わたしのページ(読者投稿)
2022年7月24日

八ヶ崎の移り変わり市場からSCへ
 1969年に開設された松戸市公設市場卸売市場北部市場(八ヶ崎)が大型ショッピングセンターに生まれ変わるという噂は、わたしが八ヶ崎に移り住んだ25年前から聞いていた。確かに松戸市内に公設市場が2つもあることが不思議だったし、当時から場内は昭和の香りが漂っていた。
 そのうち妻が北部市場にパート勤務するようになり、それもあって2~3年に1度は具体的な噂を聞いていた。
 決定打になったのは2011年3月11日の東日本大震災である。あちこち大きな亀裂が発生し、耐震化工事では到底間に合わないという。紆余曲折を経て、ついに2017年3月31日をもって北部市場は閉鎖した。
 それからわずか2年半後の2019年10月25日、テラスモール松戸は開業した。北部市場から引き継いだのは建物裏手にある3階建て立体駐車場だけで、あとは隣接するドラッグストアーにある「松戸市八ヶ崎地区の区画整理の記念碑」に昭和42年5月に公設市場の建設が決定されたことが記されているのみである。
 テラスモール松戸が気の毒だったのは、開業当初コロナの影響で客足が鈍っていたことである。人気スイーツ店には行列も見られたが、広い店内は基本的に閑散としていた。
 しかし、ここ1年は活気を帯びており、テラスモール松戸と国道6号線を結ぶけやき通りも広く明るくなり、国道6号線も2車線から3車線化して渋滞も緩和された。バスも整備され便利になった。夜も明るくなり、スーパーも23時まで開いている。妻は一時的に失職したけれど、新たなパートを見つけて元気に働いている。
 便利は不便ともいうが、松戸は「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国1位である。
 もっともっと松戸の発展と活性化に期待したい。(八ヶ崎・ちゃりん)

根本圭助先生を偲んで
 先生の訃報に接したのは新刊「昭和ノスタルジー」の贈呈本を頂いた時でした。お礼をと思い、案内をよく見ると訃報の文字にびっくりしました。
 先生とお会いしたのはわたしが某出版社を定年退社した頃、丁度「昭和ロマン館」開館の頃です。以前より根本先生の名前は存じていたので、ずうずうしく、何かお手伝い出来たらと思いロマン館を訪ねたのがきっかけでした。
 気軽に、親しく先生のお人柄に魅かれて昔のわたしの話をしたところ、ライバル同士だったことがわかりました。
 当時、テレビキャラクターの出版権をめぐって争奪戦のしのぎを削っていた時代です。先生とわたしがその渦中で争っていたことがわかり、奇跡のような出会いで話が盛り上がったことは言うまでもありません。
 先生の熱気あふれる話は多彩で昭和の生き字引のような方でした。わたしの青春時代を思い出させてくれた恩人でした。その同業がまさか根本先生で、それも松戸在住とは。何かのご縁があったのでしょうか。
 また、当時大人気の漫画家の手塚治虫やさいとうたかを、横山光輝の話で盛り上ったことも言うまでもありません。
 先生のご冥福を祈ります。(千駄堀・島田)

KDDIの通信障害に思うこと
 先日、KDDIさんの回線不能にて、連絡手段に不便を感じた方々がたくさんおられると察します。
 わたしの家族も同社の携帯を日々使っていて、会社、病院、知人などとつながらないと大変困っていました。たまたま家に固定電話があり、何とか連絡手段として利用して、被害は最小限にすみました。
 また、近くの公衆電話が利用されている姿を久しぶりに見ました。
 いつ今回のような事故がまた起きるかわかりません。常に多少の危機感をもち、今までほとんど使わなかったテレホンカードを財布の中に入れて万が一のときに重宝していきたいと思います。
 今回に限らず常に潜んでいる当たり前が当たり前にならない世の中の出来事、常に冷静に対応し日々気をつけて生活していきたいと思います。(胡録台・通話不能)

歯みがきの習慣化で病予防
 入院をしたのがきっかけで、三度の食事の後の「歯磨き」が習慣となりました。
 そして、このコロナ禍のなか、「口腔ケア」のことを学習したところ、歯磨きによる「高齢者特有の病予防」を知りました。
 口の中は、細菌など微生物がすみ易い場所だと言いますね。高齢者は浄化作用をもつ唾液の分泌量が減少しますから、尚更、注意が必要です。そこへ虫歯が加わると、更に衛生状態が悪化してしまいます。
 そして、一番怖いのは「誤嚥性肺炎」ですね。
 誤嚥性肺炎とは、飲み込みが悪いため誤って肺の方に食べ物や唾が入り込んでしまい、肺に炎症が起こることです。ケアは、しっかり「口を動かす」ことです。
 歯磨き、食事、会話、歌唱、舌やほほの運動、早口言葉、うがい等は、口の中の衛生状態や飲み込み機能を向上させます。
 その中の一つの歯磨きを、習慣になるように努力しましょう。その時間帯はラジオを聴いたり音楽を聴いて、楽しい時間に変えてみましょう。
 また認知症にも効果がある「おしゃべり」の始まりは、朝の挨拶からですね。
(歯磨き一番 78)

本は宝であり著作者からの言霊
 史上最速の梅雨明けの良く晴れた日、古いダンボール箱の本を全部出し、虫干しをした。
 中国歴史文学第一人者、宮城谷昌光著「孟嘗君一~五」の本があり、もう一度読もうとその場で正座をし、一巻の途中で足のしびれを感じる。10年前に読んだ同じ感動で、雨の日の楽しみにと本を閉じた。
 先日、長く読まない本は捨てるとテレビで見ましたが、とんでもない。ばあちゃんは中学生の頃、人生の正しいこと悪いことを文学から教えていただきました。
 本は宝であり著作者の言葉のもつ不思議な力、言霊です。
 過日、読売新聞の人生案内欄に作家、出久根達郎氏の「捨てることを美徳と考える風潮がありますが、捨てる前によくよく考える必要があります」との回答を拝読し、深く頷きました。
 ダンボールの中には福袋のように、黄ばんだ日記帳があったり、鉛筆で書いた手紙の下書きが南方熊楠の本に挟まれていたりと、遠い記憶がくすぐられ、下手な言い訳をしながら曝書の日を楽しみました。(こいぬ)

終の棲家選びは慎重に
 6月26日号の投稿で終の棲家を探してらっしゃったJ・Oさん、高級ではないマンション住まいのわたしのグチを聞いてください。
 最上階は冷暖房費が下の階と比べてかなりかかります。理由は、猛暑であたたまった天井や壁がなかなか冷めないためです。冬はその反対になります。
 遮るものがないため眺望は良いですが、強風の時(そんなに強くない時でも)洗濯物が飛ばされやすく、台風の時には雨風の吹き込みが激しいです。
 7階くらいがご希望とのことですが、エレベーターは地震や停電ですぐに止まります(故障や定期点検・修理などでも)。その時に階段で上り下りできる階がおすすめです。
 何だかお二人の夢を壊してしまうようなことばかりで申し訳ないのですが、同年代のわたしが「失敗したなあ」と思ったことを、お二人にはして欲しくなかったのです。
 おせっかいとは思いましたが、お役に立てればうれしいです。
(たんぽぽの綿毛より)

わたしのオススメ入眠方法
 睡眠の質を高める乳酸菌飲料が人気だと聞いて、やはり、不眠に悩む人は多いのだなと感じた。
 不眠症を改善するには、朝起きたら太陽の光を浴び、規則正しい食事と適度な運動を心がけることで睡眠リズムを整える。さらに、適温で入浴したり、寝る前に軽いストレッチをするといいなどと言われているが、眠れないときは眠れない。
 そんなとき、簡単で効果のある入眠方法がある。カナダの認知科学者が考案した「認知シャッフル睡眠法」というものだ(シャッフルとは順番をばらばらにして混ぜること)。
 人間の脳は、理論的に考えている時は、まだ寝てはいけないと判断する。そこで、何の脈絡もないイメージを連想することで、眠りのスイッチをいれてもOKと判断するようになる。
 やり方は、何でもいいので単語を1つ決めて、その単語の頭文字からはじまる単語を羅列する。単語を思い浮かべ、映像をイメージする。思いつかなくなったら次の文字へ。
 例えば、単語を「すいみん」に決めたら、1文字目の「す」から始まる単語を思い浮かべ、映像をイメージする。すし→寿司の映像→すいしゃ→水車の映像→すもう→相撲の映像というように続け、「す」のつく単語が思いつかなくなったら、続いて2文字目の「い」から始まる単語を思い浮かべ、映像をイメージする。これを続けていくと、いつの間にか眠りに落ちている。
 コツは、できるだけ何も考えず、脈絡のない単語とその映像を並べること。おためしあれ。    (くるみ)

過ぎ去りし夏休みの思い出
 もうすぐ子どもたちが待ちに待った夏休みになる。
 先日、ラジオで子どもの頃の日記に関わる話を聞き、自分の小学生の頃を思い出した。
 小学校も低学年だったと思う。夏休みには、毎日絵日記を書くのが宿題だった。絵も字も苦手なわたしは書くのを嫌がった。見かねたのだろうか、7つ上の姉が毎日書いてくれた。丁寧で、細かなことが好きな姉の書いてくれた絵日記を見るのは楽しかった。
 夏休みが終わり、宿題を持って登校したわたしは、姉が書いてくれた絵日記を提出した。先生は何も言わずに、「よい夏休みでしたね」と添い書きをして返してくださった。姉が書いてくれたことはわかっていたはずですが、そのことに先生は触れなかった。
 先生の名前は忘れてしまったが、中年の女先生だった。(忘れな草)

一日も早い復活を祈る
 毎朝すぐに目をやる習慣は、植田まさしさんの4コマ漫画「コボちゃん」を読むことです。
 毎回日替わりの内容でその日の出来事が漫画に描かれていて、いつも楽しみにみていますが、突然原作者の植田まさしさんの体調不良のため休載されてガッカリしています。
 連想ですが、田畑家(コボちゃんの苗字の家)の方々がお見舞いに行って、一日も早く復活されることを祈っています。田畑家にかかわらず読売新聞の愛読者の方々が待ち望んでいると思います。頑張れまさしさんとエールを送るのはわたしだけでなく、漫画をいつも楽しみにされている方々など多数いらっしゃると思います。
 早く復活し楽しい「コボちゃん」家族を楽しませてください。(胡録台・コボちゃん)

茂木美佐子さんの作品

スイカ君(高塚新田)

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