小金北2位、一中4位
県中学校男子駅伝
第68回千葉県中学校男子駅伝大会が4日、県立柏の葉公園総合競技場で行われ、参加48校中、市の代表として出場した小金北が2位、一中が4位、根木内が9位、常盤平が12位と健闘した。
優勝は白山(我孫子)で56分29秒の大会新記録。小金北は57分01秒で32秒差だった。3位は湖北(同)。4位の一中までが12月3日に群馬県前橋市で行われる第26回関東中学校駅伝競走大会への出場権を得た。また、優勝した白山は12月17日に滋賀県で行われる第25回全国中学校駅伝大会に
出場する。
レースは、6区間18・59キロの柏の葉公園内周回コースで行われた。
白山は1区の野島健太君(3年)が区間新記録の9分18秒の走りで主導権を握ると、3区、5区でも区間賞を出す安定した走りで、最後まで首位の座を明け渡すことなく優勝した。
小金北は1区の中山遥稀君(3年)が8位、2区の樋口竜也君(同)も区間8位の走りで5位まで順位を上げ、3区の阪本峻平君(同)が区間5
位の走りで4位まで上げると、4区の大和田拓夢君(同)が区間賞の走りで2位まで押し上げた。続く5区の大熊康聖君(同)は区間4位で2位をキープしたが白山との差を広げられた。アンカーの藤井勇成君(同)は区間賞の走りで追い上げたが、及ばなかった。
水嶋真理監督は「優勝して滋賀に行こうと話していたので、生徒たちは不本意だとは思いますが、いつもながら、みな自分の責任を果たして、よく走ってくれたと思います」と話した。
キャプテンで3区を走った阪本君は「予想よりも出遅れました。途中追い上げましたが、白山に勝てなかったので悔しい。関東まであと1か月あるので、みんなで練習して、関東は優勝したい。1年生から駅伝を続けている人が多いチーム。東葛駅伝(先月21日、小金北は3位)で終わる選手も多い中、ここまで駅伝が続けられたのは幸せなことだと思う」と話した。
一中は1区の武藤康太君(3年)が11位、2区の菅野佑太君(2年)が区間16位だったが1つ順位
を上げて10位、3区の篠原寛君(同)が区間6位の走りで7位まで上げ、4区の山本泰輝君(3年)が区間7位で7位をキープ。5区の槇井駿介君(2年)が区間5位で4位まで順位を上げた。アンカーの小林澄真君(3年)は区間7位の走りで、4位を守ってゴールした。
中林大監督は「きょうは子どもたちが一人ひとり力を出し切った。3年生が3人しかいないチームなので、2年生も最後にお世話になった3年生に関東(駅伝)の温泉旅行をプレゼントしよう
と、東葛駅伝(一中は9位)以降に結束を固めました。4番争いの厳しいところで勝ってきてくれたので、子どもたちにとっていい経験になったのでは、と思います。関東は3年生にとっては最後のレース。高校でも続ける子もいるので、いい経験になれば。2年生が元気なチームなので、来年白山中に勝って全国に行けるようなステップアップにつながれば、と思います」と話していた。
キャプテンで1区を走った武藤君は「個人個人自己ベストを出して一丸となって戦って、結果もついてきたので、とてもよかったと思います。関東駅伝出場が目標だったので、とてもうれしい。東葛駅伝で出た、最後のねばりや、前の選手との駆け引きなどの各個人の課題を克服して臨むことができた。関東に向けては、きょうは湖北にかなり離されてしまったので、そこに着いていけるように一人ひとりのベストをもっと上げていけたらと思います」と話した。
また、同日行われた第32回千葉県中学校女子駅伝大会(5区間、12・54キロ)でも白山が優勝。2位に久寺家(我孫子)、3位に湖北、4位に南部(野田)が入った。松戸市代表の河原塚は11位、六実が20位だった。
【戸田 照朗】