六実ひまわりが初優勝
第93回市ジュニアソフトボール連盟大会

 市長旗争奪第93回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(竹内孝之会長・松戸よみうり新聞社後援)の決勝戦が10日、金ヶ作小学校グラウンドで行われ、六実ひまわり子供会が4-3で馬橋中央こども会を破り、初優勝を果たした。
 1回表、六実ひまわりは1アウト後、村瀬愛歩(まなほ)さん(6年)がセンターフェンス直撃の3ベースヒット。続く永澤響くん(同)はレフトフライに倒れたが、主将の高橋皓也くん(同)がライト・センター間に2塁打を打って、1点を先制。続く高橋陸くん(同)がセンター前にヒットを打って、さらに1点を追加した。
 2点を追う馬橋中央は2回裏、2者連続フォアボールと盗塁でノーアウト2、3塁のチャンスを作ると、梶本大智くん(5年)がバント。1塁でアウトとなったが、その間に3塁ランナーがホームに帰り、1点を返した。続く木暮大虎くん(同)の打席でキャッチャーがボールを弾く間にランナーがホームスチールして同点に追いついた。
 3回表、六実ひまわりは、先頭の村瀬さんがセンター前ヒット。盗塁と永澤くんのショートゴロの間に3塁まで進んだ。続く高橋皓也くんがセンターへ犠牲フライを打って、1点を勝ち越した。
 3回裏、馬橋中央は2四球などで、2アウト2、3塁に。田中輝星くん(5年)の打席で投球が乱れる間に、代走の佐藤遼空くん(4年)がホームを踏んで同点とした。
 最終回の5回表、六実ひまわりは、四球と盗塁、振り逃げで1アウト1、3塁のチャンス。馬橋中央は故意四球で満塁策をとった。三振で2アウトとした後、飯塚七香さん(6年)が押し出しのフォアボールを選んで1点を勝ち越した。
 その裏、六実ひまわりは、この試合で初めて馬橋中央を三者凡退に打ち取り、初優勝を手にした。
 先制につながる3塁打を含む2打数2安打1四球、3得点と活躍した村瀬さんがMVP賞を受賞。「MVPをとれたことも、初優勝したこともとてもうれしい」と話した。
 主将の高橋君も2打点の活躍。「(最終回に)1点が入った時に優勝できると思った。その裏の守りでは(キャッチャーなので)ボールを絶対に後ろにそらさないという気持ちで守った。初めての優勝でものすごくうれしい」と話した。
 長谷川豊監督は「予選からずっと苦しい試合を続けて勝ち上がってこれたので、その経験が決勝戦でも生きたと思います。子どもたちの粘り強さに感謝です。きょうの試合は最後の最後まで分からなかったので、負けかな? という気持ちが強かったですが、最後は勝ててよかったと思います。粘り強く守ってくれたのと、MVPをとった愛歩ちゃんを中心にバッティングが調子よかったので、そこが勝因かなと思います。(秋の大会に向けては)これで追われる立場に立ったので、恥ずかしくない試合ができるよう、また練習して頑張りたいと思います」と話した。
 6月26日に行われた3位・4位・5位グループ順位決定戦と7月3日と10日に行われた決勝トーナメントの結果、個人賞は以下の通り。
 〈3位グループ〉
あじさ4-2南花島
小金北7-4虹の街
小金北9-6あじさ
南花島9-2虹の街
 〈4位グループ〉
竜房台14-6さつき
和名谷8-5 寿 
竜房台16-3和名谷
さつき17-2 寿 
 〈5位グループ〉
ドリー10-0ゆうか
ドリー12-1金ヶ作
ゆうか6-1金ヶ作
 【決勝トーナメント】
 ★準々決勝
清志町9-3火の見
六実ひ5-0やなぎ
火の見2-1やなぎ
馬橋中12-1風の子
小金ス5-0三ヶ月
風の子5-2三ヶ月
 ★準決勝
六実ひ7-2清志町
馬橋中4-0小金ス
 ★決勝
六実ひ4-3馬橋中
 【個人賞(敬称略)】
 ☆優秀投手賞=日髙悠斗(やなぎフューチャーこども会)、山本健太(清志町子ども会)、平野煌己(三ヶ月こども会)、岩佐陽央(馬橋中央こども会)
 ☆ホームラン王賞=谷口晴飛(小金スマイリーズ・3本)、山本瑞葵(竜房台子ども会・1本)、古林蒼唯(南花島こども会・1本)、濱野泰冴(火の見下子ども会・2本)
 ☆得点王賞=谷口晴飛(小金スマイリーズ・7点)、山本瑞葵(竜房台子ども会・6点)、波止大知(北松戸風の子こども会・8点)、上坂來夢(火の見下子ども会・6点)
 ☆敢闘賞=岩佐陽央(馬橋中央こども会)
 ☆MVP賞=村瀬愛歩(六実ひまわり子供会)【戸田 照朗】

初優勝した六実ひまわり子供会

MVP賞の村瀬愛歩さん(六実ひまわり子供会)

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