投手転向から１年でプロへ
千葉ロッテ４位指名　早坂響選手が表敬

　１０月２６日に行われたプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから４位指名を受け、１１月１７日に同球団との入団契約に合意した松戸市出身の早坂響（はやさかおと）投手（幕張総合高校３年）が１１月２９日、本郷谷健次市長を表敬訪問した。
　早坂投手は、東部小学校２年時に高塚新田ラークスで野球を始め、第五中学校時代は捕手、松戸市選抜には一塁手として選出された。幕張総合高校２年時に強肩を買われ捕手から投手に転向。今年の全国高等学校野球選手権（夏の甲子園）千葉大会はベスト１６まで進んだ。身長１７６センチと野球選手としてはそれほど大きくはないが、最速１５１キロのストレートと１３０キロを超える高速スライダーを武器にしている。
　早坂投手は「勉強と野球、どっちもしっかりやりたいと思っていたので、そのバランスを見て、幕張総合を選びました。高校に入る時は、プロは全く考えていなかった。（柳田大輔）監督やトレーナーさんとの縁でここまでこれたと思っているので、周りの方々に感謝したい。自分のことをピッチャーとして見つけてくれたのが監督さんなので、ありがたいと思います。ピッチャーを始めたころから、監督さんにはプロを目指せと言われていた。ぼんやりとですが、意識しはじめました。春の大会が終わったあたりで、一気に注目していただいて、もう少し頑張れば行けるかもしれないと思いました。（夏の県予選は専大松戸に負けて終わった）自分の中では、高校野球をやりきったという気持ち。専大松戸が夏の甲子園にも行ってくれて、悔しかったが、負けたのが専大松戸で良かったという気持ちでした。見ている人がワクワクしたり、野球ってすごいな、と思ってくれるような選手になりたい。小学校の時はマリーンズのファンクラブに入っていました。マリーンズは応援とか、ファンとの一体感がすごいと思う。（松戸市出身の）涌井秀章投手（中日ドラゴンズ）が自分がロッテを好きになった時にエースとして活躍されていた。自分もチームを勝たせられるように頑張りたいと思っています」と話した。【戸田　照朗】