人に注意するのは難しい…(読者投稿)

 人に注意するというのはむずかしいものです。職場でも上司という立場にあれば注意しやすいということはありますが、年齢が上だというだけでは「あなたに言われる必要はない」と反発され、こちらが怖気づいてしまったことがありました。
 先日来2回続けてどうかと思うことがあり、もんもんとしてしまいました。両方とも、昼間の比較的すいている電車内での出来事でした。
 山手線の外回り電車に乗ってきた70歳くらいの男性が、自分が座席に座った途端、リードをつけた小犬を電車内に離したのです。リードは2~2・5メートルくらいなので遠くには行けませんでしたが、立っている人もいるのに犬は間をウロウロ。わたしも2、3駅先で降りたのでその後はわかりませんが、男の人たちも大勢乗っていたのに誰も注意しませんでした。
 みんなやさしいのかなーっと思っていたら、つぎは常磐線で平日の2時ごろに乗車したら、南千住辺りから乗った人がタバコを吸い出したのです。最初は駅での喫煙所の側で、電車のドアが開いて煙が入ったのかと思っていたら、斜め向かい側の人が堂々とタバコを吸っているんです。見てるこちらがドキドキしてしまい、目が合ってしまったのもこわくなって、隣の車両に移ってしまいましたが、注意できなかった自分も情けないと思い、せめてと松戸駅に着いた折、駅員さんに「上野何時発~行の電車内でタバコを吸っている人がいたけれど注意できませんでした」と話したら、駅員さんは「注意なんてしない方がいいですよ。ケガしてもつまらないから」との返事。
 やはり、さわらぬ神にたたりなしかと考えさせられる出来事でした。
 (みみちゃん 68)

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