目標は「日本代表」
スポーツクライミング 岡部朱里さん 姉帶沙柚さん
スポーツクライミングの大会で優秀な成績を残した、千葉県山岳・スポーツクライミング協会所属の岡部朱里(おかべあかり)さん(新松戸南中3年)と姉帶沙柚(あねたいさゆ)さん(小金南中3年)が17日、本郷谷健次市長を訪ね、大会での結果や今後の目標などを伝えた。
2021年の東京五輪で初めて正式競技として実施され、今年のパリ五輪、その次のロサンゼルス五輪でも正式競技に決まっているスポーツクライミング。登る速さを競う「スピード」、制限時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダー」、壁のどの地点まで登れるかを競う「リード」の3つの種目があり、このうち岡部さんは2月に佐賀県で開催された「スピード」の大会で優勝、姉帶さんは3月に埼玉県で行われた「ボルダー」の大会で優勝を果たした。いずれの大会も国内最高峰または最上位に位置づけられる大会だ。
大会での結果について、岡部さんが「(優勝できて)うれしかった。調子がよく自信があった」、姉帶さんも「当日すごく調子がよくて、いい登りができた」と話すと、本郷谷市長からは激励の言葉が述べられた。また、市内に十分な練習できる施設がないことから「3種目できる施設が欲しい」と市長に要望が伝えられた。
二人は将来の目標を「日本代表」と口を揃える。姉帶さんは「まだまだ強い選手がいっぱいいる。まずは、つぎのユースの大会で決勝に残れるように頑張りたい」、岡部さんは「スピードだけでなく3種目で日本代表になりたい」と話していた。【竹中 景太】