松戸憲法記念日の集い
浜矩子さん講演会
5月3日 松戸市民会館

 2024年松戸憲法記念日の集い「浜矩子(はまのりこ)さん講演会」(松戸市、松戸市教育委員会、松戸よみうり新聞社ほか後援)が5月3日、午後1時から松戸市民会館ホールで開催される。参加費は19歳以上500円(資料代)。18歳以下は無料。
 実行委員会では、「アジア・太平洋戦争が終結し78年が経った今、『新しい戦前』を危惧する声が聞こえてきます。満州事変から15年にわたる戦争で日本国民300万人以上、アジア・太平洋地域各国2000万人以上が犠牲となりました。戦後日本は、こうした惨禍を再び繰り返してはならないと誓って歩み始めました。ところが、昨今多くの方々が自身の戦争体験や政治の動きから『戦争が近づきつつある』と危機感を募らせています。防衛費GDP比2%への増額、防衛力の強化などの動きがあるからです。今求められているのは『戦争の準備』ではなく、憲法前文に記されているように、『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにする』こと、『平和の準備』こそが求められているのです。2023年の広島・長崎平和祈念式典では、両市の市長は共に『平和宣言』の中で、『核抑止力』論を真っ向から批判し、『世界で唯一の被爆国日本であるからこそ、【核兵器禁止条約】に一日も早く批准を』と呼び掛けています。このような願いを一日も早く実現させるように、私たちも松戸の地からさらにもう一歩を踏み出したいと思います。今回お招きする浜矩子さんは、安倍政権時代の経済政策「アベノミクス」を舌鋒鋭く揶揄し、根本的に酷評してきた方です。その後の歴代政権についても様々な角度から意見を述べております。世界も日本も混沌とした状況の中、歯切れのよい浜矩子節を聞き、これからの日本のあるべき姿をご一緒に考えてみませんか」と参加を呼び掛けている。
 浜矩子さんは、1952年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。三菱総研経済調査部長等を経て同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専門は国際経済学。金融審議会国税審査会メンバー。安全保障関連法に反対する学者の会呼びかけ人。著書に『浜矩子の歴史に学ぶ経済集中講義』(集英社)、『「共に生きる」ための経済学』(平凡社新社)、『民主主義をあきらめない』(岩波ブックレット)など多数。
 ※コロナ対策のため、発熱、体調不良の方は参加をご遠慮ください。当日は家庭で検温の上来場し、必ずマスクを着用ください。
 問い合わせは、☎090・3103・1006榎本博次さんまで。

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