今年も素敵な地元の祭りでした(読者投稿)

稔台ふるさと祭り

 わたしが住んでいる稔台には、11の町会で組織された稔台連合町会があり、様々な活動をしている。中でも春の各町会対抗形式の運動会、夏の納涼盆踊り、秋のふるさと祭りは三大行事と呼ばれている。
 今年も10月7日・8日に稔台ふるさと祭りが開催された。みのり台駅からまっすぐの道
を歩行者天国にして、たくさんの模擬店や出店が並んだ。各町会の模擬店では、焼きそばや焼き鳥などが100円から販売。タコスにクレープ、こんにゃく、ワッフルなど多種多様。つきたてのお餅には長蛇の列が。商店会の各店も店の前に屋台を出し、美味しい匂いと威勢のよい呼び込みが響く。今年も両日大勢の来場者で賑わっていた。
 稔台ふるさと祭りは松戸まつりと同日に行われるのだが、開催日を変更することはない。
 戦後、稔台開村の際、神主を呼んで鍬入れ式が行われたのが昭和20年10月3日で、これが同祭りの起こりとなっている。毎年10月の第1土曜・日曜に行われるのは、そういう歴史的な意味があるからだ。
 鍬入れ式は、当時この地のシンボル的存在だった一本杉で行われた。一本杉があった場所は現在は稔台公園となっている。一本杉は昭和40年代に枯れてしまったが、今は新しく植樹された杉と記念碑が公園内に立っている。
 祭りの初日は、みのり神社の祭事で始まる。神主が神輿に御魂入れを行う。稔台には本社神輿、婦人神輿、子供神輿、曳き太鼓などがある。とても美しく、松戸市内では屈指の立派な神輿と言われている。
 これら神輿・山車などの祭典行事は稔台睦の会員の方が支えている。大人の神輿は土曜は夜に、日曜は昼間に巡行されるのだが、どちらも見ごたえがあり素晴らしかった。子どもの神輿は「ワッショイ! ワッショイ!」と元気よく、とても可愛らしかった。神輿を先導して練り歩く山車から流れる祭囃子の笛や太鼓の音色が祭りを一段と盛り上げてくれた。
 その他にも、稔台小学校・河原塚中学校のブラスバンド演奏、カラオケ大会、おはやし・獅子舞い、阿波踊り、かっぽれ、津軽三味線、みのり太鼓演奏、幼稚園児の合奏、ダンスなどがあり、みんな盛り上がっていた。
 今年も笑顔あふれる素敵な地元のお祭りに参加できたことを幸せに思う。お祭りを準備し作り上げてくれた皆さん、本当にお疲れさまでした。お祭りに参加してくれた皆さん、本当にありがとう。
(稔台・カピバラ)

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