教えて!ケアマネさん②
住宅型有料老人ホームとサ高住
太陽ハウスの「シニアホーム情報館」

 親の介護が必要になったとき、どんな施設がいいのか。高齢者施設の相談・紹介を無料で行っている太陽ハウス㈱でケアマネジャー(介護支援専門員)の資格をお持ちの河村潤さんに、高齢者施設の特徴についてうかがいました。第2回目は、住宅型有料老人ホームとサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)についてです。

太陽ハウス㈱でケアマネジャーの資格をお持ちの河村潤さん

 前回紹介した介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームが大きく違うのは、外のサービスを使うという点です。施設内にケアマネさんがいて、訪問介護サービスの事業所やデイサービスが併設されているところもあります。ただ、それを使うかどうかは利用者の自由なのですが、施設内のサービスを使うように誘導してくる施設もありますので、要注意です。「介護付き」が定額制だったのに対して、サービスを使った分だけお金がかかります。事業者の考えで、自由に外出できるところもあれば、できないところもありますので、自由度については事前にチェックした方がいいですね。要介護1から5までの方が入れますが、看護師が常駐しているところはあまりないので、医療的処置が必要になってくると介護費用がかさみ、特養(特別養護老人ホーム)に申請して、空きを待つ必要も出てきます。
 サ高住は、サービスの使い方など、住宅型有料老人ホームとよく似ています。ただ「住宅型」は入居一時金が必要なのに対して、サ高住は普通のアパートと同じ賃貸契約。そこに訪問介護の事業所が併設されています。24時間スタッフがいて、深夜、早朝の訪問介護も受けられます。居室の広さが25平方m以上と決められているので比較的広い部屋が多いですが、キッチンとお風呂がある部屋は全体の2割程度。特例で居室が18平方m以上で共有スペースを広くとる施設も。重い方、軽い方、その中間の方向けに分かれる傾向にあり、状態によって選ぶことが大切です。
 施設を選ぶ場合は最低でも3か所以上を見学し、比較することをお勧めします。ただ、短い時間の見学では分からないことも多いと思います。「シニアホーム情報館」にご相談いただければ、経験豊富なスタッフが見学のご予約・同行をしてプロの目でアドバイスすることができます。ご相談者様の費用負担はありませんので、お気軽にご相談ください。フリーダイヤル0120-612-464

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