今月のラジオポワロ
ワクチンを打ったら、本当に安心?
ラジオポワロ第452回では、新型コロナウイルスワクチンを接種したら本当に安心できるのだろうか?についてお話ししています。
6月29日に丸川五輪担当大臣が「ワクチンを1回接種し、一次的な免疫をつけていただく」といった見当違いな発言をし批判を浴びましたが、ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンは2回接種することで十分な免疫効果が発揮されます。
そこでワクチンを2回接種すると、様々な煩わしいことから解放されるのか調べてみました。
厚生労働省のウェブサイトの新型コロナワクチンに関するQ&Aには、3週間の間隔をあけて2回接種するファイザー社製ワクチンで十分な発症予防効果が現れるのは、2回目の接種から7日後以降で、1回目の接種から2週間以内は、ワクチンを打っていないのと同じ状態ということです。モデルナ社製ワクチンも1回目の接種から4週間後に2回目を接種するが、十分な免疫ができるのはそれから2週間後とのことです。
ファイザー社製のワクチンの有効性は95%、モデルナ社製は94%と非常に高いものの、接種後すぐ効果が現れるわけではない!ということをしっかり認識し、気を緩めることなくマスクの着用・手洗い・消毒などの当たり前の感染対策を続ける必要がありそうです。
では、2回目の接種を終え一定期間が過ぎ、ワクチンの有効性が十分に発揮される時期がおとずれたら感染対策を緩めても良いのでしょうか?
実は2回目のワクチン接種を受けた後でも、新型コロナウイルスに感染する可能性はあるそうです。
ワクチン接種を済ませた人の中には、ウイルスに感染し比較的軽い風邪のような症状を見せる人もいますし、感染しても自覚症状が一切なく「サイレント・スプレッダー(無症状のままウイルスをまき散らす人)」になる人もいるそうで、アメリカの専門家は、ワクチン接種を済ませた人が感染力の強いインド変異型のデルタ株の感染を拡大させていることは疑いがないと述べています。
また、デルタ株にはワクチンの効果が若干弱まるという話もありますので、結論として、新型コロナウイルス感染症から自分の身を守ることも大事ですが、あわせて大切な人に感染させないためにも、ワクチン接種後も正しい感染対策と行動の自粛を今まで通りに継続して行くべきであると思いました。
今月の松戸よみうりの1面は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」で徳川昭武を演じる板垣李光人さんの記事が華やかに飾っていることと思います。ラジオポワロも戸定邸で行われたプレス取材に参加させていただきましたので、今回の画像は取材当日に撮影した板垣李光人さんを掲載させていただきます!
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(制作・寺田)