念願の金メダルへ
車いすラグビー羽賀選手が市長を表敬
8月28日から9月8日までフランス・パリで開催される、「パリ2024パラリンピック競技大会(車いすラグビー)」に出場する松戸市出身の羽賀理之(はがまさゆき)選手が19日、本郷谷健次市長を表敬訪問した。羽賀選手のパラリンピック出場は、2016年リオ大会から3大会連続出場となる。
羽賀選手は1984年11月生まれの39歳。 松戸市立第三中学校、専修大学松戸高校を卒業。現在はペプチドリーム株式会社に所属している。
主な成績は、リオ2016パラリンピック銅メダル、東京2020パラリンピック銅メダル、2022年WWR車いすラグビー世界選手権3位、2023年ワールド車いすラグビーアジア・アセアニアチャンピオンシップ優勝、2023年International Wheelchair Rugby Cup Paris2023で3位、2024年CANADA CUP2024優勝など。
羽賀選手は高校時代は野球部で外野を守っていた。高校卒業後バイク事故で頸椎を損傷した。
「車いすラグビーが人生を変えてくれた。また人生を動かすために金メダルをとりたい。いい仲間に出会え、みなさんに応援していただける環境もできた。車いすラグビーに感謝しているし、みなさんに感謝しています。(最近は母校の専松が甲子園に出ていて)春と夏、毎年楽しみにしています。前回は専松の後輩たちも甲子園に行って、その勢いのまま、僕も東京パラに臨めたので、熱量をもらってがんばれるモチベーションになっています。野球部での練習や部活動の経験が車いすラグビーをやる礎(いしずえ)になっています。野球部の友達もLINEグループでメッセージをくれます。メダルを取って帰ってきたら祝勝会をやってくれると思うので、それを楽しみにがんばりたい。2大会連続で銅メダルをとってきているチームで、その選手たちもほとんど残っていて、今が一番強い。油断せずにしっかり勝ち切り、金メダルをとれるチームだと思います。初戦の入りと、2日目のアメリカ戦が大事。これに勝つと準々決勝がほぼ決まる。3回目のパラリンピックで2回銅メダルをとっていますが、準決勝で悔しい思いをしてきているので、今回は悔しい思いを一回もせずに金メダルをとって、みなさんに報告できるようにがんばりたい」と話した。
【戸田 照朗】