県中学駅伝
男子・六中4位、常盤平5位、女子・常盤平5位、河原塚7位
第75回千葉県中学校男子駅伝大会と第39回千葉県中学校女子駅伝大会が2日、県立柏の葉公園総合競技場を発着とする同公園内周回コースで行われ、男子では我孫子(我孫子市)が優勝。12月15日に滋賀県で行われる第32回全国中学校駅伝大会への出場権を手にした。4位には松戸市立第六中学が入り、4位以上に与えられる第33回関東中学校駅伝競走大会への出場権を手にした。同大会は12月1日に山梨県で行われる。常盤平は5位、河原塚は7位入賞を果たした。女子は小見川(香取市)が優勝。常盤平が5位入賞を果たしたが、惜しくも関東大会出場を逃した。河原塚は7位入賞を果たした。
男子は6区間、18・54キロ(1区3・14キロ、2~6区3・8キロ)で行われ、県内各地区の代表69校が出場した。我孫子が55分52秒で優勝。2位には久寺家(我孫子市・56分40秒)、3位には常盤松(流山市・56分47秒)が入った。松戸六中と常盤平は1区から上位で激しく争ったが六中が4位(57分18秒)で関東大会への出場権を得、常盤平は5位(57分50秒)で惜しくも関東大会出場を逃した。松戸市の代表では、河原塚が7位入賞を果たした。松戸二中は15位、小金南は16位だった。
六中は1区の中村碧吹選手が区間2位で好スタート。2区の鈴木蓮太郎選手は区間11位で5位に落ちたが、3区の伊藤里駆選手が区間6位の走りで4位、4区の渡邉大志選手が区間5位の走りで3位まで上げた。5区の宮後佳永選手は区間6位だったが、1つ順位を下げて4位に。6区の小池和選手は区間8位の走りで、4位を守ってゴールした(渡邉選手は2年生、そのほかの選手は3年生)。
1区の中村選手は「僕が3位以内で持ってきて、流れを作って、全国大会へ進む、という気持ちで練習してきました。前とちょっと離れたりした時もあったけど、着きなおしたりして、仲間のことを考えて走れたら、いい結果が出た。雨の中で走るのは得意なので、雨も味方してくれた。関東大会では、必ず入賞します」と話した。
2区の鈴木選手は「1区が2位で持ってきてくれたのに、自分が最後は5位で持ってきてしまったので、あまり調子がよくなかった。関東では、みんなについていける選手になりたい」と話した。
3区の伊藤選手は「きょうの調子はあまりよくなかった。チームに助けられた部分が大きい。関東に連れて行ってくれて、ありがたいです。関東では去年も入賞しているので、入賞目指してがんばりたい」と話した。
4区の渡邉選手は「もう少し足の動きを速くすればあと10秒くらい速くできたと思う。今回の反省を関東大会に生かせれば、と思います。優勝はできなかったたが、関東出場の4位に届いてよかった」と話した。
5区の宮後選手は「優勝を目指していて4位という結果に終わり、個人としても、酷いレースをしてしまいました。前に久寺家がいて、追おうと思ったが、後ろから常盤松が来て、あせりが出てしまったのか、自分のペースで行けず、落ちてしまった。関東ではチームとしては優勝、個人としては区間賞を目指してがんばりたい」と話した。
6区の小池選手は「5区が来た時に、常盤平と近くてめちゃくちゃビビりましたが、走っている時は意外ときつくなくて、学校の友達も応援に来ていて、楽に走れました。自分的には今までで一番いい走り。関東が最後になるので、緊張しないで、3年間の思いを込めて、練習を信じて、楽しんで走りたい」と話した。
常盤平は1区の薮﨑一心選手が区間賞(9分3秒)の走りでスタート。序盤は六中とともに優勝を争った。2区の野村勘心選手は区間6位で2位、3区の林克樹選手は区間9位で3位、4区の羽生蓮都選手は区間6位で5位と徐々に順位を下げ、5区の石井瑛都選手は区間10位、6区の千葉希選手は区間18位で5位のままゴールした(いずれも3年生)。
1区の薮﨑選手は、「スタートからしっかり前の人に着いて、最後の競技場内でスパートをかけて、1位でタスキを渡すことができた。チームとしては関東大会出場にあと一歩届かず5位という結果に終わり、悔しかったが、しっかりみんなで楽しめた大会になりました。六中の一人一人の力が強くて、そこは僕たちに足りないところかなと思いました。最後までがんばるというところが足りなかった。(常盤平は)明るくて元気が良くて、メリハリのある、みんな仲がいいチームです」と話した。
女子は5区間、12・49キロ(1区3・14キロ、2~4区2・9キロ、5区3・8キロ)で行われ、県内各地区の代表68校が出場した。レースは、1区4位でスタートした小見川が2区から首位に立ち、独走で優勝した。タイムは43分10秒。2位は三田(船橋市)、3位には習志野六中が入った。松戸市の代表5校のうち、常盤平が44分12秒で5位、河原塚が7位入賞を果たした。六中が18位、五中が33位、古ヶ崎が34位だった。
常盤平は1区の増田ゆのか選手(2年)が2位で好スタート。2区の小野あずみ選手(2年)は区間28位で7位に順位を落としたが、3区の林芽生選手(1年)が区間6位の走りで、順位は7位のままだが、前との差を詰めた。4区の松島未和選手(2年)は区間賞(7分23秒)の走りで3位まで押し上げた。5区の大宮司結亜選手(3年)は区間11位の走りで、5位となり、惜しくも関東大会出場はできなかった。
5区の大宮司選手は、「全国に行くとチームで決めていて、それを胸に走りましたが、関東もあと一歩のところで自分が抜かせず終わってしまって、チームとしての目標を果たせなかったので、この悔しさを今後に生かしていこうと思います。最初はバラバラで全国を目指すことすらできないチームだったんですが、そこからみんなで話し合って、チームの仲も深まって、とにかく笑顔が一番似合うチームになりました」と話した。
河原塚は1区の遠藤麻央選手(3年)が38位と出遅れたが、2区の古賀愛梨選手(2年)が区間4位の走りで18位まで挽回。3区の八木こゆき選手(2年)が区間賞(7分18秒)の走りで9位まで押し上げた。4区の池田雪乃選手が区間6位で8位、5区の門田美音選手(3年)が区間15位で7位と、ひとつずつ順位を上げてゴールした。【戸田 照朗】