タップダンス世界大会に出場
スウィンギータップダンススタジオ
スウィンギータップダンススタジオのアスリートクラスに所属する選手8人が、昨年11月23日から26日まで開催された、タップダンスの世界選手権「IDOワールドタップダンスチャンピオンシップ」(クロアチア・ベリカゴリツァ)にグループとして初出場した。
アジア予選として昨年6月に行われた「IDO Asia Dance Festival オンラインコンペティション」でチルドレン部門の齋藤榮梨馨選手、アダルト部門の尾崎美月選手、与都
(よいつ)千晴選手が優勝。アダルトトリオのグループで3位を獲得した。
世界大会のチルドレン部門には齋藤榮梨馨選手(小5)、東怜史選手(小3)、遠藤光莉選手(小2)が出場。アダルト部門には、与都千晴選手、尾崎美月選手、後藤万侑里選手、与都悟選手、藤田茉優選手が出場した。
結果は、ソロ(齋藤榮梨馨選手)が17位、チルドレントリオ(齋藤・遠藤・東選手)が16位、アダルトトリオ(尾崎・与都千晴・与都悟選手)が8位、アダルトグループ(尾崎・与都千晴・与都悟・後藤・藤田選手)が11位、アダルトデュオ(尾崎・与都悟選手)が13位、アダルトデュオ(与都千晴・後藤選手)が25位、ソロ(尾崎美月選手)が17位だった。
同スタジオでインストラクターを務めている尾﨑選手は、「ヨーロッパで最初に広まった大会なので、ヨーロッパ勢は勝ち方を知っている上、見栄えのする大きな体格をしている。6位以内入賞を目指してきたが、今回、トリオが8位に入ったので、ちょっと近づいてきたかな、という実感はあります」と話す。
同スタジオは2012年、松戸市でタップダンス専門スタジオとしてスタート。与都明子さんが代表を務めている。柏、流山おおたかの森、亀有にもクラスがあり、子どもから高齢者まで、全体で100人の生徒が通う。
尾崎選手は、「家庭と会社・学校のほかに、スタジオが自分の好きなことを全うできる第3の居場所になって欲しい。競技として目指す人もいれば、趣味として楽しむという、いろんな目的の人がいていい。音を鳴らすことでコミュニケーションがとれるので、口下手な人や大人しい人でも、タップダンスを通じて仲良くできる。日本人に向いていると思います。競技者としては、入賞が目標。私たちが入賞することで、若い世代に夢を与えられるし、もっと注目もしてもらえると思う」と話していた。【戸田 照朗】