須﨑優衣選手に市民栄誉賞
「パリでも金獲りたい」
東京五輪レスリング女子フリースタイル50kg級で見事、金メダルを獲得した松戸市出身の須﨑優衣選手が20日、市役所を表敬訪問。金メダル獲得を報告するとともに「3年後のパリ五輪でも金メダルを獲りたい」と新たな目標を掲げた。また席上、その活躍をたたえ、須﨑選手に松戸市では8人目となる「松戸市民栄誉賞」が贈呈された。
東京五輪で須﨑選手は、全試合無失点・テクニカルフォール勝ちという圧倒的な強さで、金メダルを獲得した。五輪女子個人種目での金メダル獲得は松戸市のみならず、千葉県出身者としても初の快挙という。また開会式では日本選手団の旗手も務めた。
須﨑選手は「初めてのオリンピック。どうしたら勝てるのかと思い悩んだこともありましたが、これまで練習してきたことを思い出し、絶対に金メダルを獲るという強い気持ちで臨んだ。自分の攻めるレスリングを出せ、それが結果につながった」と大会を振り返り、新たに掲げたパリ五輪での金メダル獲得については「開催が決まった8年前からずっと、東京五輪での金メダルを目標に掲げてきた。金メダルを獲れれば満足するかな、と思っていたけれど獲得した瞬間、もっと強くなりたい、パリでも金メダルを獲りたい気持ちになった」と胸の内を明かした。
「名誉ある賞をいただいた。それにふさわしい、しっかりした人になりたい」。更なる活躍に期待したい。【竹中 景太】