わたしのページ(読者投稿)
2024年12月22日
簡単に作れる3つの小物を紹介
今年は物価の上昇が続いて、やりくりが大変でした。
食費や電気代はなかなか減らすことはできないため、他に節約できることはないかなと考え、家にあるもので日常で使えそうなものを手作りしてみようと色々頑張った1年でした。そこで、簡単に作れて家事がちょっと楽しくなるであろう小物を3つ紹介します。
①さらし布巾(ふきん)。さらしを同じ大きさに2枚切って、それを重ねて、まわりをなみ縫いで、ぐるっと縫うだけで出来上がり。カラフルな刺しゅう糸などを使うと可愛くなります。
②布を巻いたハンガー。針金ハンガーに、細く切った布をぐるぐるぐるぐると巻きつけるだけ。要らなくなった服などの布地で十分。巻き始めと終わりはボンドや両面テープを使うとキレイに仕上がります。布ハンガーは掛けた服がずれ落ちないのがとてもよいです。
③エコバッグ代わりにもなる、あずま袋。あずま袋は、1枚の布を3つ折りにして2か所を直線縫いするだけで作れる巾着風の袋。少し工夫すると縦長の袋にもなります。エコバッグ以外にも、お弁当入れやバッグインバッグなどにもなります。
慣れないと多少時間がかかるかもしれませんが、手縫いでちくちくしていると、だんだん気分が落ち着いてきて、出来上がると達成感があって、なかなか楽しい時間ですよ。
来年はどんな年になるか分かりませんが、どんな時も楽しむ心を忘れずに過ごしていきたいと思います。(東雲)
若かりしころの記憶と恒久平和
20代の初め頃、私は東京の高田馬場、神田川沿いの本の取次店で本を梱包するアルバイトをしていた。そこで、歳上の女性と話をするようになった。その女性から、年末実家へ帰省する話を聞いて、図々しくも同行をお願いした。何と快諾してくれた。
女性は、単独でロシアや東南アジアを旅する人であった。20歳になったばかりの私には、これまでと違った世界の人に出会ったような気持ちで、興味を抱いていた。
その女性の実家は、富山県の高岡であった。車中、名前も知らなかったので、お互いに自己紹介した。そんな関係の私を良く家に連れて行ってくれたなと、未だに、心の広さに驚くばかりである(まだ田舎に泊まろうという番組もない時である)。
実家に着くと、訝しそうな眼で、父親の尋問が始まった。
「娘とはどんな関係ですか?」「あのう、バイト先で知り合いまして、年末、特に予定がなかったので」と、心臓バクバクで話をした。心配と疑いが晴れ、また気の弱そうな私の様子を見て、気の毒に思ったのか、父親は相好を崩し、家族も明るく歓待してくれた。
その家族と一緒に、炬燵に入り、年越しの蕎麦などを食した。そして除夜の鐘。家族は、近くの神社に初詣に行くことになった。月が見え隠れする中、神楽が荘厳に流れていた。参道の両側には、背の高い松の木が並んでいた。
私は何をしているのか、ここは何処なのか、タイムスリップをしたかのような感覚になった。
時を経て、令和の時代、第126代今上天皇陛下のもと、平和が保たれている日本。干支も辰から巳年へ。巳年についてネットで調べてみると、1989年は、昭和から平成へ。2001年は、愛子さまのお誕生。2013年はアベノミクス。巳年は再生と変化の年であるようだ。2024年被団協がノーベル平和賞を受賞。
日本も世界も、核のない平和な世界であるよう祈るばかりである。
(稔台・雑草愚人)
一枚一枚宛名を確かめながら…
今年も年賀状の準備を始めました。今年も65枚です。
近年は、ハガキ全面に干支のイラスト中心で、そこに「一言」書き加えて投函します。画材は前年のお正月に考え始め、いわば1年間じっくりかけて完成させています。楽しみにしてくれてる方もいますから、手を抜くわけにはいきません。
年賀状の2025年用の発行枚数は約10・7億枚、1964年には10億枚、1973年には20億枚を突破し、ピークは2003年の44・6億枚ですから、時代は実に大きく変わりましたね。
その原因はメールやSNSが普及したからですが、改めて年賀状の良さも認識してほしいものですね。
年賀状の受付は12月15日から、25日までに投函すれば、元日に届くという。
一枚一枚宛名を確かめながら書く一言、そんな時もまた至福の一時です。
(年賀状は一番)
用途に応じて変化する物の名称
こうして文を書いていると、「アレは何て言うんだ?」と物の名前が出てこないことがある。
先日、テレビではトングで栗拾いをする、と言っていた。キッチン用品のトングもある。ゴミを拾う時にも使うトング。全てトングである。○○する時のトング、と言うのだろうか。
ちょうど、ごみ拾い用のトングが必要だったので大型スーパーへ買いに行った。アウトドア用品コーナーで探すと『炭ばさみ』という名前で売られていた。試しに100均でも探してみると『たき火用トング』という名前だった。
そこで、はたと思った。この100均で取り扱っている物の名前がはたしていくつ言えるだろうか。「○○する時××するやつ」みたいな言い方でしか言えないものがたくさんありそうだ。
商品のパッケージには全て名前が書いてある。流通上、共通に認識されている名前だろう。思考のできる子、あるいはボケ防止のためには名詞をハッキリ使うことだ、と聞いたことがある。まず、手始めに100均にある物の名前を片っ端からチェックしてみようかと思った。(小金きよしヶ丘・シゲ美 52)
つらくない冬に思う地球の行末
約50年前、私が小学生だった頃、冬は寒く、時折、水たまりには氷が張っていた。教室では、登校してきたBちゃんの『しもやけ』で赤く腫れ上がった手をストーブにかざしてさすってあげるのが日課だった。
今は『しもやけ』の子どもは全く見ない。近年は温暖化のため、冬はさほどつらくない。
考えてみれば社会人になった頃は、「24時間戦えますか」のスローガンでドリンク剤が人気となった。働く人々の帰宅時間はどんどん遅くなり、24時間営業のコンビニもどんどん増えていった。
そして現在は、イルミネーションでライトアップされた木々や街並みを見に夜もどんどん人が繰り出している。木や、そこに棲む昆虫たちへの影響はどうなのだろう。
読売新聞の「地球沸騰COP29」の記事を読んだ。インド南部の川の流量が減り、ダムの配水をめぐって対立や事件が深刻化しているそうだ。
50年前の生活に戻すことは難しい部分もあるかもしれないが、朝型の生活に切り替えて、光熱量を大幅に抑えていかなければ今、小学生の子どもたちが還暦を迎える頃には「地球沸騰」を通り越して「地球溶解」の時代が到来するかもしれない。(二ツ木・石井裕子)