松戸自主夜間中学40周年 前川喜平氏迎え公開授業
10月1日 市民会館 参加者募集

 松戸自主夜間中学開講40周年記念特別公開授業が10月1日午後2時から6時まで市民会館ホールで開催される。講師は元文部科学事務次官の前川喜平氏。前川氏は、夜間中学への思い入れが深く、森友・加計学園問題や旧統一教会の問題などについても話される予定。当日は、夜間中学をテーマにしたドキュメンタリー映画「こんばんはⅡ」も上映される。参加費は500円(資料代)。18歳以下無料。
 松戸自主夜間中学校は1983年8月に開講。ボランティアの手により、勤労会館で火・金曜の午後6時から9時まで開講され、のべ3500回、3000人以上が学んできた。生徒は戦争や貧困で教育が受けられなかった人、在日外国人、中国残留孤児帰国者の家族、不登校経験者、障がい者など。
 運営する「松戸市に夜間中学校をつくる市民の会」は、松戸市に公立夜間中学の設置を長年働きかけてきたが、2019年に市立第一中学校みらい分校が開校。その後も自主夜中の運営を続け、近隣市での夜間中学開校に力を入れている。
 車椅子席、保育希望の方は、9月25日ごろまでに、☎090・6542・3861荒木さんまで。コロナ対策のため、自宅で検温、体調不良者は遠慮を。来場者はマスク着用。

松戸自主夜間中学校開講3000回記念授業で講演する前川喜平氏(2017年10月17日)

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