新工場では13台のカメラと3人のチェック係を配置することによって製造ラインの人員が3割減ったといいます。AIの支え例。

8月30日 子規の新出句

東京の子規庵保存会が29日正岡子規の新出句が見つかったと発表しました。句は「吾健にして十のみかんをくひつくす」病に伏していた時の句。旅行中に大喀血をし肺結核と診断されさらに結核菌の為脊椎カリエスになり以降寝たきりの状態になった。そんな中1897年1月2日自宅に弟子や客が集まり一筆寄せた「歳旦帳」と呼ばれる冊子に書かれたものだという。沢山のみかんの絵も添えられており別のページには「はつへの出」という文章とともに子規と見られる人物が布団の上で屁をする絵もあるとのこと。彼は病床にあっても創作欲は衰えず言葉を探求し百科事典の類を作るなど短い命の中で明治の文学者のなかでも傑出した仕事を残しています。夏目漱石や高浜虚子などとの親交も深く彼が亡くなったことを留学中のロンドンで聞いた漱石の追悼句「手向くべき線香もなく秋の暮れ」などの5句はその落胆ぶりが伺えます。辞世句「糸瓜咲きて痰のつまりし仏かな」