4月23日 火星でヘリ?

NASAが19日火星で超小型ヘリコプターの飛行試験に成功したと発表した。更に22日には探査車パーシビアランスに搭載した装置で火星の大気の大半を占める二酸化炭素から酸素を作り出す実験に成功したとも。この探査車の名前は「不屈の精神」を意味するとのことだが多分とんでもないことなのでしょうね。飛行機やヘリは「揚力」と重力が釣り合うことで飛行でき、火星の重力は地球の3分の1なので有利だが大気の密度が地球の100分の1しかないので、、、、と新聞を読みながら書いていますがかなりチンプンカンプンです。酸素にしてもそうです。CO2をCとO2に分離させれば酸素は取れるだろう、ではどうやって分離させるのか?となってくるともうダメです。ヘリが飛ばせられれば広範囲の探索が出来るし酸素が取れれば人間の活動にも大いに役立つのだろう。将来的には生成した酸素を水素と組み合わせて水を合成できる可能性もあるのだとか。

 

4月22日 えらいこっちゃコロナ

大阪のコロナ感染者が止まらず再度緊急事態宣言を出すことになったようです。新種が猛威を振るい陽性者の数も重症者の数も以前を上回り病院はパンク状態で新たな患者さんは救急車でも搬送できないとのこと。病院で受け入れてもらえず自宅待機の重症患者が相当数いるのだとか。重症者が増えると看護婦、医者の負担も増えさらにコロナ以外の重篤な患者が受け入れられないなど本当に危険な状態のようです。医療関係者にもまだワクチン接種が行き渡ってないとのことですがそんな中で医療関係者は安全な活動ができるのでしょうか。ワクチンの優先順位は医療関係者です。早晩東京もこの状態になってしまうということで知事は国に非常事態宣言の要請をしているとのこと。今度の様子を見ていると「GW」だ「もう辛抱たまらん」などとは言ってられませんね。今回は若年層にも浸透しており人流を徹底して抑え込まないと本当にオリンピックが幻になってしまいます。

 

4月21日 正義への一歩

昨年5月アメリカミネアポリスで起きた警官による黒人男性暴行死事件の裁判で白人、黒人を含むマイノリティー計12人からなる陪審員が満場一致で有罪の判決を下した。これに対しバイデン大統領は「米国の正義に向けて大きな一歩になり得る」と評価したと伝えられる。この事件はジョージ・フロイドという黒人男性が白人警官に踏み殺されたもので、アメリカ国内には白人の黒人に対する差別が間違いなく存在しているということを改めて再認識し著名人を含むBLM抗議活動が盛り上がったきっかけとなった事件です。アメリカの陪審員制度は日本と異なり裁判官の手助けはなく法廷での証言に基づいて満場一致で有罪、無罪だけを決めるということなので実際の量刑はこれから裁判官が決定するとのことのようですが、これをきっかけに飽きるほどそして執拗に繰り返されてきた黒人に対する(マイノリティーに対しても)差別が少しでも改善されることを期待します。

4月20日 ケヤキ通りの今

今日は突き抜けるような青空で気温も高く終日上着いらずでした。この時期は新京成常盤平駅から南に向かうケヤキ通りの樹々が芽を出し薄緑色の葉を空中に伸ばし始めています。樹勢が強すぎるのでしょうか今日は植木屋さんがクレーン車を使い道に覆いかぶさるような枝を切っていました。これから枝葉が空高く道路を隠す程にありそれぞれの葉が微妙に異なる色で陽の光を和らげ昼寝には絶好の場所となります。が皆様ご用心この道路は交通巡視員というのでしょうか不法駐車の取り締まりの方が非常に熱心に仕事をするところです。もう何人もちょっとの油断で取り締まられているのを見ています。ご用心ご用心。

 

4月19日 no art,no life

先の土曜日にNHKBSプレミアムで「no art,no life令和三年表現者」という素晴らしい番組がありました。これは障害者とその作品を取り上げた内容で以前から単発的に放送していたものを今回1時間番組にまとめたものです。彼らは何しろ書きたいから描くのですね。描くこと自体が目的でそこには一般社会にあるような名誉欲も金銭欲ももしかしたら表現欲もないのかもしれません。フロイトを彷彿とさせるような乳房と性器を積み上げた人間の深層心理表現、年を経る度に書き直す終わりのない巻物、紙を貼り付け盛り上げた奇妙な物体などそこには「いわゆる上手な作品」はまったくありません。ひたすら力強く、素直で時におどろおどろしい作品群が本能で訴えてきます。今回は森山直太朗が旅人で古川琴音扮する琴音屋というチンドン屋を先導者に異次元の世界に入っていきます。出演者の衣装にも凝っており作者の意図、意気込みが溢れていました。。

4月16日 遺失物法

日経夕刊の「ホーム法務」Q&Aを興味深く読みました。通帳とハンコを入れたポーチを失くした人から、警察から見つかったと連絡があり受け取りに行くと「ほんのお気持ち程度だと思っていた」のに拾った方が預金残高の2割のお礼を要求したのだがさてどうしたらいいでしょうかというものです。私は知らなかったのですが担当弁護士によると遺失物法では「物件の返還を受ける遺失者は①当該物件の価格の②100分の5以上100分の20以下に相当する額の報労金を取得者に支払わなければならない」と定めているとのこと。ポイントは第三者に渡ることによる損害を受ける危険の程度を標準として決定すべきもので、今回の場合預金は銀行に対して預金者が保持している債権で紙の通帳自体に価値があるわけではなく第三者に渡っても大きな損害を受ける可能性は低いので判所所が取得者の主張に沿った高額な「価格」を認定する可能性は高くなかろうとのことです。

 

4月15日 松山英樹と野茂英雄

日経新聞の「悠々球論」というコラムを野球解説者の権藤博氏が担当しているのだがこれが結構面白い。権藤氏は他の野球人とは一味も二味も違った考え方でとても興味があるのだが今朝は先日マスターズで優勝した松山選手とメジャーリーグへの開拓者となった野茂英雄さんのことを書いています。この二人は食事をしても口数が少なくなんだか「おぬし、できるな」と思わせるんだとか。二人とも天才とは違うセンスの塊だという。彼は練習の仕方がうまいのをセンスと呼ぶらしいのだが野茂や松山は人一倍努力する上にセンスがある、だから頂点に立てたのだといいます。コーチ、監督として沢山のプロ選手を見てきた彼の言葉はきっと正しいのでしょう。努力は報われるといった池江選手もセンスを持っているのだろうという。確かに能力があり人一倍努力をしても皆がそれに見合う成果を得るとは限らないスポーツの世界で結果を出すのはやはりどこかが違うのでしょうね。

 

4月14日 行く花

今年の桜はもうかなり北の方に行ってしまいました。何となく寂しくもあり夏がやってくる嬉しさと入り混じった感じです。今朝電車の中で睡眠用の新書を読んでいたらなかなか深い桜賛歌の短歌が出ていました。「さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり:馬場あきこ」最近私は樹齢数百年の一本桜を追いかけておりこの歌がとても心に来ます。本の作者永田和宏氏は「花は毎年違うことなく咲きみちるのであるが、しかし、この季節のめぐり、その円環時間には、一方で、行って帰らぬ直線的な時間の流れが交差する。」といかにも理系の説明をしていますが確かにこの円環と直線という表現は言い得て妙です。「次の花の季節には、直線時間の住人である我々人間は、一年分だけ歳をとっているのである。来年の桜はまちがいなく螺旋の一つのピッチ分だけずれた花の季なのである」とも。人の一生と桜の年輪が違う歳を経ながら毎年春にはめぐり合うのですね。

4月13日 コロナワクチン

アメリカ、イギリスなどコロナワクチンをいち早く接種し始めた国々の陽性者が劇的に減っていると報道されていました。イスラエルは二度の接種をした人の感染率は0.01%と発表しています。理屈では分かっていましたが実際にその数字を見ると確かに驚きの効果があるようです。日本ではまた首都圏、関西圏を中心にまた感染者が激増しています。海外でワクチンの効果が発表されるのを聞くにつけ飲食店は8時まで、飲食中にはマスクをしろ、大勢で集まるなみんないいことなのですがワクチン効果には遠く及ばないでしょう。あっちもこっちも少しづつ手を付けないで一番重要な医療従事者に早く接種を済ませ、体の弱っている老人、持病持ちと集中してほしいものです。いつになったらワクチン接種が終わるのでしょうか年末までには何とかなどという話も聞きますが。八王子で予約者が来なかった分を廃棄したのには恐れ入りました。いくらでも使い道はあるでしょうに。

4月12日 松山選手マスターズ優勝

今日はもう松山英樹選手のマスターズ・トーナメント優勝しかありませんね。2位と4打差で迎えた最終日。今日は寝不足のゴルフファンは相当いるのではないでしょうか。1年に何回もクラブを握らない私もオーガスタで優勝しグリーンのジャケットを着ることがどんなに難しいものなのかは分かります。実力だけでなく運も味方につけ最終日の最終パットは「、、、ちびりそう」という感覚なんでしょうか。苦節10年と言いますが10度目の出場で勝ち取った栄冠はどんなにかうれしいことでしょう。「朝からずっと緊張していて、最後まで緊張しっぱなしで終わった」といいながら最終日の服装はグリーンジャケットに合いそうな配色のシャツ、ズボンを着用していたというからやはり相当に意識したのでしょうね。スポーツの世界では誰かが一度壁を破ったらそれまでの壁が消えてしまうと聞きます。今回の松山選手優勝もそうなるといいですね。本当におめでとうございます。