パラ卓球・竹守彪選手に出場権
8月28日から9月8日まで、フランスで開催される「パリ2024パラリンピック競技大会卓球競技(クラス11/知的障がい)」に向け、松戸市出身の竹守彪(たけもりたけし)選手が出場権を獲得し、7月2日に本郷谷健次市長を表敬訪問した。竹守選手のパラリンピック出場は、2016年パラリンピックから3大会連続。
竹守選手は1993年10月10日生まれ。新松戸北小学校、栗ケ沢中学校卒業。市内の卓球クラブTOMAXに所属している。
主な成績は、2014年仁川アジアパラリンピック競技大会男子シングルス優勝、2021年東京2020パラリンピック競技大会男子シングルス5位、2022年世界パラ卓球選手権大会2022男子シングルス5位、男子ダブルス準優勝、2023年杭州アジアパラ競技大会卓球競技男子シングルス準優勝など。
竹守選手は、タイで行われた最終予選の大会で優勝し、世界で10人しか出られない出場権を手にした。一時期は世界ランキング4位だったが、最近は9位と調子を落としていた。「最終予選まではメンタル的にもきつかった。最終予選では、何も考えずに行こうと思ったことが奏功し、今まで勝ったことがない選手にも勝つことができた。優勝した時には大泣きしてしまった。3大会連続で出場できたことには自分でもびっくりした。日本人では初めてだと思う」と話した。
竹守選手が卓球を始めたのは中学校1年生の時。特別支援学級の担任だった先生が卓球部の顧問だったことがきっかけ。2年生から、TOMAXに所属している。
東京大会ではあと一歩のところでメダルを逃した。パリでは、金メダルを目指すという。【戸田 照朗】