パラリンピック聖火採火式
発明クラブが「松戸市の火」作成

松戸市少年少女発明クラブの松菱会長と児童

 パラリンピックの聖火の元となる「市町村の火」が18日、県内すべての市町村で採火された。
 「松戸市の火」を作成したのは、松戸市少年少女発明クラブ。前日の17日に「古式ひもぎり式」で火がおこされた。2人1組で1人が火きり棒を押さえ、もう1人が火きり棒に巻きつけた紐を両手で交互に引いて動かすことで摩擦により発火する。同会の松菱則嗣会長と5人の児童が参加した。
 松戸中央公園で行われた採火式では、松戸市の東京2020大会推進事業に協力している日本大学松戸歯学部の橋口泰一准教授(健康スポーツ科学)と、同大のスポーツに関する教養科目で障がい者スポーツについて学んでいる安附尚哉さん(6年)、伊藤暢祐さん(4年)、三浦智成さん(1年)が種火から点火棒に火を移した。
 「松戸市の火」は市原スポレクパークで行われた「集火式」で各市町村の火とともに「千葉県の火」となり、千葉ポートタワー前広場の点火セレモニー・出立式で開催都市である東京都に送り出された。
【戸田 照朗】

古式ひもぎり式の火おこし

種火を点火棒に移す日大松戸歯学部の学生

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