麻雀に挑戦してみてはいかが?(読者投稿)
徒歩で20分程、買い物をしながら散歩をしていると「奥様」と書かれた表示が目に入って足を止めた。そこは「奥様健康麻雀教室」だった。わたしは「近くにゲームをする会があったらいいなァ」と探していたところだったので、早速見学がてらお邪魔した。
牌を握るのは10年振り。わたしは紛れもない高齢者なので、10年間のブランクはこたえた。すっかり忘れていて、会長さんのご指導のもと思い出しながらお仲間に入れていただいた。
始めてから、うっかりして「つりテン」をしてしまう。健忘症になっていた。恥をかく。しかし麻雀は、病気をしたりして遠のいていたのにやはり楽しいゲームだ。「満貫」をあがったとき、「ウラドラ」が乗ったとき、その醍醐味は格別。安い手であっても「ウラドラ」が乗れば「満貫」になり、予測力と予測から大きくはずれると思いもよらない手になる。ワクワクしたり、ヘコんだり、時を忘れて夢中になれる。
せっかく見つけた教室だったが、事情があって午後の時間に2日間しか行かれなかったが、とても楽しいひとときを過ごした。
麻雀は、頭と指先を使うことでお医者さんが「高齢者にオススメ」と言って下さっている。わたしの知人で80歳近くなって覚えたという人がいる。「こんな楽しいもの、絶対にやめない」と本人は言っているが、その意欲にわたしはただただ敬服した。老いてもなお好奇心は大切と、その人から学ばせてもらった。年齢にこだわらず楽しむことができるゲームには不思議な魅力を感じる。
その上、麻雀は地域の方々との仲間作りを兼ね、ひきこもり防止に役立つこと間違いないと思う。みなさん、挑戦してみてはいかがでしょうか。
(小金原・小倉芳子)