わたしのページ(読者投稿)
2023年3月26日

買い物難民に移動スーパー
 近所を歩いていると、普段見かけない車が停まっていた。何人かいたので、近づいて見てみると、移動スーパー(販売)の車であった。注文したものを届けてくる宅配サービスのトラックはよく見かけるが、小型のスーパーのような販売車は見たことがなかったので、少しビックリした。
 テレビの中で買い物難民(買い物弱者)のことは聞いたことはあるが、この辺はスーパーやコンビニも多いので、買い物難民はいないだろうと勝手に思っていた。
 家に帰ってネットで移動スーパーについて調べてみると、電話でお願いすれば自宅の前に来てくれ、前もって頼めば、商品の注文も出来るとあった。商品はスーパーで買うより多少高くはなってしまうが、タクシーなどでスーパーに行くよりは経済的だろう。気を遣って送迎してもらうのがしんどいと感じている人や、買い物のためにまだ車の運転をしているが、高齢のためもう止めたいと思っている人なども利用しているという。
 よく考えてみると、近くにコンビニしかないと、魚などの生鮮食品は買えない。ネットスーパーや食材宅配サービスもたくさんあるが、高齢者にはハードルが高いだろう。なにより、商品を自分の目で見て、手に取って、買おうか迷ったり考えたり、おしゃべりして、選んで、支払いをするというのは楽しい。
 世の中には色々な事情を抱えている人がいて、身近なスーパーに行けない人もいるんだと、あらためて知った。ご近所さんで助け合うことも減ってしまった昨今だが、それに代わる新しいサービスがあるというのはありがたい。
 買い物難民、デジタル難民、介護難民など、弱者にも優しい社会になってくれることを願う。(ふんわり)

新聞を広げ見る至福のひととき
 雨の日の寒い朝、コタツに入り大好きなショパンのCDを聴きながら新聞を読む。
 32ページもある新聞を丁寧に読み進み、食後のお茶も冷めてしまっている。
 今朝のお気に入りは「教師は人間を作る最高の職業」と「声だしトレーニング」。声を出して読み、感想を呟く。そして編集手帳を読み返して、左下に小さくある年月日を確認する。
 ひとつ大きく呼吸をし心ゆくまで新聞を広げ見る至福のひととき。ショパンの雨だれがしみる。(こいぬ)

自粛していた桜まつり再開
 3月4日と5日の両日、コロナ禍以降、自粛していた坂川付近の河津桜まつりが再開されたことをうれしく思います。
 それまでの失われていた活気を取り戻すように、出店は賑わい、桜の前で写真を撮る人、幸せそうな人々が行き交うのを拝見しました。
 桜まつりの素晴らしさ、情緒溢れる華々しさを感じながら、母と甘酒をいただきました。(岩瀬・春の出来事 48)

この3年、我が家も大変でした
 コロナ対策でのマスクの使用は3月13日から個人の判断に任され、また5月8日からはコロナは5類に分類されることになりました。まだまだ不安はありますが、とりあえず新たな生活スタイルに変わることと思います。
 この3年の間、わが家も本当に大変でした。
 令和2年の2月、まだコロナがまん延してない頃、わたしの弟が心筋梗塞で亡くなり、同じ年の11月に夫の弟が癌のため亡くなりました。今年に入り、この3月初めには病気がちだった兄も逝ってしまい、お別れが出来たことくらいが救いでした。
 そして、集まるのを控えていた子どもたちの家族も、昨年はコロナの洗礼を受け、長男は単身赴任中に一人で療養をし、夏頃には次男の息子が通っていた保育園は一時閉鎖となり、妊娠中だった奥さんも含め3人とも家を一歩も出ず過ごすことに。冬休み直前には長女の家族まで、小学生2人も含め4人揃って枕を並べたとのこと。
 3年ぶりの四家族揃ってのお正月の食事会もキャンセルし、お年玉とお節を受け取りに来ました。
 幸いなことに誰も後遺症は残らず、1月には次男のところに女児も誕生してスクスクと育っています。この3年間に男児(2歳)ともうすぐ2か月を迎える二人を授かりました。
 じじばばは、来年職場復帰を目指しているママさんや次男の少しでも役にたちたいと、最近の育児をテレビで見たり体力確保のため運動に勤しんでいるこの頃です。
 (根本・さほちゃんバーバ 73)

動けるうちに断捨離しよう
 1年前に父が亡くなりました。元々、整理整頓する人でしたがそれでも処分する物がたくさん出ました。服やカバン、父愛用のボロボロのソファ、その他色々…。
 家具は粗大ゴミで引取りに来てもらい、他は地道に捨てていきましたが、松戸市はゴミの分類が細かく本当に大変でした。スマホ片手に調べながら仕分けしました。
 それでもアルバムだけは捨てられずに残っています。
 これから自分も動けなくなる前に、徐々に断捨離していこうと思いました。
(高塚新田・眠り猫)

駄菓子屋で見かけた瓶の名前は
 某駅近辺で昔ながらの駄菓子屋さんを見つけました。
 あの「透明で美しく大きなガラス瓶」(直径約40センチメートル)の中はお煎餅でした。実は以前から「この瓶の名前は何だろうか」と思っていたので、ググってみました。
 地球儀のように大きく丸く膨らんだ姿から、「地球瓶」とありました。
 大正・昭和のお煎餅屋さんや駄菓子屋さんの店頭には、大きな瓶が並んでいましたね。サイズも大小様々あり、種類によって使い分けられていました。球状の形は、子どもから見ても中のお菓子が見えやすく選びやすいし、またお店の番する人にも取り出しやすいので、日本中のお店で重宝されました。
 瓶の多くはガラス職人による手作りです。1つ1つ吹いて作っていたので、大きさ・形はそれぞれで『いい味』を出していましたね。今では瓶を作る職人さんも減り、 手に入れられる機会も限られているそうです。
 一方、取り出し口が斜めになっているのは、「猫瓶」と呼ばれています。蓋がナナメについているのが特長で、そう言えば猫のような形をしていました。
 故郷の駄菓子屋さんの、あのおばさん姉妹の顔が浮かんできました。
(駄菓子屋一番 79)

軍事侵攻から1年が経ちました
 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年。今でも終結する様子はありませんが、新聞でもいろいろと今のウクライナの現状を特集して報道しています。
 1月に、TOKYOFM主催で「FEELウクライナ」というイベントがあり、参加してきました。
 ウクライナより避難してきた女性のさまざまな話や文化の紹介、そしてナターシャ・グジーさんとおっしゃるバンドゥーラ奏者のミニライブ等がありました。
 最も自分の印象に残っているのは、かつての美しい街並や田園風景と、現状の180度違う光景の写真でした。本当に廃墟そのものにしか見えない状況です。
 戦争はやはり何もプラスにはならないと思います。ただ何の罪もない一般の人々を苦しめて、経済的にも衰退するだけだと思います。一日も早い停戦、終結を願います。
 また、ロシアの一般の人々にも現状をもっとはっきり知ってほしいと思います。
(二ツ木 A・W)

杉本洋子さんの作品

元気ママ(高塚新田)

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