わたしのページ(読者投稿)
2024年9月22日

季節は夏から読書の秋へ!
 9月になっても、まだまだ暑い日が続いているが、空には、うろこ雲やひつじ雲、すじ雲が広がり、夏の終わりを告げるツクツクボウシが命いっぱい鳴き、陽が落ちると、コオロギやスズムシなど秋の虫の大合唱が心地よく響く。季節は夏から秋へ刻一刻と移ろいでいく。
 秋といえば、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋といろいろあるが、私はやっぱり読書の秋。涼しい夜風にあたりながらの読書は特別な時間である。
 いろいろな種類の本を読むが、最近は図鑑にはまっている。図鑑の良いところは、知識が増える、知的好奇心が高まるなど色々あるが、知りたかったことの他に、思いもよらない情報が手に入ったりするところが面白い。
 そして、なんといっても子どもから大人までみんなが楽しめるのがいい。美しい写真や愛に溢れるイラストが満載の図鑑も多く、眺めるだけでも十分楽しい。なので、文字が読めない幼子だけでなく、夕刻、目が疲れて文字を読むのが辛い人にも、もってこいなのだ。
 日本には本当にさまざまな種類の図鑑がある。よく見かける動物、昆虫、恐竜、植物、天気、宇宙図鑑に、乗り物、機械、科学、人体、毒、菌、鉱物、化石、細胞、色、ことば、防災、失敗、大ピンチ、絶滅どうぶつ、こびと、妖怪、UMA(未確認生物)、ドラゴン図鑑なんてものまである。
 まだまだ他にもいっぱいある。どれもこれも興味深い。(くも)

わたしが考える「熱島改造論」
 かつて、田中角栄元首相の「列島改造論」が世を賑わした。私もこの論にあやかり、猛暑、酷暑の日本列島を改造する「熱島改造論」をぶち上げる。
 まず、日照権は守られるが、風量権は守られていない。東京等の超高層ビルにより、海風は遮られ、都市高温の原因となっていると私は考える。そこで、風の道を確保する法律を制定する。このことにより都市高温を少しでも低くする。
 山梨県などの盆地の高温については、風を呼び込む巨大なトンネルを掘削する。
 この他、①脱炭素、自然エネルギー活用をさらに大胆に推進する。②都市に水辺や森、林のある公園を増やす。③建物建材は、熱を吸収し、溜め込まない、反射しないものとする。④エアコンは水冷式にする。⑤EV自動車の普及。⑥雨水の活用、道路などへの散水。⑦水を吸収し、呼吸する道路に改善する。⑧高温を避ける休憩シェルターの設置。⑨街の要所要所に日陰付き水道付きベンチの設置。⑩高温対策改善費用の助成制度を作る。
 以上が、私の「熱島改造論」である。暑い暑いと手をこまねいていないで、一度でも下げる街作りを推進しなければならない。
 猛暑酷暑、熱帯夜の日々、私は、こんな妄想の夢を見たのである。ああ、暑すぎる!(稔台・雑草愚人 67)

人の情けにあたたかい気持ちに
 米が昨年度の気候条件などで原料不足、品薄となり、日頃利用しているスーパー3店舗から購入できなくなる事態となりました。今が一番食べ盛りで、弁当が必須の野球部の息子もおり、我が家はてんてこ舞いに。
 その時、ふと日頃お世話になっている知人男性の顔がひらめき、事情を説明することに。察した彼は「知り合いの農家からもらったお米があるので届けます」。
 翌日、お米と一緒に、彼が畑で自家栽培したオクラ、ししとう、ピーマンなどの採りたての美味しそうな無農薬野菜をいただきました。
 とてもうれしかったのですが、彼の家にもご迷惑だったのではと、我が身を顧みました。ですが、「また来月も困ったらお譲りしますよ」と。人の情けに触れて、あたたかい気持ちになりました。
 近隣で見守ってくださる方々の存在は必要であり、大切にしたいと存じます。(岩瀬・ドライフラワー 50)

食事中のヘビを観察、録画
 最近、日中は暑いので夜に外へ出ることが多い。そしてある日、食事中のヘビを見つけた。
 とぐろを巻いたヘビだとか、獲物を丸飲みして胴の太くなったヘビだとか、某教育番組や教科書で見かけたことはあったのだが、今まさにその時を目撃することはあまりないだろう。
 実は発見したのは娘で、「やだ、もう変なもの見つけないでよ。ここに近寄れなくなるじゃない」と私は言っていたのだが、結局最後まで観察してしまった。録画もしてしまった。
 食事の時間は10分ほどだっただろうか。食事後はすぐには動けないというが、とても急いで草むらへ帰って行った。今、自分が弱肉強食を体現していたのだから仕方のないことだろう。
 さようならヘビさん、さようならねずみさん。(匿名希望)

今さらながら自由研究キットを
 大型スーパーの文房具売場を見ていると、子ども用の自由研究キットのコーナーに目がとまった。
 いくつか手に取って眺めてみた。私が小・中学生の頃は、こんな親切な補助教材はなかったと思う。読書感想文のつぎに頭を悩ます理科の自由研究がどれだけ助かったことか。今さらながらちょっと作ってみようか、という気持ちになった。
 凍らせたペットボトルを使う「ダンボールクーラー」というのを買ってみた。はさみものりも不要だという。
 外出もままならない暑い日に取りかかり、30分くらいで完成した。期待感とちょっとのあてはずれ感でスイッチをオンにした。机に座った姿勢の手元と首元は確かに涼しく感じた。ただ、使ってみてわかった難点があった。
 小さいモーターだがかなりの音がする。BGMを流しながら読書の時に使おうと思っていたのにあてがはずれてしまった。
 手持ち無沙汰の時にスイッチをオンにしてみたりして夏休みを懐かしんでいる。(小金きよしヶ丘・シゲ美 52)

災害備蓄の見直しの良い機会に
 お米が品薄となり、スーパーの棚には本当にお米が無くて、パックごはんがたくさん並んでいた。
 パンや麺類も好きなので、そこまで焦りはしないのかと思っていたが、やはり白い炊きたてのごはんが愛おしい。
 今まで買ったことがなかったパックごはんを買ってみた。レンジでチンするとホカホカごはんが良い香りだ。味も美味しい。日持ちもするので災害用にも活躍する。
 新米が出る頃にはきっと品薄も解消すると思うけれど、普段当たり前のように手に入るお米の有難味を感じ、災害備蓄の見直しも出来た良い機会となった。(さーちゃん)

スカイツリー建設秘話に涙
 病室でのテレビで心に残った番組は何かと、肺炎にて入院をし、テレビ生活に鍛えられている友に聞いてみた。友の答えは何かと期待すると、驚くことに同じだった。
 NHK新プロジェクトX「東京スカイツリー 天空の大工事~世界一の電波塔に挑む~」。あの美しくそびえる鉄骨のかたまりのスカイツリーの姿の中には見逃してはならない未曾有の難工事を成し遂げた、のべ58万人の人々の誇りが刻まれている。そして、鳶職の方たちのプライド、苦労、度胸、努力があったと、ありのままに語る朴訥な鳶職の方の姿は、本当に魅力にあふれて引き込まれ、60年来の友は、3・11の大地震の内幕のすごさに手を握り、今でもこみ上げてくるものがあると言っている。
 中島みゆきの歌も心に染み入り、友との電話は長く長くなり、スカイツリーを見に行きたいけど秋には行かれるかしらと涙声の友は、とびきりの東京の空を見てみたいと言っている。(こいぬ)

素晴らしい作品との出会い感謝
 先日、読売新聞に載っていた「草乃しずか 日本刺繍展」を見に、友人と二人で日本橋髙島屋に行きました。友人はテレビで作品展のことを知ったそうです。
 早い時間に行ったのですが、ほとんど女性で大勢の方が来場していました。作品展は思っていた以上に見応えがあり、二人で来てよかったねと話し合いました。
 日本刺しゅうの細やかさだけでなく、着物だけでもなく、いろいろな素材に刺しゅうが施されていました(例えば、掛け軸、ドレス、タキシードなど)。1月から12月まで、小物に刺しゅうをして四季折々の行事を表している展示も。大河ドラマ「光る君へ」の登場人物のイメージにあった着物に施した刺しゅうは圧巻でした。
 入り口に先生の写真とメッセージが添えられており、花、植物、動物、地球環境のこと、平和への祈りについて書かれてありました。先生の凛とした姿勢に頭が下がる思いでした。
 これからも、このような作品に出会えるためにも体を大切にしようと思いました。(五香・ききょう)

杉本洋子さんの作品

お月さん(高塚新田)

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