秋山が春秋連覇
松戸市ジュニアソフト連盟大会
市長旗争奪第98回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(竹内孝之会長・松戸よみうり新聞社後援)の決勝が4日、金ヶ作小学校グラウンドで行われ、秋山子供会が相模台小山ソフトボールを2ー1で破り、連覇した。
1回裏、秋山は先頭打者の石井蓮太朗選手が四球で出塁すると、ワイルドピッチの間に3塁へ。続く平野健選手の打球はピッチャーゴロとなったが、塩川玲空翔選手はサードに送球しランナーはアウト。1塁の平野選手は2塁盗塁を試みるが、キャッチャーの2塁送球が暴投となり、相模台小山は1点を失った。
3回裏、秋山の攻撃は再び石井選手から。石井選手はサードゴロエラーで出塁。平野選手はフライアウトになったが、3番の諸橋日和選手は死球で出塁、ランナー1、2塁のチャンス。ここで、矢野湊斗選手の打球はピッチャーのグラブを弾いてセンターに抜けるヒットで、満塁とした。続く岩田咲良選手が四球を選んで、押し出しで1点を加えた。 4回表、相模台小山は1アウト後、倉本健真選手が四球を選んで出塁。続く清水葵橙選手はショートへの内野安打で出て、1、2塁とした。ランナーが盗塁を試みる間に守備が乱れ、1点を返した。
1点差で迎えた5回表、秋山のエース、諸橋選手が三者三振で締めくくり、秋山が連覇を果たした。
MVP賞を獲得した石井選手は「準決勝の寿戦は点が入らなくてきつかった。決勝は準決勝よりもみんな打てて、少しは楽だったが、バントがうまくいかなくて、塁を進められなかった。MVPに選ばれて少しびっくりしました」と話した。
主将でエースの諸橋選手は「きょうはピッチングはまあまあだったが、バッティングは1本もヒットが打てなかったので残念でした。(相模台小山の)ピッチャーは球も速くなり、コントロールも良くなっていた。相手の守備も良くて、いい試合になったのかな、と思います。春に続いて今年は二冠なのでうれしいです。1年生からソフトをやってきて、6年生で優勝が多くなって、良かったと思う」と話した。
矢野諒太監督は「昨日の準々決勝も延長、きょうの準決勝もタイブレークで7回まで。喜び以上にものすごく精神的に疲れました。6年生が3人しかいないなか、よくやったと思います。きょうは、ピッチャーが全然打たせなかったので、それに尽きる。昨日からの疲労もあって、本調子ではなかったと思いますが、3試合、よく持ったと思います。このチームはみんな自分の役割が分かっていると思うので、そこが大きい。連覇したチームも多くはないので、子どもたちがよくやってくれた、ということ以外にはないですね。よくがんばったと思います」と話した。
決勝トーナメントの結果、個人賞は次のとおり(敬称略)。
【準々決勝】
虹の街3ー2古ヶ崎
相模台3ー0小金ス
秋 山1ー0小金北
寿 3ー2金ヶ作
【準決勝】
相模台1ー0虹の街
秋 山1ー0 寿
【決勝】
秋 山2ー1相模台
【個人賞】
★優秀投手賞=諸橋日和(秋山子供会)、吉田龍ノ介(虹の街こども会)、浦田海惺(小金スマイリーズ)、芳賀晧成(寿ソフトボール)
★ホームラン王賞=山本拓実(竜房台子ども会・1本)、矢﨑梛(金ヶ作こども会・2本)、木村颯斗(小金北・2本)、塩川玲空翔(相模台小山ソフトボール・2本)
★得点王賞=大楽春行(古ヶ崎SKソフトボール・9点)、武藤慎之助(虹の街こども会・10点)、木村颯斗(小金北・6点)、山田寛也(寿ソフトボール・5点)
★努力賞=宮澤李花(松ヶ丘ライズ)、関愛向(稔台子ども会)、志村怜央渚(北松戸風の子こども会)、江原朱音(和名ヶ谷キャニオンスターズ)、富田千優(小金スマイリーズ)、谷口真優(同)、三雲琉花(ドリームズ)、篠﨑朱里(六実ひまわり子供会)、阿曽春音(寿ソフトボール)
☆敢闘賞=塩川玲空翔(相模台小山ソフトボール)
☆MVP賞=石井蓮太朗(秋山子供会)【戸田 照朗】